高校1年生

2017年4月22日 (土)

国民性の違いを感じたゲーム


またまた前回の記事から時間が空いてしまいました。

実は昨日、交換日記やブログが認知症防止にいいという特集記事を読み、「ブログ、全然書いてなかった!」と思い出したのでした。coldsweats01

さて、話は変わりますが、先日、娘が高校の国語の授業中にゲームをしたそうです。

先生が、

皆に、風船を一つずつ渡します。膨らませてくださいね~

そして、生徒全員が風船を膨らませると、先生が皆に言いました。

各自、その風船を3分間、割らないで持っていてください。
 割らなかった人には、キャンディーをあげますよ!happy01


娘からその話を聞いた私は、聞きました。

風が強かったの?
ううん。普通の教室の中よ。

普通の風船じゃなくて、割れやすい風船だったの?
普通の風船よ。

普通の風船を3分間持っているだけ??
何か問題でも??wobbly

ところが、
先生からキャンディーをもらえた生徒、つまり3分間、風船を割らずに持てた生徒は、たった5人でした。

いったい何が起きたのかというと。。。

一人の生徒が突然、ボールペンやシャーペンを取り出し、他の生徒に向かっていき、風船を割り出したそうです。

そうなると、別の生徒たちも突然、凶暴になり、他の生徒の風船を割ろうと向かっていき、教室中が戦いの場と化したそうです。

一人の生徒が、

どうしてそんな事をするの?
 皆が3分間だけ大人しく風船を持っていれば、全員、キャンディーがもらえるのに!!sad


と、生徒たちを止めようとしました。
でも、暴徒と化した皆を止めることはできませんでした。

3分間、風船を割られなかった生徒は、
「180cm以上の長身の生徒」
「机の上に上って、風船を高く掲げていた生徒」
「風船をセーターにくるんだ生徒」
だけでした。coldsweats02

風船をセーターにくるんだ生徒は、「さすがにセーターを切っては悪いな」と良心を持った生徒たちに襲われなかったそうです。

先生は、「
今まで、何十年もたくさんのクラスでこのゲームをしてきたけれど、どのクラスも、お互い、襲い合って同じような状況になったのよ。ただ、一クラスだけ、全員、風船を割らなかったクラスがあったけれどね。

と話してくれたそうです。そして、先述の、「
全員が3分間だけ大人しく風船を持っていれば全員、キャンディーがもらえる」という提案をした生徒に、

皆に そういう正論を言う人は、真っ先に殺されることが多いのよ。

と言ったそうです。

これから教材にする本の中で、似たような現象が起きるということで、全員に体験させたゲームでした。

その本は、Lord of the Flies

Lord of the Flies     Lord of the Flies






(左が英語版。右は日本語版です。)

無人島に漂着した少年たちのお話です。

私や娘は映画を見たことがあったので、暴徒化した生徒たちも、意見を言った生徒も、それぞれ小説の中で誰に相当するのか納得でした。
この本だけでは、「こんなこと、起きるはずがない。」と思ってしまうけれど、実際に類似体験すると、「起きる可能性があること」という認識になり、もっと登場人物の理解ができるようになるのかもしれません。

それでも、今回の生徒たちは、もう高校生。
今回のゲームの結果は衝撃的でした。think

日本の高校生だったら?
ゲームの意図がわからず、ただ、「先生は何を言っているんだろう?」と全員がぼーっと3分間風船を眺めながら待ってキャンディーをもらい、「何のために風船を持たせたの??」となってしまうのでは。。。

日本の教室で、だれか一人、凶暴性のある子が風船を割り出したら、「
ただ3分間、風船を持ってるだけで全員、キャンディーよ」と諭す子が何人もいるだろうし、先生は、正しい意見を出した子に「あなたみたいな子が最初に殺される」などと言わないのでは。。。
(というか、いくら教材の状況と似ているからといって先生がそんな発言をしたら、父兄から苦情が来るかも。coldsweats02

日本は昔から天災が多く、人々が力を合わせて乗り切って生きてきたといわれています。
そして、そんな心を受け継いできた日本人は今でも災害時に助け合い、世界に称賛されています。
そんな日本人との民族性の違いを感じたのでした。

さて、純粋に日本の血であり、生まれも育ちもアメリカの娘は。。。一番先に風船を割られ、目を白黒させていたそうです。

私、見るからに弱いってわかるものね~coldsweats01

このアメリカで、生き抜いていかれるのか心配です。think

 

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2017年2月18日 (土)

女子高生とB.F.


