初年度シュガープラム衣装製作過程
バレエ「くるみ割り人形」公演のシュガープラム役。
娘のバレエ学校では、早くて高校3年生、通常は高校4年生がもらえる役として、30年以上の伝統がありました。
そして、娘とは「いつか、シュガープラムが演じられるようになったら、衣装を作ってあげる」という約束をしていました。
ところが、なぜか高校2年生のとき、突然、シュガープラム役の声がかかりました。もちろん、大慌て。
バレエの衣装はワンピースを作るのとはわけが違い、短期間で作ることができません。
(家事も育児も何もしなくていいなら、短期間でがんばれるけれど。。。)
そこで、考え付いたのが、当時、「くるみ割り人形」のスノークィーンのために作っていた衣装を、スノークィーンとシュガープラムの両方に使う方法でした。
そのためには、ビスチェを二つ作り、またスカート部分の一番上の層である一円も二つ作り、その他のチュチュスカート部分は共用にすることになります。
スノークィーンとシュガープラムは、同じ公演内で一人が踊ることはないので、公演と公演の間にビスチェを付け替え、一円も変えて縫い付ける、という、ちょっと手間のかかる方法を取ることに決めました。
ということで、シュガープラム用にレースを購入。

ビスチェの前身ごろの模様を作るため、白いネットにレースを切って縫い付けていきました。
シュガープラム用のビスチェに付け、スワロフスキーで飾ると こんな感じ。
チュチュのスカート部分の最上位層になる一円も、レースを切って円形に縫い上げ、スワロフスキーで飾り付けていきます。
スノークィーン用の白いチュチュから、シュガープラム用のビスチェと一円に付け替えると、シュガープラム用チュチュの出来上がり!
実際に着ると、こんな感じになりました。
何とか公演に間に合い、スノークィーンとシュガープラムの二つの衣装を作ったように見せることができました😊






















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