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2021年7月30日 (金)

大学生のお酒とドラッグ

今年、スタンフォード大学を卒業した学生にアンケートを取ったそうです。
その中で、お酒とドラッグに関する回答が133人から得られました。

どのくらいの生徒が学生時代にお酒やドラッグを経験しているのかをまとめると下のようになりました。

お酒 97.7%
マリファナ 63.9%
サイケデリックス 19.5%
アデロールやリタリン 9.8%
コカイン 7.5%
エクスタシーやMDMA 6%
アヘン剤 2.3%
その他 6%

 

お酒は、やはりほとんどの生徒が経験していると回答していますね。
私の大学時代でも ほとんどの学生が飲酒していたと思うので、約98%というのは比較的少ないような気がしますが、宗教上の理由で絶対に手を出さない生徒たちがいるからかもしれません。

ドラッグでは、マリファナが一番の人気(?)でした。
娘は、「スタンフォードは、ドラッグの中ではアデロールが一番多いと思ってた。」と言っていましたが、これは、ADHD(注意欠如・多動性障害)の治療薬として使用されるものです。
スタンフォードではStudy Drugsと呼ばれ、集中力を高めて勉強をはかどらせるために使用されるようです。
(一般的には、ナルコレプシー(睡眠障害の一種)の治療に使われるモダフィニルなどと合わせてスマートドラッグと呼ばれているようです。)

実際には、経験しているという事よりも常習性の方が問題になると思いますが、そのような情報は今回の調査にはありませんでした。


2018年に一般的な大学生を対象としたDrugabuse.govが行った調査では、約6%の大学生がマリファナを常習(毎日または近い頻度で) しているという結果が出ていました。
また、同じDrugabuse.govの調査で、一か月以内にマリファナを使用した大学生の比率が2017年と2018年で5. 2%から10.9%に上がってしまったという結果も報告されていました。
大学生の親たちから見ると、心配になる上昇率ですね💦


スタンフォードの調査結果を見て、「こんなにたくさんの生徒がドラッグを使っていて、大学は気にならないのかしら。」と娘が心配していましたが、たぶん懸念しているからこそ、大学入学時にお酒やドラッグの使用についての教育を受けるのでしょう。
酩酊している生徒を見かけたり、 危なそうな人に誘われて困っている生徒を見かけたら、その場からどのように助け出すか、などのロールプレイングをしながらの教育も含めて受けていました。
大学内でレイプなどに巻き込まれる事件は、お酒やドラッグが使用された集まり(やその直後)に多く発生しているそうなので、そのような教育が必要なのでしょうね。(さらに友人がレイプされた直後の接し方についてまでも学んでいました。)
通常、大学に入学して間もない一年生が多く被害に遭うそうですが、今年の秋には久しぶりに大学に多くの学生が集まって、皆、気分が高揚すると思うので、娘には注意深く生活してほしいです😌

 

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2021年7月23日 (金)

最後のチュチュ製作過程

今まで娘がバレエを習っている期間にたくさんのチュチュを製作してきましたが、多分、2年目からのシュガープラムで着た この衣装が私の作るクラシックチュチュの最後の作品になるのだろうと思います。

そう思うと、感慨深いですね。。。
このチュチュは、娘に レースのデザインを手伝ってもらって作り上げました。

まず、たくさんのネットをプリーツしました。
でも、中間の二層はプリーツでなくギャザーにして、強度を持たせました。
この方法は一般には見かけないのですが、私の経験から、重さで下がるのを防ぐのに途中でギャザー層を入れるといいという結論に至りました。

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ネットをパンツに縫い付けていく過程です。

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今回は、ちょっとゴージャスに、スカートに飾りを付けました。
縁取りのレースとスパンコールのリボンで華やかになります。

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娘が、レースを切って、デザインを考えてくれました。
バレエの子は、何故かこういう時、足を開いて作業しますよね
😅

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デザインが決まったら、一円に糸で止めていきます。

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ビスチェのデザインも、レースを渡して娘に任せました。

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レース部分のデザインを決めた後、たくさんのスワロフスキーで飾り付けました。

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シュガープラムチュチュの出来上がり!