近所に世界的に有名な大学があるため、その大学へ世界各国から短期滞在する人の子女が娘の高校によく通学してきます。
一年としないうちに帰国してしまう生徒もいます。

そんな生徒たちが娘の高校に来ると、もちろん、アメリカの高校生活について興味津々なわけです。
アメリカの女子高生」のイメージとしては、明るく快活で、そして、プライベートではボーイフレンドを作って、またそのボーイフレンドの悩みが出たり。。。まるでドラマシーンのような生活を思い浮かべるようです。happy01

パロアルトの女子高生は?

同じ高校に通う女子高生といっても、日本の高校のように学力の近い子が集まっているわけでなく、単に住所から通う高校が決まるため、いろいろな女子高生がいます。
高校の中で学力レベルによってクラスが変わるので、そのようなクラスによって友人関係が変わってきます。

つまり、世界各国から訪れる優秀な方のお子さん(アジア系が多い)が知り合える女子高生は、上位クラスの真面目な子たちになってしまい、夢見ていたアメリカンな女の子たちではないのです。

それも、そういう子たちは、アジア系が多く、夢見ていたインターナショナルな風貌でもない。。。お弁当の中身もアジア食。
単なる自国の延長で、単に英語を話しているだけになってしまいます。coldsweats01


ところで、先日、まだアメリカに来たばかりの短期滞在の生徒がお昼休みに、娘たちに聞いたそうです。

「みんな、ボーイフレンドは? どんな子なの?」

「。。。誰も、ボーイフレンドなんていないよ。」

「お父さんとお母さんが、ボーイフレンドを持つなんて大学に入るまではダメだって。」

「私は、そもそも興味ないわ。そんな時間があったら寝たいわ。」

「私も、もちろんいないわ。
 この前、ハロウィンの日にチェルシーがうちに来る約束してて、「黒子のバスケ」のキャラのコスチュームを着てきたら、お母さんがチェルシーを男の子だと勘違いして「
あんな男の子連れてくるなんて聞いてない!pout」ってカンカンに怒っちゃって大変だった。」
(アジア系の子たちの中には、黒子のバスケファンが結構いるそうです。)

「うちのお母さんは、ボーイフレンドを作ってもいいって。
 ただし、条件があって、精神年齢が合うように年齢は2歳違い以内
身長が6フィート近くないとダメだって。
そして、数学はHonorクラスに入っていて、いつもが取れないとダメって。」

「身長6フィート近いっていう条件が一番厳しいわね。coldsweats02

短期滞在の女の子は、想像していたアメリカの女子高生の会話ではなかったので、がっかりしたような顔をして、「そういうものなの。。。」とだけつぶやいたそうです。

もはや、私も、娘たちみたいな女子高生が「一般的な女子高生」と感じるようになってしまいました。

それにしても、「身長6フィート」発言のお母さんと娘さん。
二人とも身長150cmくらいなのに、なぜ、180cmもの身長が条件になるのか。。。それって単にお母さんの好みなのでは?coldsweats01

親の夢を背負って生活しているパロアルトの高校生たち。
いろいろと恵まれていても、苦労も多いのだろうなぁと感じるのでした。think

    

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2017年2月 2日 (木)

人種差別


10日ほど前のお話です。
アメリカでは大統領就任式の日がありました。
娘は、だいたい毎年、この時期になると学校で就任演説を聞いていたので、アメリカの学校は面白いなぁと思っていました。
日本では、学校で首相の演説を聞くって、あまりありませんよね。

さて、今年はというと。。。
ある小学校では先生が演説を見せないように決めたり、ある高校では演説を聞かせないどころか政治に関して話をしないように言われたりと、今までとは違った対応がされているようでした。

