日記・コラム・つぶやき

2020年5月26日 (火)

いろいろなタイプのマスク作り


コロナウィルスが猛威を奮っている中で、マスクをしていないと入店できないお店が多くなりました。そのため、マスク作りを頼まれるようになりました。

娘には「ママ新しい趣味が見つかってよかったね」と言われてしまうくらい、何故かよく頼まれます。

最初の頃、作っていたのは、ごく普通の布マスク。
と言っても、日本のマスクと比べると、実際のサイズは結構大きいです。
何故か大きいマスクが好まれるようです。

20200503_masks
何で、この変な構図で写真を撮ったかというと、大きいのと小さいのは、上下の差1cmで作ってほしいという依頼だったので、確認のためのやり取りで大きさの違いが分かるような写真になりました。ゴムは、普通のゴムが(私の家の中で)品薄なので、タイツから作ったゴムを使用しています。
このマスクは、ミシシッピに住む知人からの依頼で、カジノで使いたいとか?

え、カジノって、やっているの??と不思議。

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これは、その後コーヒーフィルターなどを切った紙をマスクに入れると安全性が増すという情報で頼まれた、横からシートの入るマスクです。

20200513_maskr
このマスクは、伸縮性のある柔らかい生地でと頼まれた、伸びる&リバーシブルのマスク。

20200513_maskr2
娘が、テープにメッセージを書いてくれました。

今、作っているのは、3MやハネウェルのN95マスクが入れられるマスク。

20200525_mask


機密性の高いN95マスクを入れるためには、息がしやすいように、かなり薄い生地で作ります。
また、マスクが硬いので、横からではなく上からマスクの出し入れできるポケットを付けるようにしました。


3枚の生地の厚さとはいえ薄い生地なので、このマスクだけだと、何もつけていないような呼吸の軽さ。N95の利用者にはこのくらいでないと、と思います。

最近、「身体が弱いので、普通の布マスクでもつけていると苦しくて動けないけれど、着けないと食料を買いにも行かれない」と悩む知人の話を何度か聞いたので、そういう友人にはプレゼントしたいなぁ、などと考えています。
やっぱり、だいぶ、趣味っぽくなってきました😅

 

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2020年5月14日 (木)

N95マスク


シリコンバレーに住む身からすると、まだコロナが遠い国の出来事に思えていた頃のお話です。

娘はとても真面目なため、苦労する難易度の高いクラスばかり取っているので、クラスメートは中国系の生徒がメインでした。そのため、娘のお友達は中国系が80%以上を占めています。
その友人たちが、その頃、話していたのが、

中国の〇〇〇から、コロナウィルスというのが流出してしまって、これからここだって大変な状況になる

という噂でした。

その後、時は流れ。。。そのコロナウィルスでアメリカも大変な状況になり、娘の高校が休校になった後、家にいて時間的に余裕のできた娘から その話を聞きました。

どうして、その話を聞いたときに話してくれなかったの?

と娘に聞くと、

だって、どのクラスに行っても、お友達がその話をしていたから、誰でも知っている当たり前の話かと思っていたんだもの

なるほど。
もし、今、私が「今、コロナウィルスで世界は大変なのよ」と言ったら、「何を当たり前のこと言ってるの?」との反応がわかっているから言わないでしょう。

「中国の〇〇〇」という噂の真偽はともかくとして、「シリコンバレーだって大変な状況になる」という話を前に知っていたら。。。そして、どういう状況になるのか、その頃にある程度の予測がついていたとしたら。

日本から、あれを送ってもらっていただろうなぁ。
(今は、規制対象品)

あれを買っておいただろうなぁ。
(今は、品薄)

という物が次から次へと頭に浮かぶのでした。

そういえば、まだ娘のバレエの発表会の企画をしていた頃、私はバレエ学校のボランティアを招集する計画を立てていたのですが、卒業生のママ(中国系)に

3月の発表会、するつもりなの?
 これから、大変なことになるわよ。
 中止しなさいよ

と言われたんだっけ。

そんなこと言われても、私にそんな権限ないし

と思っていたのだけど、彼女は、やはりいろいろ知っていたのね。
その時、もっと真剣に話を聞いて対処していたら、と今になって思うのでした。


先日、中国系の親しい友人が心配して連絡をくれました。

出かけるとき、ちゃんとマスクしてる?
 どんなマスクしてるの?
 N95マスクじゃないと効果が期待できないのよ。
 ちゃんとN95マスクしてるの?持ってる?