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当時、バレエ学校の事務の方が、ドレスリハーサルの様子を写真に撮ってくれました。

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今後ステージに立つであろうスタンフォード大学のバレエ団は、予算が大学から出るので、私の衣装づくりの出番はないでしょう。
持ち込みしたいと言えばさせてくれるでしょうけれど、私も老眼が入ってくるだろうし、そろそろこれほどの作業からは引退になりそう
🤣
今後は、娘の普段着のスカートでも作って、のんびりと趣味の製作活動をしていきたいと思います。


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2021年7月15日 (木)

大学受験:今年のUCは厳しい結果に

今年のUC(カリフォルニア大学)の受験は、娘が受験した去年とはかなり変わりました。
選考基準にSATのテスト結果を考慮しなくなったので、低所得者層も受験しやすくなり、ヒスパニック系や黒人系の受験者がかなり増えました。
結果として、UC合格者の割合は、全人種の中でヒスパニック系が一番多くなり、合格者の36%になりました。
カリフォルニア全体のヒスパニック系率は約39%で一番多いので、カリフォルニア全体だけでなくUCの合格者でも一番多い人種はヒスパニック系ということですね。
(重複して受かっているヒスパニック系の生徒達がたくさんいると思うので、実際に通う生徒が36%になるかはわかりません。)

パロアルトにいると、アジア系と白人ばかりが目に留まりますが、確かにアナハイムのディズニーランドに行くとヒスパニック系ばかり。
アジア系は、カリフォルニアには15%くらいしかいないのですね。
(それでも他州に比べれば、とても多いのですが。)

UCの選考基準として、SATスコアは考慮しなくなったことで、学力に強く、白人とアジア系が多いパロアルトの高校では予期しない結果になってしまった生徒が何人もいるそうです。
とても優秀な生徒たちがコミュニティカレッジに行くことになり、親御さんが落胆していました。

SATが考慮されなくなるなんて。
息子は優秀でコミュニティカレッジに行く未来なんて予想していなかった。
息子はアイビーリーグに受かるチャンスもあると思っていたのに、UCバークレーやUCLAどころか、滑り止めと考えていたデービスもサンタバーバラもダメだった。

親御さんの友人達が、
この地区のコミュニティカレッジはレベルが高いので馬鹿にしないで
2年後にはUCに編入できる確率が高い。

コミュニティカレッジに行けば安上がりになるし、悪い選択ではない。

と言っても、親御さんの気分は一向に晴れませんでした。

息子さんは高校時代を通してBはたったの一つで残りはAだったそうなので、確かに肌の色さえ違えば「スカラシップで来てください!」と言ってくれる大学もある成績ですよね。
息子さんは いろいろな課外活動をしていましたが、地域を超えた受賞歴が語学だけ、それも親の血筋の言語だというのがアピールとしては弱いので、アイビーリーグは難しいとは思いましたが。
(私立名門大学や一流大学を目指すなら、親の血筋の言語は第一外国語にするのを避け、第二外国語や第三外国語にするのがいいと思います。)


パロアルトの高校のカレッジカウンセラーは、受けるUCの数を少なくするように言い、そして高額な学費のリベラルアーツを勧めます。
我が家は「それで全部落ちても誰も責任取ってくれない。こちらは一番受験が厳しいアジア系」と思っていたので、実は高校カウンセラーに黙ってUCを7校も受けていました。(受験料が増えるだけなので)
結果は7校とも受かっていたのですが、アジア系ではマイノリティの日本人ということもあり、中国人や韓国人だったら結果は違っていたかもしれません。
MITに進学した優秀な中国系友人たちの中でも、「UCバークレーはダメだった」とか「すべり止めのはずだったデービスがウェイトリストだった」などと聞くので、結果は予測ができません。
「日本人は中国系や韓国系よりちょっとは状況がよい」と思っていても、今後はわからないですよね。
高校カウンセラーにUCは少なくと言われても、安心のために多く受けてもいいのではと思います。
そして、私立のセーフティ(滑り止め)も用意しておくのがいいのかもしれませんね。


上記の、全て合格できなかった息子さんは、一年前のクラスの寄せ書きに「一年後にはいい大学に受かっていたらいいな」と書いていたそうです。

息子にかける言葉が見つからない。
と親御さんが悩んでいました。
親の年代になれば「今、不合格でも、将来は決まったわけではない」と思えるものですが、高校を卒業したばかりの若い生徒にとっては今しか見えないのですよね。

今回のUC選考基準変更の結果、ヒスパニック系や黒人が増えて成功した!とされている一方、優秀で真面目に努力してきたのに結果が得られず、今は鬱の情報サイトにアクセスして周囲を心配させている生徒がいるのは何ともやりきれない気持ちです。

いい結果が得られなかった生徒さんたちが、早く乗り越えられますように。。。

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2021年7月 9日 (金)

高校のセクハラ防止教育

今回は、質問が2つ あります。

まず、一つ目の質問です。

部屋の中に女性と男性がいました。
女性は肩が凝っていると言って、男性にマッサージを頼みました。
そして、男性が女性をマッサージしている時、突然、女性は洋服を脱いで上半身裸になり、男の人に向かって微笑みました。
さて、男性は女性を触ってもいいでしょうか?