娘は高校に上がったからか、それともこのご時世だからかわかりませんが、大統領の演説を聞くことはありませんでした。

その代わり、Martin Luther King Jr. Dayが近いので、差別についてのスピーチを聞いたそうです。

いろいろな人種が暮らすシリコンバレーですが、私自身も差別される経験はあり、また差別される人の話も聞いてきました。

娘が小学生のころ、代替の先生が黒人クラスメートに

「あなたは、どうしてこれができないの?
 黒人だからなの?」

と発言した話を聞いた時には、この時代に!?と耳を疑いました。

今回のスピーチもかなりショッキングな お話だったそうです。

学校では、よく、お誕生日の友人のロッカーに飾り付けをして喜ばせる、という古典的な遊びがあります。

こんな感じにデコレーションして喜ばせます。



これは、嬉しいですよね!happy01
(普通は、ロッカーには鍵がかかっていて暗証番号は本人しか知らないので、ロッカー内のデコレーションまではしないものです。)

今回、スピーチした黒人女性は、高校生の頃、お誕生日に学校に行くと、お友達がきれいにロッカーを飾り付けてくれていたそうです。
嬉しくて、一日、楽しく授業を受けて帰りにロッカーに行くと、ロッカーの飾りに「ニガー(黒人の蔑称)」といくつも黒いマジックで書かれていたそうです。

悲しかったけれど、お友達が一生懸命飾りつけてくれたものなので、その飾りを家に持ち帰り、いくつもの「ニガー」の字をすべて塗りつぶし、大切に取っておいた、というお話でした。

かなりショックなお話でした。
その方のお母様も、文字を消す娘の姿を眺めて どれほど辛かったかと思うと。。。crying
今は、たくさんの高校生に体験を話すほど立派に成長されて。。。と思うとまた涙腺が。。。weep

まだまだ差別はなくならない世の中。
これから、どのような世の中になっていくのか不安なアメリカでした。
  

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2017年2月 1日 (水)

(終) P.A.高校の能力別クラス-数学編


今回は、「P.A.高校の能力別クラス」の国語編、「(続) P.A.高校の能力別クラス」の理科編に続く、最後の数学編です。

パロアルトの中学では、数学は「Regular」(標準的な内容のクラス)と「Advanced(もっと高度な内容のクラス)」の2レベルでしたが、高校になるとレベルが増え、もっと複雑なルートに分岐します。
とりあえず一年生Algebra 1/1AGeometry A(AdvancedのA)、Geometry H(HonorのH)の3つのクラスに分かれるのが通常のルートです。

中学の「Regular」クラスからは通常「Algebra 1/1A」、中学の「Advanced」クラスからは Geometry A、Geometry Hの2クラスに分かれます。

中学の後期になると、「Advanced」クラスではテストが2種類用意されていて、将来、「Geometry H」つまりHonorクラスに行きたい生徒は難しいテストを受け取ります。

先生にどちらのテストがほしいか聞かれますが、Honorクラスに入れるくらいの能力の子がAdvancedレベルの問題を受け取ることはできますが、逆にAdvancedクラスレベルの子がHonorレベルの問題をもらうことはできません。

そもそも「Advanced」クラスはアジア系が多いので、Advancedクラスの問題をもらうアジア系生徒はたくさんいます。「高校でHonorに入れない!私はアジア系なのに落ちこぼれになってしまった!」などと考える必要はないと思います。
もちろん、Honorクラスの問題をもらう生徒はさらにアジア系が増すことになります。

数学のHonorクラスは先生のチェックが入る分、理科Honorよりも入るのが難しいです。
(その代わり、高校での苦労は少ないかも。理科Honorは宿題がカタログに記入されている時間数よりも多くて大変です。)


中学の後期に決まったクラスによって高校のクラスのレベルが決まり、そのレベルによってweighted GPAの上限が決まってしまうということで、中学の成績が入れる大学のレベルに影響するということになってしまいますね。think

ただ、一応、高校に入り、学年が上がるときにレベルを変更できないわけではありません
とはいえ、レベルの変更はなかなか大変だそうです。
また、AdvancedレーンからHonorレーンに移動するのは、RegularレーンからAdvancedなレーンに移動するよりも、ずっと難しくなるそうです。

中学からコツコツ真面目に生活していた方が楽に進めるということですね。
それで、アジア系の家庭は小さいうちから教育熱心で、タイガーマムが出てくるのね~wobblyと納得でした。


