« 手作りボートでボートレース🚣 | トップページ | 先が読めない時代のエンジニアたち »

2026年6月17日 (水)

AI時代、大学の授業はどう変わるのか

 

去年、大学を卒業した娘。

彼女の大学時代は、私が起きた時に、まだ課題が終わり切っていないこともありました。

当時は、まだAIもそこまでの実力はなかったので、大学の難しい課題を終わらせてくれるほどではなく、皆、苦労しながら課題を仕上げている時代でした。

 

ほんの少し年月が経った今、AIはとても賢くなり、「AIを使えば、以前よりずっと短時間で課題を仕上げられる。これで本当に良いのか」と考える学生たちがいます。

ちょっと羨ましい気もします。

もし、あんなに大変な日々を過ごさなくてよかったなら、もっと遊びに行くことができて、もっとたくさんの楽しい思い出を作ることもできたでしょう。

 

ただ、「AIは、これまで人類が生み出してきた中で最高の学習ツールである一方で、同時に教育のあり方を大きく変えてしまう要因でもあるというのは、本当に皮肉だと思います。」という声を聞くようになりました。

 

AIの出力を正しいかどうか確認せずに何でも鵜呑みにしてしまっているのではないかという懸念も出てきています。

また、AIに頼りすぎるあまり、努力をせずに高成績を取り、成績は個人の能力を表しているのかという疑問も出てくるようになりました。

 

このAI時代、スタンフォード大学の教育はどのように変わっているのか、とても気になっている卒業生や在校生の親御さんたちの質問に、Chris Piech教授が答えてくださいました。

 

この秋から、多くのCS(コンピュータサイエンス)の教授が「チュートリアル」という仕組みの導入を予定しています。

イメージとしては、週に1回、45分間、他の学生1〜2人とTAと一緒に行うセッションです。

実際の問題に取り組みながら、理解のある人と一緒に学びます。

 

セッションでは、皆さんが今できることに合わせて進め、さらに理解を深められるよう指導します。

目的は、可能な限り質の高い教育を提供することです。

 

そして副次的な利点として、エージェントやAIが何を知っているかではなく、あなた自身が何を理解しているかを評価できるようになります。

 

チュートリアルは参加度によって評価されます。

1回あたりの人数が非常に少ないため、授業内容について話せる状態で参加することが求められます。

この方法によって、学生一人ひとりが自分の可能性を最大限に引き出せるようになるのではないかと、大きな期待を寄せています。

 

ということで、今後数週間、教授たちの間で議論が行われるそうです。

 

そして、CSだけでなく、ライティングクラスの指導においても、最近は同様の方法(個別フィードバックを多く取り入れ、ピアディスカッションやピアレビュー、個別または少人数での面談など)を行なってきているそうです。

「こうした仕組みは、生成AIのサポートをほぼ不要にしている」と学生の評価も高いようです。

 

AI時代の教育のあり方について、教授たちが真剣に議論を続けているということは、とても心強く感じます。

(娘は、卒業しちゃったけど。。。立派な後輩たちが育って欲しいので😊)

Tempimagergglju

娘が一番よく勉強していたエンジニアリングの建物


| |

« 手作りボートでボートレース🚣 | トップページ | 先が読めない時代のエンジニアたち »

大学生」カテゴリの記事

Tech」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 手作りボートでボートレース🚣 | トップページ | 先が読めない時代のエンジニアたち »