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2024年1月27日 (土)

大学受験でDeferredされた時

 

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大学受験の結果は、Accepted(合格)とRejected (不合格)の他に、Waitlisted(補欠)やDeferred(保留)があります。

 

補欠は日本でもあるので想像はつきますが、問題はDeferredです。

Deferredは、Early出願の場合に起こるもので、出願の審査は延期されていて、その大学のRegular Decisionで他の学生の出願と一緒に再度合格が検討されるというステータスになったということです。

 

Acceptedをもらえれば喜べるし、Rejectedなら次の大学出願に気持ちを向けられるけれど、中途半端にDeferredされたときの心の持ちようは難しいですよね。

 

いい方に考えれば、合格を決定する前に秋学期の成績を見たいと思われているのだろうから、引き続き努力しよう、と思えます。

 

合格の可能性を高めるために、追加情報を大学に提出することも可能です。

ただ、大学にとって有用でない追加情報を提出してはAdmissions Officeに負担をかけすぎてしまい、評価に悪影響を及ぼしてしまうことも考えられます。

つまり、世界トップレベルの大学では、追加情報として国際レベルや全国レベルのコンクールでの受賞が新たにあれば出せるけれど、「通っている学校で先生方にいい生徒として表彰されました」レベルではいい影響を与えられないだろうと想像できます。

絶対に必要だと思えるものを提出するのがいいのでしょう。

 

 

スタンフォード大学の場合、Deferredをもらう確率は公表されていませんが、すごく低いと言われています。大学側は、可能な限り最終決定を下したい、との考えからだそうです。

 

といっても、ほとんどDeferredの学生がいないわけではなく、これまで私は何人かDeferredされた学生を見ています。

そして、残念ながら最終的にはRejectedを受け取っていました。

 

ネット上の情報を見ると、Deferredの学生は20%〜30%くらい合格するのでは、などと言われていますが、私がRejectedしか見ていないのは学生がローカルであることも関係しているのかもしれません。

 

前の記事でも書きましたが、基本的にローカル学生のEarly受験はスタンフォード大学の関係者(親族が、大学の先生や大学の何かに尽力してきた人、卒業生など)が多いです。

そのため、特に素晴らしい親族がいる場合、Early受験で一挙にReject決定してしまうのは申し訳ない、ということで一旦保留して最終的にRejectする、つまり「本当に素晴らしい学生で欲しかったのですが、最終的に残念な結果に」という感じにしていると噂されています。

これは、RejectへのSoft landing(緩やかな着地)と呼ばれています。

 

私は、ある学生さんのお母様に依頼されて、追加情報を作成したことがあります。

当時はSoft landingという言葉も知らなかったのですが、かなりなバックグラウンドがある親御さんだったので、EarlyでDeferredされていたという状況では難しかったのだろうと今にして思います。
(まして、追加情報がごくローカルで認められる評価のものだったので)


幸いなことに、この時は追加情報を学生さんが作成していないので、受験者本人の負担にはなりませんでした。
自分で追加情報を作成するローカルな学生さんのことを考えると、他の大学への出願に力を注ぐ方を優先するのも一つの考え方かなぁと思います。


学生さんたちにいい春が訪れますように✨

 

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