中学の終わりのころ、娘の親友が先生にHonorレベルのテストをもらいに行ったときには、先生に、

ごめんなさい。Honorのテストは渡したくないわ。
 私、あなたに高校でつらい思いをさせたくないのよ。


と言われて、渡してもらえなかったそうです。
彼女は前期のテストで90%くらいの成績(AdvancedクラスでAを取れるかBに落ちるかというレベル)だったらしいのですが、仕方なくAdvancedレベルのテストを受けると、98%~100%の成績が取れるようになりました。
AdvancedとHonorでは、かなりなレベル差があるようです。

でも、Honor希望だったお友達はショックを受けて、友人たちに言ったそうです。

私、優秀なエンジニアになりたかったのに、もう無理だわ。bearing
 10年後にはマクドナルドで働いているから食べに来てね。
 きっと会いに来てね。crying


皆で「
まだ将来は決まってないよ。きっとエンジニアになれるよ~!coldsweats01」と励ましたそうです。
まだ13~14歳なのに、子供たちも大変ですね。think

 

 

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2017年1月20日 (金)

(続) P.A.高校の能力別クラス-理科編


前回の「P.A.高校の能力別クラス」の続き、今回は理科についてです。

パロアルト市では、9年生(高校一年生)では生物学を学び、物理や化学は10年生からになります。
9年生で取れる生物学は、「Regular(標準的な内容のクラス)」「Advanced(もっと高度な内容のクラス)」「Honor(Advancedよりもさらに高度な内容のクラス)の三段階になります。

ただし、市によっては Honorクラスがなく、RegularクラスとAdvancedクラスだけが選択肢にある学区もあります。

どのレベルのクラスを取るかの判断は、生徒と生徒の家族が中学の理科の成績からすることになります。
もちろん、8年生(中学最終学年)の後期に、先生に相談することもできます。

(数学のHonorクラスに比べると、多くの生徒が生物Honorを選択しているように思います。中には、数学でAdvancedクラスを取り、理科をHonorにする生徒もいますが。)

Honorクラスを取る基準としては、
個人的には中学の理科の成績でAを取るのに余裕があった場合に希望する感じかな、と思います。
また、高校でHonorクラスに入ってもAを取りたいと思うのなら、中学時代にはさらに余裕があり、だいたい98%以上の成績でA(+)を取っていれば、まぁ、大丈夫かなと思います。
(高校に入って、ぐっと能力が上がる生徒もいるので、一概には言えませんが。)

Honorクラスでは、入ったときに書類に署名を求められます。(親子ともに!)
その書類には、「
Honorクラスでどのような成績を取っても、それは、この先ずっと消えることはありません。途中でコース変更してAdvancedに移動しても、Honorクラスで取った不本意な成績はずっと記録に残るということを理解しました。」と書かれています。
HonorクラスでCを取ったけれど、AdvancedならAが取れていたでしょう。Advancedに移ったのだからAにして!pout」というモンペ対策なのかもしれません。coldsweats01

高校の成績は、ファイナルテスト(半期に一度の最終試験)だけでなく、年間を通して頻繁に行われる小テスト宿題、先生によってはノートチェックなど、様々な内容で決まります。

まして、テストは(できる子ばかりを集めたHonorクラスなのに)平均70%台のことも多くあり、そのようなテストを含めて平均90%を取らないとAが取れないと考えると、ものすごく大きなストレスになります。

(正直、「授業中に教えてない内容をテストに出さないでよ!」「授業で教えない内容を大量に入れた宿題出さないでよ!」と親のストレスも大きいです。coldsweats02

娘も、
Honorクラスの子は、全員ストレスがいっぱいだと思う。Advancedのお友達は皆、もっと楽しそうに生活している。」と言います。

(ちなみに、Honorクラスは、もちろんアジア系がメインですが、アジア系の子たちでもAdvancedクラスの子たちが多くいます。)

個人的には、それほどAを取ることに神経質にならなくてもいいのでは、と思います。
というのも、一般には、HonorクラスでBを取るよりも、AdvancedでAを取った方が結果的にweighted GPA(クラス難易度と成績を考慮して計算したGPA)が高くなるので好ましいと言われていますが、実際の大学のアドミッションオフィス(入試担当事務局)が書くブログには「
大学は単にweighted GPAの数値を見るだけではない。クラス内容も精査している。一番いいクラスで困難に挑戦しようとする生徒の人間性に魅力を感じる。」と書かれているのを目にするからです。

