小学3年生

2011年8月17日 (水)

小学校中学年が一番残酷かも。。。

学校は、夏休み。
この間に、楽しい思い出をたくさん作った子どももいれば、複雑な思いを経験する子どももいます。
娘のお友達の一人は、ご両親の離婚のために遠くの州にお引越しをして、新しい生活を始めました。
子どもが、どちらかの親と離れる、というお話は、何度聞いても悲しいものです。

とはいえ、プリスクールの頃は、親の離婚も、一つのイベント

聞いて! 僕のうちね~ パパとママが離婚するんだ~♪
 昨日は、パパの新しい家を見に行ったの!

と、嬉しそうに報告してくれるお友達がいました。
話を聞いているお友達も、「
いいな~」と、まだよく理解していないよう。

そして、中学生にもなれば、お友達のご両親が離婚となれば、お友達の心情を理解して、話を聞いてあげたり、他の楽しいお話で気を紛らわせたりと、友情を育てることもできます。

一番、面倒なのが、娘の年頃。
小学校中学年のお友達なのかな、と思います。
アメリカは離婚する人が多い、などと言われますが、この辺りでは、離婚が決して多いとは言えません。

数ヶ月前、小学三年生のStar Of The Week (順に選ばれた子供が一週間、毎日自分のことについて話したり、好きなものを見せたり、特技を披露したりする行事) の主役の子が、自分の家族写真をクラスに見せたときのこと。

これが、父と継母です。

と説明すると、一人の男の子が、

あはは! 継母がいるんだ~
 継母がいるなんてかわいそう!

と、大声で びっくり発言。

女の子は、一瞬、黙ってうつむき、先生は何事もなかったように振る舞い、女の子は、そのまま次の説明に移ったそうです。
普段は、気の強い女の子なのですが。。。何も言えずにいたのがかわいそう。

お休み時間には、クラスメートの女の子Elainaが娘に、

ねー! ねー!
 Maryのお父さんとお母さんって、離婚しちゃったんだって~!
 知ってた!?

大声で そんな話をして、Maryがかわいそう、と思った娘が、

そんなの、知らないわ。

と答えると、

今度は、Elainaは Maryに、

ねー!
 あなたのお父さんとお母さんが離婚した話、彼女は知らないって~!

と報告。
もう、その話を止めてほしいと思ったMaryは、娘のところに来て、

本当に、私のお父さんとお母さんは離婚しちゃったの。
 そして、お母さんは、ドイツに行っちゃったの。

と静かに話したそう。(Maryは、なかなか大人!
家に帰ってから、娘は、

Elainaは、本当に無神経なんだから! Maryがかわいそう!

と、怒っていました。

思い起こせば私が小学校1~2年の頃。
お友達のお母さんが駆け落ちをしてしまい、その数ヵ月後に元鞘に収まったことがありましたが、その件に関して、クラスメートは誰も、笑うどころか、何も言いませんでした。

やっぱり、アメリカの子って、幼い子が多いのかも。。。

Maryのご両親の離婚話を聞いた夜、娘が、

どこでもドアがあったらいいのに。

とポツリと言いました。
どこに行きたいのかな、と思ったら、

そうしたら、ドイツに行って Maryのママを連れてきて、Maryに
 「プレゼント!  いつでもママに会えるよ」ってできるのにね。

と、しんみりと話していました。

小学生の親たちの離婚話を聞くにつけ、お友達に更に傷つけられることがありませんように、と願ってしまいます。
 

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2011年6月15日 (水)

英語劇 James And The Giant Peach

ほんの数週間前に、バディと一緒に劇を披露しましたが、今回、年度末行事としてまた劇をしました。

前回の Coyote Steals The Summerは下級生と演じたのでキンダー~小学校中学年向けで、演技時間も15分と短いものでしたが、今回は9~12才向けのお話なので、劇も45分間の長さになります。

