手作り

2024年5月25日 (土)

自然治癒した椅子と椅子カバー作り

 

娘が1〜2歳の頃、ベネッセから送られてきた「しまじろう」のパペットを大切に扱いながら遊んでいました。

娘が3歳頃に遊びに来た友人には、

 

「しまじろう、ずいぶん綺麗ね。遊ばないの?」

 

と驚かれました。

毎日遊んでいたのですが。。。

そして、今も、綺麗な「しまじろう」が、娘の部屋のぬいぐるみ入れに入っています。

我が家のしまじろうは、もう20歳!!

 

 

そんな娘が育った我が家は、かなり物持ちのいい家庭です🤣

すご〜く年代物な家具が普通にあります。

 

ダイニングテーブルは、娘が1歳の頃に一時期日本に住んだ時、買ったものをアメリカに持ってきたものです。

さすがに、椅子の一つの脚が時々外れるようになって、買い換え時だと思っていました。

 

リノベーション時に汚れるかもしれないと思い、その後に買おうと計画していたのですが、とりあえず、今は終わったばかりなので(インスペクションはまだ終わっていないけれど)、このダイニングテーブルセットを使おうと、時々脚の外れる椅子だけ家族が座らない席に置くために脚を調べました。

 

ところが、どうやっても、脚が外れる椅子が見当たらないのです。

 

おかしい。。。なぜ、外れる椅子がみつからないのだろう??

 

一本一本、調べていくと、あれ!?

 

一本だけ、脚にうっすらと接着剤をつけたような跡が。。。

 

ということは!!!

 

前に記事にしましたが、「文化の違いか、リノベーションをしている作業員が、我が家のものを適当に使っていて、家に帰ってくると部屋の隅に片付けてあるダイニングセットを取り出して、皆でくつろいでいたりする」というときに、脚が外れたのでは。。。

 

それで、客の持ち物を壊してしまった!!と焦った彼らは、接着剤で直し、これなら気づかれないだろうと安心したのではないかと思うのです。

 

たぶん、壊したものを直していれば、私は気づかなかったでしょう。

でも、壊れていたものが直っていれば、流石に気づいてしまいます🤣

 

ということで、ダイニングテーブルの椅子は、自然治癒したのでした。

 

それなら、まだダイニングテーブルセットは使える?

だけど、椅子のカバーも切れかけているところが。。。

 

でも、リノベーションで疲れたところで、すぐに買いに出掛けて決断するのも疲れるし。。。

ということで、全ての椅子のカバーを付け替えてみました。

 

椅子の裏のネジを外すと、座席部分が外れます。

これに、ソファや椅子用の強い生地を買ってミシンで縫い合わせ、曲線はギャザーを寄せたりして椅子のカバーを作成します。

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外した座席部分に被せ、形に合わせて縫い合わせます。

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この後、ホチキスのような器具で生地を座席に固定するらしいですが(Amazonにも取り付け器具が売っている)、

近い将来、買い換える予定なので、器具は買いませんでした。

その代わり、裏に生地をつけて、カバーがずれないようにしました。

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そして、出来上がり!

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すぐに新しいダイニングテーブルセットを買うつもりが、椅子が自然治癒したおかげで、もうしばらく使うことになるかも?😅

 

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2023年7月28日 (金)

トイレットペーパーで。。。

夏休みだというのに、クラスだ、リサーチだと忙しくしている娘。
毎日、夜中までコンピュータに向かって難しい顔をしているので、ちょっと笑顔になってもらいたいと思い、トイレットペーパーでアートしてみました。

娘は、お手洗いでリボンになっているトイレットペーパーを見つけて、びっくり。
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思ったよりもウケたので、別バージョンを作ってみました。
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小さなリボンバージョンも。
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ちょっと気分を変えて、お花バージョン。
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今度は、影絵バージョン。
トイレットペーパーを見ると、あまりわからないけれど、影を見ると綺麗に(?)見えます。

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心を込めて、ハートバージョン。
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一番は笑顔なので、笑顔バージョン。
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お手洗いに行くたびに(呆れて?)笑ってくれました。

少しは、息抜きになったかな😅

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2022年10月23日 (日)

ティアードミニスカート製作

娘が何年も履いていたティアードミニスカートがありました。

元は娘が小さい頃に着ていたジャンパースカートだったのですが、成長して小さくなってしまったので、身ごろを切り落としてスカート部分だけを利用してティアードスカートに転身させた超エコなスカートです。
(昭和な人間ですね
😅)

