日本のメタバース教育
私が最初にホームページを作ったのは、約30年前。
当時、ホームページを持つ個人は、コンピュータを学ぶ学生やIT企業に勤める人やちょっとオタクな若い人が多い時代でした。
私は動くホームページを作りたかったので、アメリカのサイトでJavaScriptの勉強をしながら、何とか2Dな妖精が飛び回るホームページを作成したのでした。
当時は、そんなホームページが新しかったのですよね😅
娘の大学のWeb開発を教える若い教授が、(コロナ禍のオンライン)講義中にそんな時代のことを「昔、昔、私たちのほとんどが生まれる前に」と昔話のような語り口で話していたのを小耳に挟んだ時、時間の経過を感じ、私も年を重ねたのね〜と複雑な気持ちでした。
現在は、本当にコンピュータ関連の情報に恵まれていると思います。
そして、学ぶ機会もたくさん。
2ヶ月前、大学生の娘がVRのクラスやコンピュータグラフィックのクラスを取っていた関係から、そちらの系統に興味が向いていた時、あるニュース記事を見つけました。
東大のメタバース工学部が主催するジュニア講座「メタバースを作ろう」の記事でした。
受講対象者は高校生(中学生でもOK)がメインですが、保護者や教師も可能ということです。
このような講座を無料で開催してくれるなんて。
さすが東大。
ちょっと気になったので、私も参加申し込みしてみることにしました。
Mozilla Hubsにメタバースの空間をSpokeを使って作る、という内容のようです。
メタバースの空間を作るというと大変そうなイメージですが、Mozilla Hubs SpokeのArchitecture Kitを使えば、レゴのように部品を組み合わせるだけでMozilla Hubsに自分のメタバース空間を作ることができます。
講座の開始日までに時間があったので独学してみると、結局、講座が始まる前に、習うであろう内容は全部学んでしまいました。
その分、どのように教育していくのか冷静に講義を見ることができたので、よかったのではと思います。
また、「先に勉強してしまっては、もう新しい知識は得られない」というわけではなくて、未来のVRインターフェースなど、講師陣が現在研究中の内容を紹介する講義もあったので、それがなかなか楽しかったです。
最後の講義の日は作成した作品の紹介もできるということです。
私はせっかく最近CGの勉強をしたので、Blenderで全ての3DCGオブジェクトを一から作って、Mozilla Hubsに展開した作品を紹介してみようと計画しました。
若い人たちに「こんなこともできるんだ!」とさらに学ぶ意欲を持ってもらえたら嬉しいな。
本当に、今の学生たちには色々な機会があって羨ましいです😊
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コメント
NCSA Mosaicを初めてbuildしたのは1995年頃と思います。
友達を作るサークル、なんてのに誘われて話を聴いて「普段友人とどのように連絡をとっていますか?」という質問に「ほぼメールですね」と答えたところ。
「...暗くないですか?」と言われたのは当時としては新鮮でした。
投稿: たかゆき | 2023年1月15日 (日) 22時46分
たかゆきさん、はじめまして!
(はじめましてですよね? 名前と内容から、た〜くんではないかと思ってしまいましたが。それもメアドの形式が。。。私の思い違いですよね?)
30年近く前に「ほぼメール」って答えたら、確かに一般の人には暗く感じられたかもしれないですね😅
それも、そのメールって、今みたいなキラキラの華やかなメールではなかったですよね。(今、アメリカでのメールは、必要ないイメージの貼り付けがバリバリで、かなり派手です)
ちょっと不自由な昔も、今思うと時代が明るくてよかったなぁ、と。
あの頃の日本が懐かしいです😊
投稿: りり | 2023年1月16日 (月) 15時01分