劇の題名は、James And The Giant Peach

Jamesbook かわいそうな環境に育っていた男の子Jamesが、仲間と出会い、一緒に旅をするという内容です。

この劇のお話はとても有名で、日本でも洋書が売られています。
 
 

James2
   
娘は、Jamesと一緒に旅をする仲間の虫で、てんとう虫になりました。
てんとう虫の右にいるのが、少年
James
てんとう虫の左が
バッタ
その左がムカデ
一番左が
クモです。
(一番右は、
毛虫だったかな?)
他の子供達は、細かい役を複数、演じてくれました。

James1

   
Jamesと虫たちが仲間になって、旅を始めるシーン。
相変わらず、ステージの上だと性格が変わり、役柄の明るい、はっきりした性格のキャラクターになりきってしまう娘。
こんな表情は、家の中と観客の前でしかみられません。。。

劇を華やかに盛り上げていました。

James3

   
最後に、全員がステージに上り、修了証書を受け取りました。
皆が、普通に立っている中、なぜか娘だけは証書を観客に向けて持ち、笑顔を続けていました。
相変わらず、ステージの上でだけ素晴らしい態度。。。

今回の劇は、お金をかけずに劇をしよう!ということで、衣装は家にある洋服や手作りで済ませました。

娘のてんとう虫の衣装は、お金がかかっているように見えますが、実は この衣装、娘が2才10ヶ月の時に着た、ハロウィンのコスチュームなのです。

さすがに、袖が短くなって、スカート丈も短くなっているので、下にはレギンスをはきました。

2才10ヶ月のときは、こんな感じに着ていました。

Halloween2004

   
こんなに小さかったなんて。
時が経つのは早い。。。
それなのに、同じ衣装が着られるなんて不思議!

   

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2011年6月11日 (土)

フェリーに乗ってAngel Islandへ♪


学校の行事や遠足で忙しい年度末。
今度は、フェリーに乗ってAngel Islandへ遠足に行きました。

朝7時45分に学校に集まり、今回も親たちがボランティアで車を運転して、子供達を連れて行きます。

個人的には、危ない自家用車よりも、お金がかかっても安全度の高いスクールバスで行きたいものですが、ドライバーをして子供達と一緒に遠足に行きたい親もかなりいるので、結局は安上がりに父兄の運転する車に分乗して行くことになります。

学校からグループに分かれて父兄の車に乗り、サンフランシスコのpier41で再びクラス全員が集まって、先生からフェリーのチケットを受け取りました。
pier41では、このフェリーが私達を待っていてくれました。

Angelisland1
 
フェリーの甲板は、こんな感じ。
娘の学年3クラスが乗っているので、わいわいと騒がしい旅になりました。

Angelisland2
 
いい景色の中、仲のよい お友達と歓談のひととき。

Angelisland3
 
フェリーの乗船時間は20~30分。
Angel Islandが見えて来ました!
なぜか、船から島に向かって手を振る娘。

Angelisland4
 
ここから、グループに分かれて山登り。
娘と仲のよい女の子は、まだグループで山登りをするための心身の準備ができていないので、彼女はパパと二人だけで行動します。(アメリカは、こういうのもOK!)
そのため、娘は、仲のよい男の子達と山登りをしました。

Angelisland5
 
40分くらい登ると高い山道に入るので、開放感いっぱい。
青い空の下、登り続けます。

一人の男の子は、もう疲れてしまい、私がずっと励ましながら登りました。
もう私よりも体力のある年齢かと思っていましたが、まだまだ子供によっては Angel Islandの山道は大変なようです。