そのスカートの生地が傷んできたのもあり、同じスカートを作れないかと娘が聞いてきたので、そのスカートを測って、新しいティアードスカートを作りました。

スカートの前後を気にせずサッと脱ぎ着ができる(大学では勉強の授業とバレエ授業の間が短いので、一瞬で着替える必要がある)スカートなので、本当に簡単な作りにしています。

そのため、誰でも短時間で作れます😆

 

最上段の生地 横49cm×縦13cmが2枚

二段目の生地 横67cm×縦11.5cmが2枚

三段目の生地 横97cm×縦11.5cmが2枚

最下段の生地 134cm×縦12cmが2枚

 

縫い代1cmです。

まず、全段、2枚のサイドを縫い合わせ、その後、最上段〜最下段を繋ぎ合わせます。
最後に最上段を折り返してウェストゴムが2本入るように縫えば完成!

(ふんだんに布を使用しているので、厚い生地の場合は横幅の生地を少し少なくする必要があります。)

すぐに出来上がり!

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2022年8月 8日 (月)

友人の娘さんの結婚式

友人の娘さんが結婚しました。
娘さんは日本人ではないので、時々、このブログに登場することがありました。
私が彼女を知ったのは12年も前。
彼女は、まだ高校生になったばかりでした。

まだ あどけなかった彼女が、もう結婚とは。
優秀で明るくしっかりもしていて優しく親思いな、本当に理想的な娘さん。
初めて付き合った男性が運命の男性で、幸せな結婚に結びついたのだから、私にとっても久々のとても嬉しいニュースでした😊

友人は、
コロナ禍だから、私の友人は呼べないのよ。
 でも、結婚式の様子を知ってもらいたくて。

と、たくさんの写真を見せてくれました。
披露宴で放映した、娘さんやお相手の成長記録ビデオも。

大学のダンス系クラブ活動で出会ったということで、披露宴では娘さんが振り付けをした社交ダンスを二人で踊って見せたそうです。


ウェディング・レジストリ(結婚祝いプレゼントのリスト)はなく、この時期なのでお祝いは要らない、と言われたものの、それはできない。。。
第一、コロナ禍なのに、娘の大学入学のお祝いもらってるじゃない!と、急いでお祝いしに行きました。

友人は日本通でもあるので、日本のご祝儀袋を用意しました。
なんと今は、アメリカのAmazonでも翌日に手に入る時代なのですね。

娘さんが新婚旅行に行っている間、友人宅にご祝儀袋を渡しに行きました。
喜んだ友人は、娘さんに写真を送るということで、私がご祝儀袋を持った笑顔の写真を撮られました(かなり恥ずかしい💦)。

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数日で、娘さんから、お礼状が届いたのにはびっくり。

本当に何もかも完璧に育ったのですね😊


ところで、ご祝儀袋を用意した時に、水引きが目に入りました。
日本にいた頃には何とも思わなかったのに、突然、水引きを扱いたくなって、Amazonで水引きセット購入。こんな物まで買えるとは!

お花を三つ、玉を一つ作ってみました。

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アメリカで人気そうな色の水引きセットでした。
京都のお店で売っているような色の、扱いやすいいい水引きが欲しくなってしまったので、いつか、日本に行かれたときに見つけたいな。


それにしても、娘さんが披露宴で踊った社交ダンス。。。
裾が大きく広がる真っ赤なドレスを着て踊りながら、両腕で新郎の頭を包み込んで抱きしめキスする姿を見て、時の流れを感じました。

彼女が大人になる間、私も歳を重ねたのですね。
このブログを始めた頃は、これから子育てをしていく方達の情報の一部にでもなれたら嬉しいな、という気持ちでした。
それから長い年月が経って、娘も大学生。
そろそろ、書く必要もないのかもと思うようになりました。

この広告料がニフティに入る無料ブログは、半年更新が無いと、次に書く時には料金が発生するそうです。
いつか、老後に必要な情報などを書きたくなった場合のために🤣、半年に一回くらいは更新するのがいいのかなぁなどと考えてしまいます。
(今しばらくは、書きたい内容が溜まっているので、書き続けようとは思っていますが。)

 

 

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2022年4月23日 (土)

やらかしてしまった事


大学の和太鼓のクラスでバチを削った時、自分のバチがわからなくならないように名前を書くように言われたそうです。
先生から、消えないように油性ペンなどで書くようにと指示があったらしいので、

せっかくバチが綺麗にできたのに、ペンで名前を書いてしまうの、もったいないよね~

という話を娘としていました。

ウッドバーニングで書いたら、ペンで書くより雰囲気がいいかも。
あ、ひょっとしたら、リモート授業のときにエンジニアリングのクラスでもらった半田ごてでもできるんじゃない?