え? N95マスク?

私がN95マスク持っていないって言ったら、持ってきてくれるつもりなのかも。

でも、今、N95マスクは、医療用として、一般人は使ってはいけないマスク。
持っている人は、医療機関に寄付してくださいって言われているのを知っていて、そんな貴重な物をもらうわけにもいかない。。。

大丈夫。私、ネットでお買い物していて、外に出ないから。
 エクササイズも、家の中でしてるわ

ありがとう、と思いつつ、そう言うしか思いつかない私でした。

 

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2020年5月 8日 (金)

自粛生活中の大きな買い物

コロナ自粛生活で困るのが運動不足になること。

お散歩しようかなぁと思っても、やはり人との距離が心配になります。

6フィート(180cm )の距離を空ければいいとは言うものの、それはお互いに止まっている場合に関してであって…ScienceAlertの記事によると、2.4 mphの速さで歩いている人の後ろでは5m空けないと危険だと言うし、9mphでジョギングしている人の後ろでは10m空けないと危険だそう。

自転車の場合は20m離れていないと危険と言われると、かなりあちこち注意しながら移動しないといけない気がして、なかなか出かける元気が出てきません。

一度公園でウォーキングしましたが、風が気になって…風上で遊んでいる人たちを見ると、「あそこからウィルスが飛んできてたりして!?」と小心者の私は怖くなってしまうのです😰

 

そんな時、「これが欲しい!」と突然思ってしまったのが、トレッドミル。

家の中でウォーキングできるなら、それが一番安心。

早歩きの速度に設定すれば、膝の負担も少ないし、いい有酸素運動ができそう!

おまけに、今時のはiPadを置く台が付いていて、バラエティ番組でも見ながらトレッドミルすれば、すぐに時間なんて過ぎる気がします😆

 

でもまぁ、考えることは皆同じ。

購入しようとすると、かなり品薄が多く、なかなか配達してもらえないよう。

やっとよさそうな(高くない)、かつ、すぐに配達してくれる商品を見つけました。

GoplusのElectric Folding TreadmillLED Touch Display付きの小型のトレッドミルで、その名の通り畳むこともできます。

(今は売り切れになってしまったようですが)

20200507treadmill

 

1か月、使ってみましたが、なかなかいいです!

速い速度で歩いた後、すぐにトレッドミルから降りるとふらつきますが、止める前に設定速度を落として身体を慣らせば大丈夫。

かなりいい汗かくわ〜と毎日1時間近いトレッドミル生活を送っています😊

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2020年4月30日 (木)

除菌、どこまでするのが正解か


最近のコロナ自粛生活で、お買い物から帰ってきた後は、毎回、玄関で全ての商品に除菌スプレーをかけているという話を聞きます。
私は、除菌スプレーがすぐに無くなってしまいそうなので、気持ちだけ除菌...と、除菌剤の付いた拭き取りシートで、拭けそうな物だけ拭いています😅

どうしたらいいのか悩ましい問題ですが、DailyHealthPostによると、すべてのお買い物を除菌するのに多大な労力を使う必要はないとの記述がありました。
もっと大切なことは、

  • スーパーでなるべく人と接しないこと
  • 買った商品を家に持ち込んだ後に手を洗うこと
  • 料理を作る前と後に手を洗うこと
  • 食べる前に手を洗うこと

だそうで、これらをしていれば、商品を除菌することは必要ないというお話でした。
特に、食料品はパッケージを除菌スプレーした時に中の食品を痛める可能性があるので、除菌スプレーや除菌シートよりも、石鹸で水洗いをする方が安全とか。

また、ほとんどのコロナウィルスは、24時間経つと感染力がなくなるし、72時間経過すると、どんな表面についたウィルスでも感染力は失われるので、すぐに必要のない物はしばらく触らずにどこかに置いておくのが最良の対処ということです。

一つ、注意しなくてはいけないことは、「すべて一晩、冷凍庫に入れれば安全」という噂は嘘だということ。
いくら冷凍しても、時間が経過しないことには感染力はなくならないそうです😔


今まで、お買い物の後、もっと真剣に除菌した方がいいのかなぁ、と少し気になっていましたが、手洗いの徹底でいいのね~とちょっと気が楽になりました。


そういえば先日、MITに進学が決まった娘の友人が、Zoom中に、

MITから箱が届いたのだけど、中身が見られないの。危ないボストンからの郵送だからって、今、お母さんに隔離されてるの。3日経ったら空けて報告するわ!