そのため、「Honorでいい成績が取れないと
怖いから取らない方がいい」と自分の子供を指導するのも違っているような気がするのです。
クラスを決めるときに一番大切なのは、子供が「どのくらい志を高く持っているか。どのくらいストレスに強いか。」ということかもしれません。
(でも、どのくらいストレスに強いかは親にも正確には把握できない、というのがつらいところですね。think

(注:パロアルトの理科のHonorは、2013~2014年度から2017~2018年度まで、The University of Californiaの weighted creditに加算されません。加算されるようにカリキュラムを変更しようとする動きもあるようですが。大学によって扱いが違うので、将来、高校のカウンセラーに確認する必要があります。)

理科でも長くなってしまったので、数学については次回書きます。

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2017年1月13日 (金)

P.A. 高校の能力別クラス-国語編


ずっと毎日が充実していて...と言えたらいいのですが、実は、単に忙しさに追われていて余裕がなく、ブログを更新することができませんでした。coldsweats02
心穏やかにゆっくりとお茶cafeを楽しんでみたい。。。

さて、
今までも小中学校の能力別クラスについて記事を書きましたが、今回は、たぶん、一番人に聞きにくく、でも知りたい高校の能力別クラスについて書きたいと思います。
(「高校」カテゴリに入っているけれど、子供が高校に入ってから読んだら「時すでに遅し」じゃない!という内容も入りますが。)

パロアルトの高校入学時に能力で分けられているクラスは、国語(英語)、数学、理科の三科目です。

国語は「Regular(標準的な内容のクラス)」「Advanced(もっと高度な内容のクラス)」の二段階(表向きには。詳細は後述)です。
数学と理科(物理以外)は、「Regular」「Advanced」「Honor(Advancedよりもさらに高度な内容のクラス)」の三段階になります。

それぞれのレベルのクラスは内容が違うだけでなく、宿題量が大きく変わってきます。
各教科説明のカタログには目安の宿題量(だいたいの時間)が書かれていますが、どう考えてもその時間量を超える宿題が出ることもあります。

そのため、クラスのレベルを自分で決められても、どれだけの宿題量こなせる能力があるか、またそれに加算してテスト勉強(小テストも頻繁にあります)をする能力があるかを熟考する必要があります。
簡単なクラスに入ってAを取る方が、難しいクラスに入って悪い成績を取るよりも、将来、合格者を決める大学側からみれば好ましい事だからです。

特に課外活動(将来、大学に入ることを考えると、これも重要な意味を持ちます)に時間が取られる場合、宿題の量は
時間的に大きな問題になります。

つまり、
うちの息子、宿題が終わらなくて大変なの。私は付き合ってられないから先に寝てて、息子が何時に寝てるかわからなくて心配。

と悩んでいる友人は、

うちの息子、とても優秀で、いいクラスいっぱい取ってるの。だから宿題が山のようにあって大変で心配。」

という意味なのです。happy02

実際、早起きの友人が早い時間から出勤しようと起きたら、まだ娘さんがレポートを書いていたという話も聞きます。
高校生活が4年もあることを考えると、怖いです。。。bearing

もちろん、「Regular」クラスの子たちは、まったく違う生活をしています。
放課後に友人と遊んだり、兄弟とボール遊びをしたりと普通の高校生活を送っている生徒もいます。
ただし、すべて一番上のクラスに入らないと、将来、超名門大学に入ることは無理になります。


さて、個々のクラスの詳細についてお話を進めます。

まず、国語のクラスについて。

中学の成績から考えて、中学の終わりに自分でクラスを決めます。


国語は9年生と10年生の混合クラスになっていて、2年ごとに内容が変わります。

表向き、「Regular」「Advanced」の二段階に分かれていますが、実際には、「Advanced」には10年生が多いクラスと9年生が多いクラスがあります。
中学で100%に近い成績だと9年生でも10年生が多いクラスに行かされるようです。
そのため、学年上の中国系の友達から「
Advanced、何年生が多かった?10年生?ならよかったね!」などと言われます。
中国系や韓国系の子たちは、親たちの情報収集能力が高いので、学校やクラスについての知識が豊富です。
(週に一回集まって情報交換をする韓国系ママ友グループもあります。)