と盛り上がりました。

翌日、ちょっと試してみたくなってしまった私。
焼き付ける木もないなぁと思っていたら、何故か取って置いた かまぼこの板を見つけてしまいました。
ちょっと、これでトライ!


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う~ん。。。
かまぼこ板は凸凹して、ちょっと焼きにくい。。。

そもそも、この半田ごてだと持ち手と こて先が離れすぎていてコントロールが難しいのですね。
専用の電熱ペンだったら、もっと綺麗にできるのかも。

娘に

焼いてみた。丸いバチに名前掘るのは難しいかも。

と写真を送ると、

でも、できてるね! ところで終わった後、金属つけた?
え?
半田ごての こて先に、金属付けておいてくれれば大丈夫。
 酸化すると使えなくなっちゃうから。」

ちゃんと後処理しないと使えなくなっちゃうの~!?

半田ごてには面倒な作業があるとは知りませんでした
😥
焦りながら、先に金属を付けてみる。。。

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なんだか、ちょっと汚い💦
でも、うまくつかない😥

焦ってネットで調べてみる。。。
途中で、ふと、日本人のマメさを思い出し、日本の方々のサイトをチェック。

。。。素晴らしい!
収入にならないブログなのに、人々のために詳しく解説してくれているなんて。
(私も、収入にならないブログ書いてますが😅

記事を読み漁り、できあがりました。

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さっきより、ずいぶん綺麗。
これなら大丈夫でしょう。
いつも借りているペンと同じ気分で借りてしまって、申し訳ない気持ちになりました
😔


それからしばらくして、娘が半田ごてを使ったとき、

前回、ママが綺麗に金属つけていてくれたから、状態がよくてやりやすかったわ~
😊

と言ってくれました。
やらかしてしまった私に優しい言葉をかけてくれてありがたかったです😅

 

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2022年4月15日 (金)

大学の和太鼓クラス


去年、娘は「日本文化を知り、高齢化社会の日本を通して年を重ねる意味を考える」というクラスを取りました。
今年も何か日本関連のクラスを取ってみようと思ったそうで、「和太鼓クラス」を選びました。

二人いる和太鼓の先生は、二人とも日系3世。
少し日本語ができるようです。

そして、初日に持って帰ってきたのは、バチと紙やすり二種類。

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最初の宿題は、このバチを紙やすりで削って、端を丸くすることでした。
娘は、夜中、ずっと無言で作業していました。

シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!

と、研磨作業の音が家中に響き渡り、将来、魔女になりたいのではないかと思うくらいの勢い😵

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左が元のバチ。右が仕上げた後です。
最後に全体を細かい紙やすりで処理するので、ちょっと白っぽく、そして触った感触が柔らかい感じになります。

出来上がったバチをクラスに持っていくと、娘ほどバチ作りに情熱をかけた学生はいないらしく、先生が素晴らしいバチだと感動してくれたそうです。
そして、先生方やクラスメート、皆が順番に触って学んだとか。

バチ作り名人として有名になり、友人がたくさんできたようです🤣

週に二回、太鼓の授業があるのですが、一クラスは太鼓をたたく実技の授業で、もう一クラスは太鼓や文化の勉強の授業でした。
三単位ももらえるので、さすがに太鼓を叩くだけの遊びのクラスにはならないよう。


授業で教材として読む資料には、
太鼓を作る人たちは、昔はあまり社会的な地位が高くなかった。
何故なら、太鼓の上にかぶせる皮を用意するのに動物の殺傷が生じるからだと思われる。
と書かれていたそうで、とても驚きました。
(執筆者は、日本人ではないです)

私自身は、曾祖母に育てられた母に育てられたので、そのような歴史を知っているのですが、通常の私の世代では知る人もあまりいないような。。。

そういえば、前の「日本文化を知り、高齢化社会の日本を通して年を重ねる意味を考える」クラスでも、Omoni(重荷)、Amae(甘え)、Meiwaku(迷惑)などの言葉を授業で習うのに驚きました。
アメリカから遠く離れた日本のこととはいえ、大学の授業ともなると日本文化の暗部も臆せずに学ぶのですね。


さて、今日は、先生がお菓子を学生たちに配り、皆で食べたそうです。
そのお菓子が、これ。

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先生が、
「はっこりおいしい?」これ、どういう意味?