と言っていましたが、そのMITママの対処が正解!なのですね😃

 

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2020年4月27日 (月)

スタンフォード大学に決めました❣️

コロナのための自粛生活中ですが、娘の高校生活はリモートでありながらも進んでいきます。
そして、いよいよ、大学を決める時期になりました。
(秋からの大学がキャンパスで行える状況になっているのかは心配なところですが)

娘が合格切符を手にし、進学を決めたのは、スタンフォード大学。

202004262

同じパロアルトにある大学で、小学生の頃からの憧れでした。
バレエカンパニーもあるので、今後もバレエを続けることができます。

しかし、本当にアメリカの大学受験というのは結果が予測できないものです。
「こうしたら受かる!」というのがなく、運もあるんですよね。
ちょうど、こういう能力のある子がほしい、と取ってもらえたり…どんなに学業が優秀でたくさんの課外活動をしていてもダメだったり。特にアジア系は学業完璧な子が多いので、優秀な子でも厳しいです。

高校でいつも娘と一緒にいる中国系米国人の友人とは、ほとんど大学から同じような評価が得られそうな経歴で、一緒にスタンフォード、MIT、UCバークレー、UCLAを受けましたが、娘はスタンフォード、UCバークレー、UCLAが合格、お友達はMIT、UCLAが合格、と結果がかなり違っています。
娘の第一志望がスタンフォード、お友達の第一志望がMITだったので、お互いに結果がよかったと喜び合ったそうです。
(私個人としても、MITは入学後とても大変そうなので、逆の結果にならなくて安心しました)

実は、お友達の方が少し成績がよく、高校生活中のA+数がお友達の方が若干多く、しかも娘はA-を取った事があった上に、SATは お友達が10点上(SAT Subject Testsは二人とも全満点)でした。もちろん、課外活動もしっかりしています。他の大学より成績が重視だと言われているUCバークレーなのに何故か優秀なお友達を取らなかった、など、不思議な結果も起こるのです。

アメリカの受験には自分の努力ではどうにもならない部分も大きいので、ドリームスクールを一つにしない、そして好きな大学をいくつか持つのが精神的に楽なのだと思います。

前に、あまりにスタンフォード大学に憧れた女の子がスタンフォードの寮に潜り込み、8か月もの間、スタンフォードの学生と一緒に寮生活を送っていたという事件もありました。
彼女には親からのプレッシャーもあったそうですが、親は子供の気持ちを一つの大学だけに向けないようにすることが必要ですね。

娘とMITに決まったお友達は、二人とも運がよい結果になり、本当にほっとしました。
この自粛生活中、ときどきzoomで一緒に勉強しています。
早く、実際に会えるようになるといいのですが。

 

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2020年4月22日 (水)

自粛中、久々の公園にて


高校が休校中とはいえ毎日大量の宿題や提出物があり、また来月に控えた7つものAPテスト準備のため、毎晩遅くまで机に向かってばかりの娘を見かねて、気分転換に公園に連れて行きました。

道路はほとんど車が走っていませんでしたが、公園も人はまばらでした。
ウォーキングしている間、他の人とすれ違う時には簡単に5メートルの距離を取ることができます。

公園内の遊具は、黄色いテープが巻かれていて、使用禁止です。
テープが巻かれたブランコの前で、春の卒業公演で演じるはずだったジゼルの一シーンで撮影。
(練習していた頃は、公演がすべてキャンセルになるとは思いませんでしたが。)

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いつもなら、中国系の方々が太極拳(?)をしている広場も、誰もいませんでした。

