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2022年5月19日 (木)

高校生の集団カンニング事件

市内の公立高校で、集団カンニング事件がありました。

先生が生徒たちの世話で手が埋まっている時に、ある生徒が先生の机にある試験用紙の一部を写真に撮り、グループチャットで共有するという、カンニングが行われたそうです。
結果として、30人近くの生徒が処罰を受けることになったそうです。

そういったカンニングは、以前から、そのChemistry Honorsクラスで頻繁に行われていて、テストの写真がグループチャットで共有される他にも、5ドルで販売する生徒もいるそうです。

なぜ、カンニングをする生徒が後を絶たないかというと、Chemistry Honorsクラスのテストは難しすぎ、思った成績が取れないということ。
そして、いい成績を取ろうとすると、一晩中勉強しなくてはならず、とてつもない肉体的かつ精神的な負担が生じることから、カンニングに手を染めてしまうそうです。

学区の親たちも、今回の事件には皆、感心があるようです。

見せかけの成績を取っても、人生の糧にはならない。
私は子供に「努力したCの方が、カンニングして得たAよりも価値がある」と常々言っている。
Honorsが難しいことはわかっているのだから、学校カウンセラーが成績によってストップをかけるべき。
SATを無くす傾向にある今、子供たちはHonorsを取る選択しかないという脅迫観念にかられ、相応な能力がなくてもHonorsクラスを選んでしまう。
自分の子供を、カンニングが横行している公立高校は止めて私立に行かせようかと考えている人に言いたいけれど、市内の有名私立高校でも同じよ。

など、市民の集まるサイトで話し合われています。
確かに、誰もがカンニングは悪いことと知り、また根本的な解決にはならないことを理解しつつも、どこの高校にもあり、大学に行ってもなくならないものなのですよね😔


大学は高校に対し、大学への推薦書の中にカンニングをした旨の記述をするように通知していると言われていますが、実際には簡単には報告されないのではと思います。

というのも、数年前、娘の高校では皆に知られた「カンニングボーイ」がいました。
高校に見つかって処罰を受けたこともありましたが無事に高校を卒業。
現在は、あるアイビーリーグの大学の学生として生活を送っています。
つまり、一度(?)制裁を受けても、推薦書には記述されないようです。
彼は今もうまく切り抜けているのでしょうか。
カンニング事件に触れるたびに、彼を思い出します😅

 

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