答えは、ノーです。

何故なら、女性は「ねぇ、触って」と言っていません。
女性が「触ってもいいわよ」と許可した場合のみ、男性は触ってもいいのです。
女性が黙って裸になった場合は、男性は触りたければ「触ってもいい?」と聞きましょう。

実際に上記の状況が起きた後、女性は男性との関係が知られて問題になった時に「ただ脱ぎたい気分になっただけで、マッサージ以上に触ってほしくて脱いだわけではなかった。だからセクハラだった。」と言いました。
この件では どちらもいい大人で女性の行動にも問題があったということで事件にはならなかったのですが、男性の社会的信用には関わりますよね。
全員に女性の行動を説明するわけにはいかないですから。

そんな女性はいないと思うかもしれませんが、男性のパートナーがSNSで幸せアピールをしていたりすると、「私の方が魅力的でしょ」と試してみたくなる女性も。
ということで、これを読んでいる男性の方は気をつけましょう!
何年も経ってから面倒なことが起きる可能性があります。

では、二つ目の問題です。

部屋の中に女性と男性がいました。
女性と男性は並んで座っていましたが、突然、男性は女性を触りたくなったので聞きました。
ねぇ、触ってもいい?
女性は、
え。い、いいよ。
と答えました。
さて、男性は女性を触ってもいいでしょうか?


答えは、ノーです。

何故なら、女性はあまり嬉しそうに返事をしていないからです。
断りにくい雰囲気を感じて、「いいよ」と言ってしまった可能性があります。
男性が触っていいのは、女性が
ええ、喜んで! 私を触って😆
と、とても喜んで興奮した気持ちを表現した時だけ、触ってもいいのです。

。。。なかなかハードルが高いですね。
このような赤名リカ(古い!)的な日本女性はあまりいないので、日本人男性は「僕、セクハラしたことある」と思うかもしれません。


娘がジュニア(高校3年生)のときに、高校で上記のようなセクハラ防止のための教育を受けました。
#MeToo運動のあと、高校でもセクハラ問題が起きないようにセクハラ防止教育があったのでした。
(娘のシニア時代(高校4年生)は途中からコロナでお休みになってしまったので、ありませんでした。)
女性が「触ってもいい」と「喜んで興奮して」許可した時のみ触っていい、というのをしっかりと習ったそうです。

そして、その後、周りの女の子たちで「セクハラ防止遊び」が流行ったそうです。

ねぇ、あなたの肩にゴミがついているのだけど、肩に触ってもいい?
もちろん、喜んで! 私を触って!😆


ねぇ、そのジーンズ、可愛いね!
あなた、それセクハラよ。
あ、いけない! 私、セクハラしてしまったわ。ごめんなさい!
ジーンズほめるなんて、ひどいセクハラよ。でも、今回は許すわ。

いや~厳しいですね。これでは私もセクハラしてました。。。
本当は、普通にジーンズを褒めるのではなく「いやらしい顔をして」ジーンズを褒めた場合にセクハラになるのではと思いますが、そこまでは説明できなかったのでしょう。
それを説明すると今度は「いやらしい顔」って?と新たな変な遊びに発展しそうです💦


最近は、息子さんを持つ友人達が、息子さんに彼女ができて別れた後に「あの時は本当は嫌だった」などと告発を受けるのではと心配するようになりました。

高校でしっかりと「NO」という状況を教育してくれるのはありがたいです。

 

 

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2021年7月 4日 (日)

教授子息/息女と大学レガシーは最強なの?