と聞くので、

これは、「は」ではなく、「ほ」です。
「ほっこりおいしい甘じょっぱさ」です。

ほっこり、というのは気持ちが暖かくなる感じ。食べ物だったら、蒸かしたジャガイモを割った時に湯気が出てくる雰囲気とか。。。
と、袋に書かれている日本語をそれぞれ説明したそうです。

皆さんに日本の「ほっこりおいしい甘じょっぱさ」の味を、よろこんでもらえたといいのですが😊

 

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2021年10月31日 (日)

マスクのアップグレード


日本から友人に送ってもらった分子マスク
ワイヤーをつけてフィット感が増すように変更し、更に安全にして娘に使用させていました。

ところが、長いこと使っていると、ワイヤーが劣化して折れてしまうということに気づきました。
そうかぁ。だから、100回洗濯しても効果が落ちないこのマスクは、仕様としてワイヤーを入れることは不可能だったのね。

ということで、アップグレードを考えました。
ワイヤーは交換可能にしたい!ということで、ワイヤーのための小さなポケットをつけることにしました。

ポケットの生地は薄くなくてはいけないし、肌触りがよくて蒸れなそうなのがいいな。
その上、ワイヤーの出し入れをするのだから摩擦力が大きすぎず、強度もあって。。。といろいろ考えました。

そうだ!
残っていたバレエチュチュのインナー用生地を使おう!
色もベージュでマスクの裏地とも近い色です。

下の写真は、バレエチュチュインナー用の生地と、縫い付け&洗濯可能な市販のマスク用のワイヤーです。

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出来上がったのは、こんな感じのポケット。

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マスク用ワイヤーを適度な長さに切って、横から挿入します。

作ってから数週間経ちますが、特に使い心地や耐久性に問題は出ていません。
バレエチュチュのインナー生地が手元にある人はいないかと思いますが
、古い夏用の薄いコットンのタンクトップを利用するのでもいいかもしれませんね。

 

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2021年7月23日 (金)

最後のチュチュ製作過程

今まで娘がバレエを習っている期間にたくさんのチュチュを製作してきましたが、多分、2年目からのシュガープラムで着た この衣装が私の作るクラシックチュチュの最後の作品になるのだろうと思います。

そう思うと、感慨深いですね。。。
このチュチュは、娘に レースのデザインを手伝ってもらって作り上げました。

まず、たくさんのネットをプリーツしました。
でも、中間の二層はプリーツでなくギャザーにして、強度を持たせました。
この方法は一般には見かけないのですが、私の経験から、重さで下がるのを防ぐのに途中でギャザー層を入れるといいという結論に至りました。

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ネットをパンツに縫い付けていく過程です。

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今回は、ちょっとゴージャスに、スカートに飾りを付けました。
縁取りのレースとスパンコールのリボンで華やかになります。

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娘が、レースを切って、デザインを考えてくれました。
バレエの子は、何故かこういう時、足を開いて作業しますよね
😅

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デザインが決まったら、一円に糸で止めていきます。

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ビスチェのデザインも、レースを渡して娘に任せました。

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レース部分のデザインを決めた後、たくさんのスワロフスキーで飾り付けました。

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シュガープラムチュチュの出来上がり!

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当時、バレエ学校の事務の方が、ドレスリハーサルの様子を写真に撮ってくれました。

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今後ステージに立つであろうスタンフォード大学のバレエ団は、予算が大学から出るので、私の衣装づくりの出番はないでしょう。
持ち込みしたいと言えばさせてくれるでしょうけれど、私も老眼が入ってくるだろうし、そろそろこれほどの作業からは引退になりそう
🤣
今後は、娘の普段着のスカートでも作って、のんびりと趣味の製作活動をしていきたいと思います。


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2021年3月30日 (火)

