大学合格理由の説明を受ける
大学に入学すると、学生はFERPA(Family Educational Rights and Privacy Acts:家族の教育上の権利及びプライバシー法)に基づいてAdmissions Fileにアクセスすることができます。このファイルには、合格を検討した時に何を評価したかの情報が入っています。(18歳以上の生徒の場合は親は見る権利がないので、お子さんが「やだよ」と言えば知る権利はないそうです💦)
大学によって、このファイルへのアクセス方法は違うのですが、COVIDの問題がある現在、娘の大学ではネットで閲覧の予約をし、家からZoomで担当者から情報を読み上げてもらうという方式が取られています。
通常1カ月待ちと聞いていましたが、あまり忙しくない時期(もうAdmissons Fileに興味のある生徒はチェックを終えた後)なので、ほんの数日後に予約が取れました。
情報を読み上げてもらう時間は30分以内。
娘はZoom越しに写真付きの身分証明書をカメラに表示させて本人の確認をした後、コンピュータと筆記用具だけ持ち込みが許されて、読み上げられた情報を素早くメモすることができたそうです。録音、録画は不可でした。
そして、娘が何を大きく評価されて合格したかを知ることができました。
最も大きく評価されたのは、3つの分野における、国際コンクール、全米コンクール、世界的に超有名な企業での実績でした。
米国のファイナリスト、金賞を続ける、インターンをする、2位を取った、というような目に見えてわかる内容が大きく評価されたということでした。
その他、成績(APクラスの数やテスト結果を含む学力系の全て)、エッセイ(エッセイスキルと人格)、三カ国語が堪能(活動から証明)、アートポートフォリオの評価(バレエのビデオ提出)もとても大きく評価されていました。
まぁまぁ評価されていた実績内容は、STEM系大学の日英翻訳者(長期間)、バレエインストラクター(長期間)、高校オーケストラでのバイオリン(2年間)、海外被災地ボランティア(夏季)、海外の大学での物理リサーチ(夏季)、家庭教師(長期間)でした。
反面、特に言及されていなかった活動内容は、APテストの結果で付随的に取れた賞の数々、サンフランシスコバレエのサマーインテンシブ(4回)、バイオリンのプライベートレッスン(9歳から。コンクール経験なし)、高校内で表彰された受賞歴、高校クラブ活動(副部長)、某組織からのスカラシップなどです。
出願時に Common App(入試願書)で娘なりに順位付けして記述したものが、その順に関係なく、大学側の評価基準によって評価されていました。(順番付けに神経質になる必要はないようです。)
サンフランシスコバレエのサマーインテンシブは世界からの生徒募集なので合格するのは大変なのですが、コンクール実績の方が大きく評価されて、大学の評価からは消えてしまうようです。
つまり、いろいろな分野で、高く評価される活動をするのがベストです。
(一分野だけでも「世界で一位!」などと超輝かしい実績があれば、多くの分野で評価される必要はないのだと思いますが。)
結局、世界や全米規模の実績が大きく評価されて、高校での活動は評価がありませんでした。
高校のクラブ活動を立ち上げて部長や副部長になる、というのは、娘の高校で最もよく行われる手法なので、ものすごい数のクラブ活動がありました。大学はそういう情報も持っているので、その程度の活動では評価しないよ、ということなのでしょうね。(注)娘は日本人です。
(これも、高校外で評価の高いクラブ活動になれば話が変わると思います。)
評価された情報はカテゴリ分けされ、テストスコア、高校の評価、サポート(推薦、レガシー、リクルートしたアスリート、教授子息/息女)、課外活動、自己表現に分けられ、それぞれ1~5の評価が付きます。
(1が一番よい)
そして、総合評価として1~5の評価が付けられ、だいたい1~2の生徒が合格。2-や3+の生徒が合格か補欠に割り当てられることが多いそうです。
また、情報にはタグが付けられることがあり、それぞれ「レガシー&教授子息/息女」タグ、「リクルートしたアスリート」タグ、「家族で最初に大学に行こうとしている生徒」タグ、「寄付金をした家庭」タグ、「マイノリティ」タグなどがあり、評価に影響を与えることになります。
近年、いろいろな生徒がSNSでAdmissions Fileの結果を自分の成績や課外活動とともにあげているのを見ると、つけられたタグによって同じテストスコアを取っていてもテストスコアカテゴリの評価でさえ違っている場合があることに気づきます。
アジア系には状況が厳しいですが、合格の可能性がないわけではありません💦
今回の記事が、後に続く方々にとって参考になれば幸いです。





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