ちょっと寂しい夕日を浴びながら、アラベスク。

20200402park1 

たくさんの人で賑わっていた公園。
いつも人に追い払われていたリスは、どこかからリンゴを見つけて、のんびり食べていました。
「最近は、なぜか生活しやすいなぁ」とでも考えているのでしょうか。

20200331_park3

パロアルトの人々は、かなり厳格なコロナ対策をする人が多く、近所のスーパーに行くと、マスクをしていない人が見当たらない状況です。アジア系どころか白人の方々も自分でマスクを作ってしまうし、それをご近所に無料で配っている人も一人や二人ではありません。
それどころか、現在は頼んでいないメードサービスやガーデナーにも、来てもらわないのにお金だけ払っている人々も多いのには驚きました。彼らの生活を考えて、皆、自分ができることをしようとしています。

ニュースでは、他の地域で「自粛反対!マスクをしない権利を!」とデモをしていたり、アジア人差別の事件を放映しています。
「ここしか住んだことがないのだから、あなたはアメリカの世間を知らないと思うわ。」と友人に言われたのをふと思い出しました。

早く平穏な生活が戻りますように。。。

 

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2020年4月18日 (土)

ロックダウンでも明るく♪


日々、家の中で過ごす我が家。
この5週間、私は一度、近くの公園にお散歩に行ったのみの外出で、その他には家を出ていません。
医療現場で働いてくださる方々の大変さを思えば、自分の生活にはストレスを感じず、のんびりと過ごしています。

さて、この時期、とてもお世話になっているのが、「Nextdoor」のアプリです。
ご近所さんがつながっているアプリで、いろいろな情報を交換できます。

今、コスコの待ち行列が5分でした!
今、モールの端のお寿司屋さんまで行列です。行くのは止めて
一時間前、Safewayにトイレットペーパーとキッチンペーパーがありました!

などの便利な情報が得られます。

私が好きなのは、その他の、ちょっとした楽しい情報です。

イースターの時には、

我が家の前に、大きなバスケットと置きました。中にお菓子の入った卵が入っています。隣に置いてあるサニタイザーで手を綺麗にして、ビニール袋を取り、それを手袋代わりにして卵を取ってください。楽しんでね♪

などと投稿されていました。これは、子供たちが喜びそう!😃

また、

〇〇通りをお散歩したら、私の家によってね。門の外にシャボン玉スティックを置いているので一つ、持って行っていいわよ。

Bubble200417



皆、子供たちが楽しく過ごせるように、思考を凝らしているよう。
りり娘は高校最終学年なので どちらのお宅からもいただくことはありませんでしたが、こんな親切を考えつき、実行してくれるご近所さんがいるなんて、と暖かい気持ちになりました。


他にも、アート系で楽しませる投稿も。

幸せと楽しさをと思い、フェンスに蜂のクラフトをつけています。皆さん、〇〇を通ったら、僕の家のフェンスに自分で作った蜂をつけてください。皆さんが通りがかって幸せな気分になりますように。

Bee200417


また、

こんなアートを作っていても、誰も困らないわよね。楽しんで

と家の前にチョーク画を描いて披露してくれるご近所さんも。

Art200417

 

皆、暗くなりがちなロックダウンの時期でも人々を楽しませようと、そして自分も楽しもうとしています
早く、皆の生活が正常に戻れますように。。。


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2020年4月13日 (月)

2年半ぶりです!


ずいぶん長いこと、ブログから離れていました。
過去の記事を読み返してみると、かなり昔のことと思っていた内容が書かれていて、あれから本当にいろいろなことがあったなぁ、と感慨深くなります。

実は。。。血縁はまったくないのですが、とても近い関係にある お世話になっていた方がトラブルに見舞われ、そのトラブル相手の言い分が二転三転して振り回されてしまっていました。そのため、ブログを書くというエネルギーがありませんでした。
そのトラブルもほとんど解決し、今はやっと精神的には平穏に戻りました。

数年の落ち着かない生活の中、あっという間に10年生だった娘は12年生に。
高校最終学年になったと思ったところで、今はコロナ騒動真っ只中。
卒業式をはじめとした卒業関連イベントがすべてなくなりました。