Angelisland6
 
だいぶ景色がよくなってきました。
島なので、どこで下界が見えても、とてもいい景色。

Angelisland7
 
やっと頂上に到着!
サンフランシスコの街がよく見えました。
そして、空では飛行機が「www....」と、どこかのサイトを広告していました。

Angelisland8
 
山の頂上でお昼ご飯。
みんなで、わいわいと食べます。
ベンチの数が足りないので、大きな石や切り株に座ったり、地面に座ったりして場所を確保しました。

Angelisland9
 
帰り道は下り坂なので、あっという間に下界に着きました。
林の中を通って、今度は海に向かいます。

Angelisland10
 
海が見えて来ました!
左が、ビジターセンターです。

Angelisland11
 
ガチョウがたくさん歩いている海岸でした。
あまり広くはないですが砂浜もあり、水遊びができます。
ぐちょぐちょになりながら遊んでいる子供達もいました。

Angelisland12
この海岸から、ほんの数分のところに、フェリー乗り場があります。
フェリーの時間まで時間を見ながら遊べるので、なかなかいい場所ですね。

そして、みんな、ぐったり疲れて帰ってきたのでした。
もちろん、私も。
でも、たまには体力勝負な遠足に参加するのもいいですね。
 

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2011年6月 9日 (木)

男の子からの贈り物♪

Filoliへの遠足 & 社会科見学に行って倒れた翌日、結局、娘は学校を休みました。

すると、夕方、袋が玄関前に置かれていました。
中には、たくさんのカード

遠足で倒れた娘を心配したクラスメートたちが、学校の休み時間を使ってカードを書き、代表の近所の女の子が持ってきてくれたのでした。
先生から、ピンクや白の紙をもらったのでしょうね。
アートの時間に見かけたような紙でした。

既に元気になっていた娘は、カードを見て よろこんでいました。

そのときに、おもしろい共通点が。。。

みんな同じようにカードを書いてくれたのですが、なぜか、男の子達からのカードにだけ お金がつけられていたのです。

Getwell2011

お金といっても、クラス内だけに通用するお金で、時々開かれるクラス内のお店で、実際に物と交換できる お金なのです。

ちゃんと物が買えるという事で、子供にとっては本当にお金と同じ。
このお金を巡っては、盗難事件も起きたくらい、本物のお金のように扱われています。

そんな大切なものを送ってくれるなんて。
病気でお金
。。。お見舞金なのかな?

人によって、多かったり少なかったり。
自分の範囲内で送ってくれたのでしょうね。

男性というものは、まだ3年生のうちから、女の子にお金をかけるという志向回路が働くものなのね、と妙に納得してしまったのでした。

娘は、「お金をくれるなんて、困っちゃうわ。。。どうしよう。」と悩んでいましたが。
 

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2011年6月 7日 (火)

大きな自然を求めて Filoliへ

年度末に入り、学校はもう二週間以上前から、机上の勉強をする雰囲気ではなくなっています。
毎日、年度末行事の準備や遠足で大忙しです。

先日は、Filoliへ遠足&社会科見学に出かけてきました。
学校からほんの30分の場所ですが、ここにはアメリカらしい大自然が残っています。
あちこちに樹齢500年以上の木があり、そして草原があります。

Fioli1

 
カリフォルニア州の花 California poppyも、たくさん咲いています。
時間が早かったからか、つぼんだ感じに見えますが、時間によってはもっと開いてきれいな花が一面に見られます。

Fioli9

 
遠くを見つめると、鹿がいました。
でも、これ、わりと視力にいい人の目でやっと見えるかどうか、というくらいの距離。写真に撮っても。。。

Fioli2

ちょっとわかりませんね。

 Fioli5Filoliでは、ボランティアのおじいさんが、6~7人のグループに分かれた子供達を連れて、草原や山の中を歩き回ります。
 
これは、コヨーテの糞だよ」などと、普段、動物のフンなど見ることのない私達に説明してくれました。
  

 
Fioli4 あちこちに、いろいろな生き物の足跡があります。
これは、鳥の足跡だよ
などと、一本の指が5cm以上もある大きな足跡を指して教えてくれました。

これは、何の足跡だと思う?

