パロアルトの線路監視システム
生徒達の自殺が多いパロアルト。
2009年に連続して10代の生徒たちが自殺したときから、市民は危機感を持って対処を考えてきたそうです。
まずは、親やボランティアたちが交代で踏切近辺を監視するところから始まりました。
午前1時の終電まで踏切を監視していたそうなので大変な労力だったと思います。
そのため、市が線路監視プログラムを作り、24時間体制で監視員を置くようにしました。
ところが、その業務を委託した業者の質に問題があり、市民の批判が噴出してしまいました。
一番ひどい監視員は、業務中に近所の家に強盗に入ってしまって逮捕されたとか。他にも2人の逮捕者が出たそうです。
(ず~っと踏切を眺めていると、ご近所の動きが見えてしまうので、確かに怖いかも。。。)
これではいけないと、別な業者に委託先を変更しましたが、年間$1.2M(約1億3300円)が経費として取られることになりました。
その後、人で線路を監視するのは人件費がかかりすぎるので、2018年には線路監視システムが導入されることになりました。
システムの構築費用として$1.5M(約1億6580万円)かかり、維持費として年間$300,000(約3300万円)がかかるそうですが、長い目で見ると この方が効率がいいですよね。
この線路監視システムには熱センサーがついていて、パロアルトの4つの踏切にカメラがついているそうです。
カメラの映像を監視してAIで線路上の人を検知するようになっているそうです。
そして、人を検知するとパロアルト警察に通知されるようになっています。
監視員が踏切にいた時代、私はいつも踏切の監視員に感謝しながら踏切を超えていましたが、雨の日も寒い日も暑い日もあるので、やはりこのようなシステムが入ったのはよかったと思います。
でも、カメラには1000フィート(約305メートル)までの距離しか映りません。
そのため、どこかから線路に入り込み、カメラの死角から飛び込むことができてしまうのですよね。
「完璧な防止策はない」と言われています。。。
(現在、道路と線路を分けるような方法を検討しているそうですが、どこからも線路に入れないようにするのは難しいですよね。)
今月の学生の死亡事故で、今年の線路上の合計死者数は6名だそうです。
どんなに恵まれた経歴を積み上げていっているように見えても、実際には心がつらくなってしまうこともあるのですよね。
線路監視システムを考えるだけでなく、どうしたら悩んでいる学生に気づけるかということが一番の課題ですね。
今まで中高校生の心が不安定で難しいと思っていましたが、大学に入ってからも更に成長して内面を隠すことができてしまう分、心の中は気づいてあげにくくなるのかもしれません。
私は娘が悩んでいる時、気づくことができるのだろうかと考えてしまいました。
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コメント
あの踏切にそんな過去があったのですね。今年だけでそんにたくさんの事故があったというのも、思いもよらないことで驚いています。私は子供の悩みに気づいてあげれると自分では思っていたのに気づけなかったことがあるので、気を付けて見守りたいと思います。子供って難しいですね。もう大きいと思っていても、実際は子供のままだったり、またその逆もあり。。いつも一体どっちなんだか?と思います。
投稿: anne | 2021年8月14日 (土) 01時18分
anneさん、こんばんは!
そうですよね。自分の子供は自分ではないのだから全て理解するのは不可能ですよね。
娘は小さい頃から演劇が得意なので、私を安心させるために何かを隠そうとしたら素晴らしい演技をしそうです😔
子供の部分と大人の部分の混在って確かにありますよね。
。。。でも、私の親でもそういう混在があるので、年齢に関係なく、人間ってそういうものなのかな。(うちだけ?😅)
投稿: りり | 2021年8月14日 (土) 18時41分