本当に、前回の記事を書いていた頃には思いもよらなかった数々の出来事がありましたが、人生いろいろあるものですね。

今回のトラブルについて、詳細を書くことはできませんが、その教訓を一つだけ。。。
他人に隠しておきたい親密な関係があると、どうしてもその記録を抹消したくなるものですが、未来の自分のためにはすべての記録(メール履歴や写真など)を保管しておいた方がいい、または関係を知る証人を得ておいた方がいいということです。将来、相手がどのような心変わりをするかはわかりません。
数年前の #MeTooの社会現象から、それを利用しようと考える人も出ています。関係が悪くなった時に「あの人に襲われた」と言うと、人々は「また #MeTooよ。ひどい!」と、それを信じてしまうのです。でも、証拠になる記録を持っていれば、または襲われたと主張されている日時の直後に親密な付き合いをしているのを知る証言者たちがいれば、社会的な信用を取り戻すことができます。関係の良い時には考えられないことですが、変わらない関係はないと考えて慎重に行動することも必要なのだと思うようになりました。

特に社会的立場がある場合には、嫉妬心から憎悪の感情を受けることも多くなるので、関係が解消されたのを知った周りが#MeToo告発をさせようと働きかける場合もあります。
何にしても、人にオープンにできないような関係は慎むのが一番ですね。
正しく生きないとと、思うのでした。

 

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2017年5月 5日 (金)

生徒たちが引いた先生のジョーク


アメリカ人が言ったジョークが面白いと思えなくて、というような話を聞くことがあります。
日本人とアメリカ人では文化が違うのだから感覚の違いは仕方がないのかもしれません。

また、アメリカ人といっても人によって出身の民族も違えば育ちも違う。。。アメリカ人同士でさえも笑いが違って当然なのかも。。。

先日、娘の体育の代替の先生が授業中に生徒たちに、ある話をしたそうです。

 N社(先生は実社名を言いましたが、怪しいので伏字で。日本でもクッキーやクラッカーが人気の有名な会社です。)の社長は、チョコチップクッキーが大好きだったんだ。

だけど病気で、もう動けなくなって死の床についていた。
一人でベッドに横たわって死を待っていたのだけど、ふと気づくとベッドルームまでチョコチップクッキーのいい匂いがしてきた。
それで、最後の力を振り絞ってベッドルームを出ると、いい匂いがしてくるキッチンの方に向かった。
キッチンに入ると開いたオーブンの中から焼きたてのチョコチップクッキーが見えていた。

「あぁ! 僕のために、最後に僕の大好きなチョコチップクッキーを妻が作ってくれたんだ!」

ちょうど、部屋に入ってくる妻に、最後の力を振り絞って小さな声で言った。

「ありがとう。君に出会えて本当によかった。
 君と結婚できて本当に幸せだった。」

すると、妻はその言葉に気づかず大声で、

「そのクッキー、食べないで!
 あなたのお葬式で出すために作ったんだから!」


先生は、オチを言うと大声で笑ったそうです。

ところが。。。生徒たちは、シーン。。。誰も笑いませんでした。

焦った先生が、

「どうして? どうして、みんな、笑わないの?
 俺は、すごく面白いジョークだと思うんだけど。
 何で?」

先生に悪いと思った生徒たちは、

「。。。はは。。。」

とお愛想笑いをしたそうです。

先生は、焦ってしまい、

「何で、おもしろいと思わないんだ?」

と困惑していたそうです。

生徒たちにとっては、死の床という状況は笑いの種にならず、いくら他人の死の床の話でも当人の気持ちを考えると笑っていいものではなかったのだと思います。
まして、「N社の社長」などとリアリティがある話となれば尚更、笑う気持ちにならなかったのでしょう。

娘も、「先生が、おもしろいジョークって言いながら、かわいそうな悲しい話をしたの。」と私に報告しました。

先生は、きっとパロアルトの生徒たちは、ジョークの通じないつまらない子たちだ、と思ったでしょうね。

でも、娘の育つ環境での出来事と考えると、少しほっとしたのでした。

    

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2017年4月22日 (土)

国民性の違いを感じたゲーム


またまた前回の記事から時間が空いてしまいました。

実は昨日、交換日記やブログが認知症防止にいいという特集記事を読み、「ブログ、全然書いてなかった!」と思い出したのでした。

さて、話は変わりますが、先日、娘が高校の国語の授業中にゲームをしたそうです。

先生が、

皆に、風船を一つずつ渡します。膨らませてくださいね~

そして、生徒全員が風船を膨らませると、先生が皆に言いました。

各自、その風船を3分間、割らないで持っていてください。
 割らなかった人には、キャンディーをあげますよ!