と聞かれてもわからない足跡もあり、皆が首をかしげていると、

ナイキかリーボックだ

あはは!

。。。って、笑っているの、私だけじゃない。
子供には、??なジョークを入れて滑りながらも、おじいさんは一生懸命、案内をしてくださったのでした。

山に入っていくと、体調が15cm以上もある黄色のナメクジ、Banana Slugが あちこちに歩いています。

Fioli6

最初は気持ちが悪くても、たくさん出会っていると かわいく思えてくるから不思議。

足跡、フン、ナメクジなど、ちょっと な物ばかりではありません。

こんな鮮やかなお花が木いっぱいに咲いているところも見られました。

Fioli10

 
近くで見ると、こんなに華やかで可愛いお花です。
これはFremontodendronという木です。
咲いているととてもきれいですが、あとの掃除がものすごく大変だそうです。

Fioli7

 
散策が終わると、おじいさんが、この近辺での昔の生活について講義をしてくださいました。

Fioli8

 
昔は動物から取った毛皮を、と説明を聞いていると、娘がうつむいてしまい、様子が。。。

Fioli11

このままベンチの上に倒れ、私は娘を連れて家に帰ることになりました。
といっても、山の中。

歩くことのできない娘とともに、レンジャーのお姉さんが小屋のそばに止めていた車に乗せてもらい、一般の駐車場に連れて行ってもらったのでした。

そして、残念なことに、昔この辺りに住んでいたインディアンの生活についての講義は聴くことができずに岐路に着いたのでした。
 

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2011年6月 3日 (金)

簡単な英語劇 Coyote Steals The Summer

私が子供の頃、よく学校で劇をしましたが、アメリカの小学校でも、よく劇をします。

その中でも、かなり有名なCoyote Steals The Summer
アメリカ先住民から伝えられた物語を元に作られた劇だそうです。
コヨーテの他に、木、ワシ、ウサギ、狐など、子供らしい役柄がほとんどです。

15分くらいの劇なので、キンダーから小学校3年生くらいの子供達が演じるのに適している劇です。
セリフだけでなく、歌が多いのも、よく演じられる理由の一つなのでしょう。
劇をするための台本なども売られています。

ところで、娘の学校では、違う学年のクラスと交流を図るために、バディという他学年のお友達が決められています。
娘の3年生のクラスは、1年生のバディを持ち、何か一緒に作業をして3年生が1年生の面倒をみているのですが、その1年生の子達と一緒に この劇をして学校全体に披露することになりました。
1年の一クラスと3年の一クラス合同で、40人もの多人数になるので、演技をする子供達はほとんど動きません。
長いベンチに座っての演技&歌でした。

Coyote2

娘は、Oak Tree(カシの木)の役。
木なので、上半身は緑色、下半身は茶色の服を着てくるように、先生からの指示がありました。
ちょうど、舞台の真ん中辺りに Oak Treeの子供達6人(3年生3人、1年生3人)が座っています。
一番右の白い服の子が、主役コヨーテの男の子です。

Coyote1 アメリカの子供達は、ものすごく体型に個人差があるので、3年生と1年生のペアというと、3年生の方が小さかったりすることもよくあります。
娘の1年生のバディは、娘と同じ身長。
左がバディで右が娘です。
さすがに中身は違うので、娘とバディのセリフでは娘の声しか聞こえません。
いつの間にか、学校で小さい子の面倒をみる年になってしまいました。早い。

短い劇ですが、楽しかったようで、学校後のバイオリンのレッスン時間には、先生の

今日はどうだった?」の質問に、「劇をしたのよ」と報告していました。

先生が「何の役をしたの?」には「カシの木よ

そうかぁ。木は、ずっと黙って立っているの? それともしゃべるの?

