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2024年1月17日 (水)

高校のカレッジアドバイザー

 

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旬な話題でもあるので、久々に、大学受験のお話をします。

この近辺でよく話題になるのが、スタンフォードに入りたい場合にEarly Actionで受験するか、Regular Decisionで受験するかの判断についてです。

 

一般に、Early Actionでの受験の場合は、ジュニアの成績がものを言うので早くからAPなどを多く取っている必要がありますが、早く受験結果が出るので、もしEarlyで受かって入ればストレスが早いうちに無くなるという利点があります。

Regular Decisionは、通常の受験の方法で、シニアになってから時間をかけて受験の用意ができるという利点があると言われています。

 

スタンフォードではEarly Actionでの合格率は公表されていませんが、他の大学同様に、Earlyの方がRegularよりも合格率が高いと言われています。

 

Earlyの方が合格率が高いのならEarlyで受験した方がいい、という話になりますが、ここで問題になるのは、パロアルトの生徒にとってスタンフォードはご近所の大学だということです。

 

パロアルト近辺には、大学教授のご子息やスタンフォードの卒業生がたくさん生活しています。
つまり、プライオリティのある学生たちが多くいるということなのです。

 

ここでローカル特有の情報を持っているのが、高校のカレッジアドバイザーです。

マンモス高である公立高校のカレッジアドバイザーは、カウンセリングの回数は限られているし、いまいち!という評価をする家庭は多いと思います。

 

でも、実は、カレッジアドバイザーは近辺の公立高校のアドバイザーたちと集まって、生徒たちの受験結果を照らし合わせ、傾向と対策を話し合っています。

この地区では、どういう生徒がどういう大学に受かっているのか分析しているのです。

 

娘の時には、一般にはEarlyの方がRegularよりも合格率は高いという結果が出ていても、パロアルト市内の公立高校からスタンフォードの合格者の詳細を見てみると、家族がスタンフォード関係者でない生徒がEarlyで合格した確率は0%だと言われました。

そのため、家族に教授か卒業生がいない学生の場合には、Early受験には大反対しているそうです。

そして、将来のデータのため、我が家にスタンフォード関係者がいるか調査されました。

もし、カレッジアドバイザーのローカル情報がなかったら、多分、Earlyで受けて落ちていたのではと思います。

 

昔はうちの高校からの合格者も多かったのに、近年は厳しくなってしまったらしいのですよね。

パロアルトの公立高校に入学したものの、かなり厳しい状況を知って私立高校に転校し、無事スタンフォードに合格した学生もいます。
(親御さんのバックアップがかなり強力でないとできません💦)

 

ちなみに、この土地から受験するお薦めの大学は、東海岸のリベラルアーツカレッジのようです。

高い学費、いいご家庭のご子息とのお付き合いで必要な交際費、休みのたびに行き来するための飛行機代、親が時々行くための飛行機代やホテル代、その他諸々考えると、裕福であり教育熱心である家庭の子供しか選択できないですし、大学側としては多様性を求めて遠い州の学生を求めるので、お互いの相性がいいのですね。

私も、そんなカレッジの恵まれた寮を見ると、こんな大学入りたいな〜と思うのでした😊

 

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