住民と市とホームレスの会議
シリコンバレーではホームレスの問題が日々、大きくなっています。
先日、我が市の市議会の定例会議がありました。
50人以上の市民やRV(キャンピングカー)に住むホームレスの方々が公聴会で発言し、深夜に及ぶ激しい議論が行われたそうです。
大きなRVが市内のあちこちに長期間駐車されているのを長いこと憂慮していた市民たち。
ゴミやネズミ、視界の悪化なども起き、衛生面や安全面の問題として、とても困惑していました。
市民だけでなく、RVを駐車されている道路に面する複数の私立学校も、子供の安全に関わる状況なので、このままでは死活問題になっています。
今回、市のスタッフが提案したのは、道路の片側にRVの駐車を許可し、半年ごとに片側を入れ替えるという案でした。
市民は猛反発。
RVで暮らす人たちからも、「半年ごとに移動しなければならないなら、将来的にこの場所に住み続けることができなくなる」と反発があったそうです。
結局、市側は、その「住宅街にRVを残す案」を却下しました。
そして、都市の「端」の二箇所に限定した「RV駐車許可証制度」を承認し、来年(2027年)の3月から開始予定になりました。
それでも、市の中心部から離れた場所になるため、RVで暮らす人たちからは「スマホの電波が通りにくい」「さまざまなサービスを受けにくくなる」といった不安の声もあったそうです。
なかなか解決の見えないRVホームレス問題。
来年3月までは、「72時間以上は道路に駐車してはいけない」という現在の法律が適用されますが、実際には、72時間以上止まっている状態です。
駐車されてしまう住宅街の住民たちは、なるべくRVが止まらないように、自分たちの車を路駐させる努力をしているそうです。
テスラやBMWやレクサスが道路に停められていて、どちらの立場の人にとってもいいとは思えない状況になっています。
RVで暮らす人たちにも生活があり、住宅街で暮らす住民にも安心して暮らす権利があります。
どちらか一方だけを優先すれば解決する問題でもありません。
来年3月から新しい制度が始まるとはいえ、RVすべてを受け入れられるほどのスペースがあるわけでもありません。
まだまだ解決までには時間がかかりそうな、シリコンバレーのRVホームレス問題です。
時々ニュースで使われている、お隣の市の道路の様子
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