座ったり立ったりするし、しゃべったり、歌ったりするのよ。

会話を聞いていて、何だかおかしくて笑ってしまいました。
「木になった」と報告されても、大人はどう話を続けたらいいのか わからないものだけど、さすがに先生は会話できるものなのね。

   

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2011年5月22日 (日)

校長先生への手紙

学校は年度末。
いろいろな行事で忙しくなりました。

この時期、だんだん気になってくるのが進級後のクラス分け。
夏休みに入ると先生方や校長先生が集り、クラス分けに多くの時間を割きます。

そのための資料として、父兄からのリクエストを受け付けてくれる学校も多くあります。
学校によっては、レターサイズの決まった用紙に、リクエストを書いて出します。

パロアルトの娘の学校でも、リクエストを校長先生宛に提出できるようになっています。
特にフォーマットは決まっていないので、手紙のように書く父兄が多いようです。

基本的には、たとえば学習障害や多動の傾向がある子供の父兄が、「こういう行動が多く見られるので、対処できる経験豊かな先生に」などとリクエストを書きます。
その他、学習に関連していて、学校のスタッフに知っていてほしいことなどと書きます。

また、「この嫌な生徒と同じクラスにしないで」というクラスメートのリクエストも、親たちとしては書きたい一つです。
クラスメートに関しては、わがままなリクエスト?と思いがちですが、虐め行為などと絡ませて書くと、まず、リクエストを反映させたクラス分けになるだろうと言われています。

ということで、私もリクエストを提出することにしました。

レターサイズに紙に、やはり手紙形式で記述しました。

まず日付、あて先の校長先生名、そして、この小学校に引っ越してきて、いい教育が受けられることへの感謝の言葉。

そして、一つだけ問題があって悩まされている、と本題に入ります。

きちんと相手を名指しして(名指ししないと違うクラスになれないので)、「こういう嫌がらせを受けています」とわかりやすく箇条書きにしました。

  • 押したり、ひっぱったりを激しくする
  • 物を隠す、物をひったくる
  • 昼食中に食べ物を投げつける
  • お金を脅し取ろうとする
  • 学校で使用するサイトのID不正使用とオンラインアイテム削除
  • 友人との会話に割り込んでくる

他にも、精神的な圧力を感じる行為を受けています」として、

  • 休み時間中に、いつも後追いをしてくる
  • 他の子と話をしていると泣いてしまう
  • 悪事をとがめて叱ると泣いてしまう
  • 休み時間に行動を共にしてあげないと ぐずる

「娘は、彼女の娘に対する強い執着心に困惑しています。このような行為が見受けられるので、新しいクラスを決める場合には、考慮していただけるとありがたいです」と結びました。

問題は、他のクラスメート達も、彼女を嫌っているのがわかっていて、そのため、他の子もリクエストを提出しているかもしれないということ。
そして、娘の学年は3クラスしかないこと。
でも、これだけ具体的に書いたので強いとは思うのですが。
後追いをしているのは、うちの娘に対してだけのようだし。。。担任の先生に確認してもらえれば、彼女のした悪い行為については説明してくれるでしょう。
たぶん、大丈夫。。。

 

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2011年5月19日 (木)

長期プロジェクトのプレゼンテーション

少し前に、学校で行われていた長期プロジェクトの「アフリカ系アメリカ人についての調査」。
娘は、ジョージワシントンカーバー(George Washington Carver)を選んでレポートを作成し、同じ人物を調査している友人たちとジョージワシントンカーバー・プレイデートまでして、レポート作成をしました。

手書きの調査資料やドラフト版を合わせて提出するので、レポート提出日には娘は50ページもの資料を提出しました。
小学校3年生とは思えない分量!