実際にどのくらいの比で「Regular」と「Advanced」に分かれているのかはわかりませんが、「Advanced」のクラスは、アジア系が多いクラスになります。

反対に10年生でも前年の「Advanced」クラスでの成績が悪いと9年生が多いクラスになると思います。
(「Regular」に9年生が多いクラスと10年生が多いクラスがあるのかは不明です。)

「Advanced」の国語クラスは前期に下の3冊の本を読みました。
アメリカの高校では、多くの高校で読むと言われている本です。

To Kill a Mockingbird A Tale of Two Cities The Kite Runner






次のクラスまでに3章くらい読むことが多いので、その上、エッセイを書く宿題や単語テストの勉強、小テストの勉強などが重なるときつくなります。

そういうこともあって、クラスを決める前にアジア系の家庭では「あっちの科目が重いから、こっちのクラスはこれにしたら?」「こっちのクラスでがんばれないの?」などと家族会議が行われるようです。

そんな日々を過ごして、学校では生徒たちが親について会話をしていたそうです。

うちの母親、怪獣だから大変なんだよ。
ははは。そんなはずないだろ。君のお母さん、人間だよ。
人間じゃないよ。だってアジア人だよ!

その会話を聞いていた先生も交えて、皆で大爆笑したそうです。happy02

ずいぶん長くなってしまったので、理科と数学に関しては、また後程。。。confident

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2016年10月12日 (水)

学校オーケストラ♪中学から高校へ


日本に生まれ育っていたら今は中学三年生の娘。
でも、ここでは高校一年生。(といっても、高校は四年間。)

パロアルト学区で選択科目とされている音楽でオーケストラを取るために、人より遅く9歳で始めたバイオリンも、無事に続いています。

たぶん他の人よりは真面目に練習していたのではと思います。
小学校ではThe Ives Quartetのマスタークラスに参加し、中学でも毎回ソロオーディションを受けて、誰よりもたくさんのソロを弾いてきました。

音大志望の子たちが何人もいる中、経験年数が少ないのに人目を気にせず平気で何にでも挑戦してしまうところはアメリカ生まれなのだなぁと半分羨ましく、半分は「これは日本では生活できないかも」と複雑な目で見ていた私でした。coldsweats01

さて、中学校オーケストラも終わりになるころ、だいぶお姉さんらしくなった娘は、アドバンスオーケストラのコンサートマスターとして、去年も参加したCalifornia Music Educators Associationの音楽祭CMEA Large Group Festivalに参加してきました。

Jlso1
(白い↑のところで弾いています。)

去年は、とても上手なお姉さんがコンサートマスターをしていて、憧れの目で見ていたものでした。
その席に座れるとは感激!happy02 
本当にあっという間の一年でした。

そして、学校最後のコンサートでも、コンサートマスターに。

Jlso2

5年間、がんばってきたなぁconfidentと感慨深かったです。
音大を志望しているわけではないので、これでバイオリンに捧げる時間の多かった生活も一区切りついた心境になりました。

そして、高校の学校オーケストラへ。

高校一年生から四年生までのオーケストラなので、レベルもアップ。
(小学・中学時代に、年々、何人も止めていくので、ある程度のレベルの人しか残らないのです。)

中学オーケストラでも、ソロオーディションがあり、小グループで弾くときには実力でグループ分けされたりと学校なのに実力主義だなぁと感じていましたが、高校ではさらに厳しくなり、入る早々、席決めのオーディションがありました。

娘は、一応、第一バイオリンになれましたが後ろの方。
すごーくうまいチェロの男の子(実は小学校が同じで、一つしかソロがないときに負けています)は、同じ一年生でも一番いい席を与えられていました。
さすが!happy01
年功序列のバレエ学校の世界に慣れている私には驚きでした。

第一バイオリンに一年生は3人だけ。そして、一人を抜かして全員がアジア人。

第二バイオリンの後ろの方にアジア人以外の子たちがたくさん座っているそうです。
厳しいです。。。

「クラスで、第一バイオリンも第二バイオリンも全員で弾いてみたけれど、第二バイオリンは初見で弾けたのに、第一バイオリンは弾けなかったの。。。練習して暗記していかないと、二週間後にテストがあるって!bearing
と青くなっている娘でした。

高校の世界は厳しそうです。。。think 

    

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