エンジニアリングのトレイニーに
大学では、学期の終わりに教授から貴重な機会を与えられることがあります。
「あなたは、〇〇のクラスをとても優秀な成績で終えたので、□□□にノミネートされました。」
というようなメールを受け取ります。
〇〇は、数学、コンピュータサイエンス、エンジニアリングなどです。
□□□ は、だいたい先生系のお仕事です。
いろいろな機会が与えられるというのは嬉しいことですが、このメールって単なるノミネート。
そのお誘いを受け入れると、そこからワークショップ(勉強の機会)を受ける機会を与えられ、その後に、インタビューテストが待ち受けています。
また、そのワークショップとインタビューテストが複数回に及ぶ場合もあります。
つまり、チャンスを手に入れようとする機会が与えられるだけなのに、通常、絶対に必要な時間、例えば大学の勉強、宿題、プロジェクト、課外活動、インターンに向けての支度などをしながら、機会を得るために動かなくてはならないのです。
真面目な生徒ほど、アメリカの大学生は、本当に忙しい生活になってしまいます。
「大学に行った子供からの連絡が来ない!」という親御さんは、私のブログを読むと、「な~んだ。そこまで忙しいなら仕方がない」と思ってもらえるのではと思います。
娘も、そんな大変な生活をしながら、秋学期、エンジニアリングの授業で、エンジニアリングのトレイニーをしていました。
エンジニアリングの授業をしてくれていた教授の、
「君は、とてもラボが素晴らしかった。トレイニーとしてTAのサポートをしてみませんか。」
との誘いからでした。
TA(teaching assistant)というのは、教授のアシスタントとして小グループクラスでの授業をしたり質問に答えたりする学生で、通常は院生。まれに学部生がいます。
娘は、ラボが素晴らしかった?
日本人だから手先が器用で、半田ごての使い方がうまかったのかも?🤣
さて、トレイニーのお仕事は、授業や、オフィスアワー(授業時間外に先生が待機していて質問に答える時間)、そしてラボに来た生徒たちの質問に答えたり、テストの問題を考えたりします。
また、教授やTAとのミーティングにも出席する必要があります。
思ったよりも、重いお仕事でした。
トレイニーは、6人いて、娘を含めた2人が2年生、残りが3~4年生でした。
コンピュータサイエンス専攻が娘を含めた2人で、残りはエンジニアリング専攻。
女子が娘を含めた2人で、残りは男子。
どういう意味でも、娘はマイノリティでした。
(あ、人種はマジョリティです😅)
楽しかったのは、TAのシャドウで、TAが講義をした後、教室をまわって学生たちの質問に答えるお仕事だったようです。
娘だけがトレイニーに入った初日のラボでは、
「誰か、わからなそうな学生はいるかな」とクラスを見渡していたら、
TAに、
「君! 大丈夫? 何か探しているの?」
と聞かれたそうで。。。
「困っている人を探しているんです。私、あなたのお手伝いです。」
と答えたら驚いた顔をされたそうです。
(バレエ化粧していない時は)幼く見える娘は、トレイニーとは思われないのですね💦
学生には、「君、院生なの?」と聞かれ、
「2年生です。」
と答えると、「僕は3年生なんだよ。専攻は?」
などと会話が進み、それを聞いていた周りの学生達からたくさんの(エンジニアリングの)質問を受け、楽しい時間を過ごしたそうです。
女子だと敬遠されるのかと思っていましたが、案外、話しかけやすくていいのかもしれません😌
大変だったのは、テストを受けること。
学生達が受ける予定のテストは、トレイニーが予め実際にテストを受けて、その問題が適切であるかの判断材料にします。
90分のテストでも、4年生のエンジニアリング専攻のトレイニーは36分で解いてしまうので、「やっぱりエンジニアリング専攻の学生は違う! すごい!」と娘が感心していました。
いろいろな活動をして、大学の知り合いが着実に増えていっているようです。
これからも新しい活動で人脈が増えていってくれればと思います。
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コメント
スタンフォードでも、やはりTAが教えるんですね。そして、そのTAにもトレイニーというアシスタントまでついているんですね。知りませんでした~。でも、娘さんにとっては、よい機会だったのでよかったですね。娘さんは、CS専攻なのに、エンジニアリングの質問を3年生の学生(3年だから、エンジニアリング専攻?)からの質問をたくさん受けるなんて、CSだけでなくエンジニアリング・コンサルティングもできちゃいますね。一般に、院生の報酬はウェブサイトに公開されていると思うのですが、スタンフォードの学部生はいったいいくらで働かせることができるのですか?高額そう~。
最後に、写真のものは、何ですか? 見たところ、LEDでピカピカ光る飾りのような?
投稿: さやか | 2021年12月23日 (木) 22時44分
さやかさん、こんにちは!
ちょっと説明が足りなかったです💦
教科によっては、一つの教科に、教授が教える大人数のクラスと、TAが教える小人数に分けてのクラスがあるのです。
TAが教えるクラスは、大人数クラスでよく理解できない部分を重点的に生徒に教え、生徒は質問できるので、とてもためになるようです。
授業が上手な教授ばかりではないので、教授のクラスでは皆が理解できなかった内容を、教え上手なドクターのTAが皆を短時間で理解させてしまうこともあります。
とてもいいシステムになっていると思います。
報酬は、TAでも学部生の場合は、とても少額です。院生の1/2から1/3だと思います。
トレイニーがいるクラスは珍しく、また、単位がもらえるだけでお金はもらいません。(それも、単位は、たくさん取っているカテゴリの単位なので必要ない。)
外で家庭教師のアルバイトをすれば、倍の料金をもらえるかもしれませんが、レジュメ的にはこれらの内容が入っていると、スタンフォードの中でもそれなりな生徒だと理解されるので、LinkedInには大きく書いている人が多いです。
娘が担当したクラスは、娘がトレイニーになる前に学んだクラスなので質問に答えられるのです。
エンジニアリングとCS専攻の生徒の必須科目なので、いつかは取る教科で、娘は偶然早いうちに取りました。
写真についても説明がなくてわかりにくいですね。(付け足しました)
ラボの時間に課題の回路を作るためのボードで、これにレジスターやトランジスタやLEDなどを半田付けしてボードを作っていきます。
なかなか楽しい作業のようです😊
投稿: りり | 2021年12月24日 (金) 20時06分