そして、その数週間後、プレゼンテーションをしました。

調査した人物になりきって、自分の人生を紹介するという形にしなさいという指示だったので、簡単な変装をしてプレゼンテーションする子もいます。

この変装(?)も、採点の対象になるそうで。。。
娘は、さすがに黒人男性に変装するのは難しいので、科学者らしく白衣を着てプレゼンしました。
私の白衣なので、袖を折っても、ちょっとダブダブでしたが。

3~5分くらいのプレゼンテーションを期待しているようで、「10分話すと長いかなって思う」との先生のお話から、娘は8分程度用意していました。

プレゼンテーションの方法を考えた末、資料は紙芝居形式にすることにしました。
全部で10枚。
これだけあると、話す内容も簡単に思い出せます。

表紙、家系図、幼年時代の生活の絵、学生時代に使用していた部屋の写真、大学や研究室の写真、辿った軌跡の地図、ピーナッツから作った各種製品のイラスト、その他開発した製品のイラストや写真、研究以外の素顔、彼の偉業を称えて作られた記念のものの写真などをプレゼンテーション資料として作っていました。

Gwc2

これだけの資料を揃えるのは大変なことですが、今は図書館での調査だけでなく、ネット上で博物館や大学、その他の公共機関などが たくさんの情報を提供してくれています。
ありがたいインターネット時代!

プレゼンテーションは、クラス全体を3つに分け、3日間で行われますが、私も、娘が発表する日だけ見学に行きました。
日本人らしく、準備万端!なプレゼンテーションでした。
(日本では、座ってプレゼンテーションって あまりありませんが。

Gwc1

昨日受け取った、長期プロジェクトの評価には、「今まで、17年間の教師生活を通して、これほど私の期待を大幅に超えたプロジェクトを仕上げた生徒はいませんでした。あなたのプロジェクトは、私自身にとっても、とても勉強にもなりました。」と書かれ、100点満点の総得点のところ、127点ももらいました。

かなりがんばっていたからなぁ。
おかげで、あの時期は日本語の勉強が、疎かになってたような。。。

でも、初めての本格的なレポート作りとプレゼンテーション。
準備は親も手伝わなくてはならないと言われていたので私も大変でしたが、娘にはいい経験になりました。

 

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2011年5月15日 (日)

笑ってしまった遠足代盗難事件(^o^;)

娘の小学校3年生のクラスで、盗難事件がありました。
先生の机の上に置いてあったはずの遠足代がなくなってしまったのです。

父兄からの「生徒の遠足参加許可書」にクリップで留めてあった遠足代ですが、クリップと許可書は残り、現金だけなくなっているので、盗難事件であることはすぐにわかったそうです。

そこで、先生が休み時間にクラス全員を集めて言いました。

誰が盗んだの?
 盗んだ人は、すぐに名乗り出なさい!

すると、一瞬の沈黙の後、一人の男の子が手を挙げました。

僕がお金を盗りました。ごめんなさい。

クラス全体に、素直に謝りました。

これで、一件落着!!?

と思っていたら、翌日、また休み時間にクラス全員が集められました。

先生が、お金を盗ったと告白した男の子に、

ほら。クラスの皆に、何か言いたいことがあるのでしょう?

と促すと、男の子は、

昨日、お金を盗ったと言ったのは嘘でした。ごめんなさい。

と、今度は嘘をついたことを謝ったそうです。

先生は、再度、

本当は、誰がお金を盗ったの?
 正直に言いなさい。

結局、最後には真犯人が名乗り出たそうです。
前に、別のものを盗ったことがある男の子が犯人でした。

さて、それなのに何故、彼は自分が犯人だと言ってしまったのか。。。

実は、先生が言った言葉に問題があったのです。先生が

盗んだ人は、すぐに名乗り出なさい!

と言った後、

こうやって話していると、どんどん時間が経って休み時間がなくなっちゃうわね。
 今日は、Jamba Juiceが来る日なのに。

Jamba Juiceというのは、有名なスムージー(フルーツから作ったシャーベット状のジュース)のお店で、そのお店のトラックががSTARテスト終了日の休み時間に来て、小学校の生徒全員にスムージーをご馳走してくれることになっていたのです。

男の子は、

スムージーが飲めなくなったら大変!
 そうだ。僕が犯人になればいいんだ!