周りの友人達から遅れを取りましたが、やっと、第二回目ワクチンが終わりました。
頭痛などの一般的な副反応を経て、やっと回復してきたところです💦


さて、大学受験のお話の続きです。
教授子息/息女やレガシー(家族が大学の卒業生か在校生)の生徒は、Admissions Fileに大学関係者であることを記述され、合否判定で考慮される、というお話がありますが、どれだけ影響があるのか気になるところですよね。

高校のカウンセラーによると、スタンフォードは数年前(5年くらい?)にローカルの生徒の合格者数を控えたらしく、パロアルトの生徒たちはとても影響を受けているそうです。
(ローカルの生徒の合格者を減らしたのは、アドミッションオフィスの担当者が変わって更なる多様性を求めようとしたからなのでは、と言われています。)

そのため、娘は「教授子息/息女やレガシーの多いパロアルト公立高では、アーリー受験ではレガシーや教授子息/息女でないと受からないから受けないでほしい」と高校カウンセラーに言われました。
そして、「大学はハーバードやMITだってあるのだからいいじゃない!  レギュラー受験でも、教授子息/息女やレガシーが多くて一般生徒にスタンフォードはとても厳しいのよ!」と。
(かなりきつく言われたので、他に何か受けてはいけない理由があるのではないかと思ったほど。。。)

確かに同じ高校からスタンフォードに受かっている多くの生徒は教授子息/息女やレガシーです。

でも、教授子息/息女やレガシーはすごく有利なのか、と聞かれると、私自身は何とも言えないと思っているのです。
(周りの人とは違う意見かも。。。)
確かに一般の生徒よりは、ある程度、有利であるとは思いますが。


何故、そう思うのかというと、私は入試願書に添付するアートポートフォリオ(芸術系の課外活動をする生徒が提出するビデオ)の作成を手伝うことがあるのですが、教授子息/息女やレガシーからの依頼である場合があります。
そしてアートポートフォリオの規定は大学によって違うので、スタンフォード用のものである事を知ることになります。

そういう教授子息/息女やレガシーで、とても優秀な生徒でも実は合格していないのです。
課外活動で所属する団体の中ではトップクラスでも、コンクール受賞経験はないなど、ローカルな活動を超えた目立つ実績がない場合です。
そして、そういう生徒が決まった大学が、UCバークレーでした。
UCバークレーは、公立大学の中でもとても優秀な生徒の集まる一流大学です。
それほど優秀な生徒で長年の課外活動歴があっても、目立つ課外活動実績がなければ、教授子息/息女やレガシーという待遇でも受からない、という厳しい現実を見てきたからなのです。

一般的に教授子息/息女やレガシーは、いろいろな分野でとても優秀です。
優秀な両親のDNAを引き継いで、きちんと考えられた教育方針の下に育つので、優秀な生徒に成長するのは納得です。
また、そういう優秀なご両親達は、私にも何かと教えてくれたり手助けしてくれたりする方々が多く、そういう姿を見て育ったお子さん達は社会貢献も自然に身についているのだろうなぁと感じます。
彼らは全てに秀でていることが多いため、受かる生徒が多いとも言えると思うのです。

でも、もちろん、教授子息/息女やレガシーが全員とても優秀なわけではありません。
そして、パロアルトの特に成績優秀な生徒たちが、

スタンフォードは教授子息/息女やレガシーばかり取るから好きじゃない。
 XXXXX君は成績もよくないし、大した実績もないのに受かった。
と言うことがあるのも事実なのです。

私は、それは「教授子息/息女やレガシー」だから受かったのではないのではと思っています。その他に、もっと影響を持つであろう「寄付金を出した家庭」タグがついているのだと思っています。
(そう考えないとおかしいような能力差なので。)

でも、優秀な生徒たちは、特に優秀でない生徒が受かると親を調べ、「教授子息/息女やレガシーは受かる」と噂してしまうのでしょう。
きちんと能力が評価されて受かった教授子息やレガシーにはつらいですね😥


知人が、スタンフォードで働きだした時、
子供が大学に入るまでは、スタンフォードで頑張って教えようと思うんだ。
教員の子供は、受かりやすいし高額な学費が無料になるんだ。
と喜んでいました。
でも、一年経つ頃には、「先はどうなるかわからない」と。。。
周りを見て厳しい現実を知ったからなのかもしれません。

(注)その後、情報をいただき、大学授業料は職員の労働時間により最大50%支給されるということがわかりました。
無料にはならないのですね。彼に伝えないと。

ということで、私見としては「教授子息/息女やレガシーでも合格は難しい」、そして、合格するのに最強なのは「教授子息/息女や大学レガシー」ではなく「お金」だと思っています😅

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