白いチュチュの製作過程
娘が高校時代に作成したバレエのチュチュについて、記事にしていなかったので書きました。
このチュチュは、私の4つ目(たぶん)の作品になります。
そして、娘が一番長い年月着たのではないかと思う、思い出深いチュチュです。
スノークィーン、(チュチュのスカート部分だけ、それも一番上の一円は入れ替えて)初年度のシュガープラム、ガムザッティなど、高校二年生からずっと着ていました。
まず、チュチュのスカート部分のプリーツです。
すごくたくさんの待ち針を用意して、手作業でネットのプリーツを作っていきます。
この時のスカート部分は、13枚くらいのレイヤーだったでしょうか。
プリーツの終わったレイヤーは、皴がつかないようにかけておきます。
バレエバーが役に立ちました。
(このバレエバーは、オンライン授業の今は頻繁に使っていますが、当時はバーとしてよりチュチュ作りに貢献していました😅 )
全部のレイヤーが完成したら、一段一段パンツ部分に縫い付けてチュチュのスカートを完成させていきます。
出来上がったら、逆さにして、一段一段アイロンでスチームを当てて整えます。
かける前はゴム止めして、一段一段外してスチーム作業します。
ビスチェ部分とスカート部分が出来上がると、だんだん先が見えてきます。
二つ合わせると、こんな感じです。
次は、チュチュのスカート部分の上にかぶせる、一円の作成です。
ネットで探して購入したレースやアップリケを組み合わせてデザインしていきます。
デザインが終わったら、スワロフスキーをつけて飾り付けていきます。
飛ばないように、そしてピンセットで取りやすいように、キッチンペーパーの上に載せておくと簡単です。
チュチュのスカートに載せる一円の出来上がりです。
チュチュのスカートに載せると、こんな感じになります。
このチュチュは、スカート部分のウェスト部分にゴムがつけてあるので、ビスチェの裏側に付けたボタンを通すと、縫い付けなくてもビスチェ部分とスカート部分が結合するようになっています。
ビスチェ部分にもアップリケやスワロフスキーなどの飾りをつけます。
そして、ビスチェ部分とスカート部分をくっつけて終わりです。
この後、パドドゥを踊るときには、男性ダンサーが指をひっかけるといけないので、ビスチェ部分とスカート部分はしっかりと縫い付けます。
ただ、スカート部分を別のビスチェにつけて使いまわす場合などは、このようにボタン付けができるようにすると楽なのです。
白いチュチュの出来上がり!
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