と一瞬のうちに考えて、名乗り出てしまったそう。

でも、金銭の盗難事件ともなれば、さすがに後から調べられるし、親への報告も行ってしまいます。
当然、彼は、盗んだはずのお金を持っていないことを不審に思われて、簡単に犯人でないことがばれてしまったのでした。

それにしても、もう9才。
それなのに後先考えずに、目先のスムージーに魅せられて、自分が犯人になってしまうなんて。
でも、彼らしいなぁ、と思わず笑ってしまったのでした。

娘は、「最初から、何か怪しいなぁと思ったのよね。」と冷静に話していました。
 

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2011年4月30日 (土)

続!3年生でもID不正使用事件

前に、小学校のリーディングプログラムRaz.Kidsを家庭で利用していたとき、娘がネット上で購入したアイテムの一つが消えているのに気づきました。
その「3年生でもID不正使用事件!」から一ヶ月。

もしかしたら、他のお友達のアイテムも消されていたのかもしれませんが、「気のせいかな?」で済まされていたのか、それとも何も起きていないのか、誰も騒ぎ出すこともなく平和に日々が過ぎていました。

ところが今回、新たにクラスで大きな問題になりました。

というのも、今回は、ある男の子が誰かにRaz.Kidsで貯めていたポイントを全て消され、何もなくなっていたらしいのです。

すべてって。。。子供にとっては、かなりな衝撃だったと思います。

その男の子は、今年になって他国からお引越ししてきた子で、まだよく英語が話せません。
だからターゲットになったのかはわかりませんが、本人は何も言うことができず、よけいにかわいそうに思いました。

そして、さすがにそこまでの悪事を考えなかった先生は、クラス全体に話をすることになりました。

先生は、

このクラスの誰かが、他人のIDとパスワードを使って悪いことをするなんて、想像もしなかったわ。
もう、他人のIDやパスワードを使って悪いことはしないで。

と生徒達に話し、

今度は、他の人がわからないようなパスワードにしなくちゃいけないから、その作業で私は忙しくなっちゃったわ。

と言っていたそう。

さて、このとき、かの暴力&脅迫の事件1のElainaが娘に重大発言!

ポイント消されちゃったんだ。
 そういえば、あなたのアイテムも一つ消されちゃったんだものね。
 ほら、ロボットが消えたのよね。
 あ、違う。エイリアンのFuzz Aldrinだった!

そこで娘が、すかさず、

どうして、Elainaがそんなこと知ってるの?
 私、誰にも何のアイテムが消されたかなんて話したことないわよ。
 私と犯人しか知らないのに。

ここで、自分の失言に気づいたElaina。

わ、わたし。。。消してないわ。

しかし、時すでに遅し。

やっぱり、犯人は Elainaでした。
でも、娘は、Elainaを攻めることはしなかったそうです。
Elainaも、それ以降、
Raz.Kidsの話しは止めて黙るようになりました。

そして、今でも、Elainaは娘の後をついてまわり、「私も!」と、娘と他のお友達とのお話しや遊びに割って入り、みんなに「本当にウザイ!」と影で言われながらも普通に日々を過ごしています。
どれだけ嫌な相手だと思っても、Elainaを仲間はずれにして虐めない子供達って、本当に偉い!

私は、いちおう、先生に今回のElainaの発言を話し、娘の中でID不正事件は解決したことを報告しました。

先生は、Elainaを追求せずに、犯人を心の中にしまっておくそう。
Elainaの3学期成績の中の、SOCIAL SKILLSのいくつかの項目が影響するだけ、かな。

ときどき気になっていたので、事件が解決してほっとしました。
それにしても、こんなふうに
自ら、自分が犯人であると言ってしまう発言をするなんて、やっぱり憎めないほど幼いのよね。。。
 

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