初年度シュガープラム衣装製作過程


バレエ「くるみ割り人形」公演のシュガープラム役。
娘のバレエ学校では、早くて高校3年生、通常は高校4年生がもらえる役として、30年以上の伝統がありました。
そして、娘とは「いつか、シュガープラムが演じられるようになったら、衣装を作ってあげる」という約束をしていました。

ところが、なぜか高校2年生のとき、突然、シュガープラム役の声がかかりました。もちろん、大慌て。
バレエの衣装はワンピースを作るのとはわけが違い、短期間で作ることができません。
(家事も育児も何もしなくていいなら、短期間でがんばれるけれど。。。)

そこで、考え付いたのが、当時、「くるみ割り人形」のスノークィーンのために作っていた衣装を、スノークィーンとシュガープラムの両方に使う方法でした。

そのためには、ビスチェを二つ作り、またスカート部分の一番上の層である一円も二つ作り、その他のチュチュスカート部分は共用にすることになります。
スノークィーンとシュガープラムは、同じ公演内で一人が踊ることはないので、公演と公演の間にビスチェを付け替え、一円も変えて縫い付ける、という、ちょっと手間のかかる方法を取ることに決めました。

ということで、シュガープラム用にレースを購入。

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ビスチェの前身ごろの模様を作るため、白いネットにレースを切って縫い付けていきました。

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シュガープラム用のビスチェに付け、スワロフスキーで飾ると こんな感じ。

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チュチュのスカート部分の最上位層になる一円も、レースを切って円形に縫い上げ、スワロフスキーで飾り付けて
いきます。

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スノークィーン用の白いチュチュから、シュガープラム用のビスチェと一円に付け替えると、シュガープラム用チュチュの出来上がり!

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実際に着ると、こんな感じになりました。

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何とか公演に間に合い、スノークィーンとシュガープラムの二つの衣装を作ったように見せることができました😊

 

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2021年2月23日 (火)

白いチュチュの製作過程

娘が高校時代に作成したバレエのチュチュについて、記事にしていなかったので書きました。

このチュチュは、私の4つ目(たぶん)の作品になります。
そして、娘が一番長い年月着たのではないかと思う、思い出深いチュチュです。
スノークィーン、(チュチュのスカート部分だけ、それも一番上の一円は入れ替えて)初年度のシュガープラム、ガムザッティなど、高校二年生からずっと着ていました。

まず、チュチュのスカート部分のプリーツです。
すごくたくさんの待ち針を用意して、手作業でネットのプリーツを作っていきます。

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この時のスカート部分は、13枚くらいのレイヤーだったでしょうか。
プリーツの終わったレイヤーは、皴がつかないようにかけておきます。
バレエバーが役に立ちました。
(このバレエバーは、オンライン授業の今は頻繁に使っていますが、当時はバーとしてよりチュチュ作りに貢献していました😅 )

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全部のレイヤーが完成したら、一段一段パンツ部分に縫い付けてチュチュのスカートを完成させていきます。

出来上がったら、逆さにして、一段一段アイロンでスチームを当てて整えます。
かける前はゴム止めして、一段一段外してスチーム作業します。

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チュチュのビスチェ作りも同時進行で。
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ビスチェ部分とスカート部分が出来上がると、だんだん先が見えてきます。
二つ合わせると、こんな感じです。

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次は、チュチュのスカート部分の上にかぶせる、一円の作成です。
ネットで探して購入したレースやアップリケを組み合わせてデザインしていきます。

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デザインが終わったら、スワロフスキーをつけて飾り付けていきます。
飛ばないように、そしてピンセットで取りやすいように、キッチンペーパーの上に載せておくと簡単です。

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チュチュのスカートに載せる一円の出来上がりです。

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チュチュのスカートに載せると、こんな感じになります。

このチュチュは、スカート部分のウェスト部分にゴムがつけてあるので、ビスチェの裏側に付けたボタンを通すと、縫い付けなくてもビスチェ部分とスカート部分が結合するようになっています。

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ビスチェ部分にもアップリケやスワロフスキーなどの飾りをつけます。
そして、ビスチェ部分とスカート部分をくっつけて終わりです。

この後、パドドゥを踊るときには、男性ダンサーが指をひっかけるといけないので、ビスチェ部分とスカート部分はしっかりと縫い付けます。
ただ、スカート部分を別のビスチェにつけて使いまわす場合などは、このようにボタン付けができるようにすると楽なのです。

白いチュチュの出来上がり!

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