娘からその話を聞いた私は、聞きました。

風が強かったの?
ううん。普通の教室の中よ。

普通の風船じゃなくて、割れやすい風船だったの?
普通の風船よ。

普通の風船を3分間持っているだけ??
何か問題でも??

ところが、
先生からキャンディーをもらえた生徒、つまり3分間、風船を割らずに持てた生徒は、たった5人でした。

いったい何が起きたのかというと。。。

一人の生徒が突然、ボールペンやシャーペンを取り出し、他の生徒に向かっていき、風船を割り出したそうです。

そうなると、別の生徒たちも突然、凶暴になり、他の生徒の風船を割ろうと向かっていき、教室中が戦いの場と化したそうです。

一人の生徒が、

どうしてそんな事をするの?
 皆が3分間だけ大人しく風船を持っていれば、全員、キャンディーがもらえるのに!!


と、生徒たちを止めようとしました。
でも、暴徒と化した皆を止めることはできませんでした。

3分間、風船を割られなかった生徒は、
「180cm以上の長身の生徒」
「机の上に上って、風船を高く掲げていた生徒」
「風船をセーターにくるんだ生徒」
だけでした。

風船をセーターにくるんだ生徒は、「さすがにセーターを切っては悪いな」と良心を持った生徒たちに襲われなかったそうです。

先生は、「
今まで、何十年もたくさんのクラスでこのゲームをしてきたけれど、どのクラスも、お互い、襲い合って同じような状況になったのよ。ただ、一クラスだけ、全員、風船を割らなかったクラスがあったけれどね。

と話してくれたそうです。そして、先述の、「
全員が3分間だけ大人しく風船を持っていれば全員、キャンディーがもらえる」という提案をした生徒に、

皆に そういう正論を言う人は、真っ先に襲われるものなのよ。

と言ったそうです。

これから教材にする本の中で、似たような現象が起きるということで、全員に体験させたゲームでした。

その本は、Lord of the Flies

Lord of the Flies     Lord of the Flies






(左が英語版。右は日本語版です。)

無人島に漂着した少年たちのお話です。

私や娘は映画を見たことがあったので、その小説の中で暴徒化した子供たちも、意見を言って殺された子供も、今回のゲームで誰に相当するのか納得でした。
この本だけでは、「こんなこと、起きるはずがない。」と思ってしまうけれど、実際に類似体験すると、「起きる可能性があること」という認識になり、もっと登場人物の理解ができるようになるのかもしれません。

それでも、今回の生徒たちは、もう高校生。
今回のゲームの結果は衝撃的でした。

日本の高校生だったら?
ゲームの意図がわからず、ただ、「先生は何を言っているんだろう?」と全員がぼーっと3分間風船を眺めながら待ってキャンディーをもらい、「何のために風船を持たせたの??」となってしまうのでは。。。

日本の教室で、だれか一人、凶暴性のある子が風船を割り出したら、「
ただ3分間、風船を持ってるだけで全員、キャンディーよ」と諭す子が何人もいるだろうし、先生は、正しい意見を出した子に「あなたみたいな子が最初に襲われる」などと言わないのでは。。。
(というか、いくら教材の状況と似ているからといって先生がそんな発言をしたら、父兄から苦情が来るかも。

日本は昔から天災が多く、人々が力を合わせて乗り切って生きてきたといわれています。
そして、そんな心を受け継いできた日本人は今でも災害時に助け合い、世界に称賛されています。
そんな日本人との民族性の違いを感じたのでした。

さて、純粋に日本の血であり、生まれも育ちもアメリカの娘は。。。一番先に風船を割られ、目を白黒させていたそうです。

私、見るからに弱いってわかるものね~

このアメリカで、生き抜いていかれるのか心配です。

 

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