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2021年2月17日 (水)

病気になれない高校生活

2月の後半になりました。
実は、娘が高校のSophomore(高校2年生)だった頃の今の時期、半月に及び原因不明の40度の熱が出て、しばらく学校を休んでいました。
病院に行っても原因がわからず、当時は、厳しいパロアルトの公立高校を辞めて、生徒の個人的な状況に理解のある別の高校に転校した方がいいのではと考えるくらい、深刻な日々でした。

どの薬も効かず、最終的には18歳以上しか摂取の許されない薬を特別に処方されることになりました。
幸い、その薬が効き、やっと社会復帰できたのでした。

さて、病気が大変だったのは当然ですが、その後も大変でした。
半月の病気の間、娘が受けていなかった小テスト、テスト、提出していなかった宿題、レポート、プロジェクトなど、すべての科目のあらゆる物を処理しないと成績を落とされてしまうのです。

健康体だったとしても、毎晩遅くまで勉強していなければならない高校生活なのに、病み上がりの身体で、病気中にできなかった授業の勉強や宿題やテストに加えて、現在の授業の勉強や宿題やテストをするという超ハードな生活を要求されました。

まず、病み上がり最初の授業である化学の先生に、

病気中にできなかったテストを受けさせてください

と交渉し、さらに宿題提出について提出期限を聞きに行ったそうです。

その後、次の授業である国語の先生に、

病気中にできなかったテストを受けさせてください

と交渉に行ったところ、ちょうど、化学の先生と同じ日時を指定されたそうです。

「先ほど一時間目の先生とお話して、その時間は既に化学のテストが入っているのですが

と娘が答えたところ、先生は、

え? その時間、化学のテストを受けるの?
 わかったわ。
 あなたは、国語よりも化学を優先するって言うのね!

と怒ってしまいました。
先生の まさかの反応!
半月も病気で動けなかった生徒への言葉に驚きました。

結局、平謝りしながら、別の日時の約束を得させてもらったそうです。

それからの10日間、死に物狂いで、フランス語以外(フランス語の先生だけは免除してくれました!)のすべての教科の宿題とテスト勉強を夜中までこなしていました。
弱った身体だったのに、よく回復できたと思います。


ところで、学校に戻った最初の授業で先生と交渉しテスト日時を決め、次の授業のときに二時間目の先生と交渉してテスト日時を決めるのは生徒として通常の行動です。
国語の先生が理不尽に怒った時、なぜ、先生の主張に対して抗議をしなかったのか、当時、娘に聞きました。

先生も、自分が理にかなっていない発言をしたことはわかっていると思う。
 ただ、理系科目の方が生徒たちに重点を置かれているような気がしてると思うし、理系の先生との関係が良くなかったりでイライラして、私に当たったのだと思う。

 そんな先生を精神的に追い込んでもかわいそうだと思って。

とのことでした。

先生は15~16才を受け持つ教師として、ありえない言動をしたと私は思うのですが、その件以来、その翌年も含め、授業中に「りり娘はどう思う?」「ねぇ、りり娘もそう思わない?」などとやけに親しく接してくるようになったらしいので、もしかしたら、先生も反省していたのかも。。。?
そして、娘がした大人の対応は正しかったのかもしれません。
(その後、病欠のペナルティもなく、ずっとA+をくれていたのですが、あの時、先生に意見していたら、採点が不透明なエッセイなどで意地悪されていたかもしれないですよね💦 )


いつ、どんな時でも病気にはなりたくないものですが、本当に、高校時代の病気は恐ろしいです。

これから高校生活を送っていく娘の後輩たちが、同じ体験をしないで済むようにと願っています。

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コメント

「あの時、先生に意見していたら、採点が不透明なエッセイなどで意地悪されていたかもしれないですよね」ということを早々に気が付かれていて素晴らしいです。だから、本国での先生の絶対君主制に慣れている中国人の生徒やその親は、先生から好かれるんですよね。日本人の親は、意外にもずばずば要望を言って、不利な状況にされてるのを複数聞いたことがあります。私も、長らく気がつかなくて、気がついた後も、ついつい意見してしまって、あとで猛反省しました。まるで子供が人質に取られている気分でした。娘さんは、若いのにマチュアですね。

投稿: まり | 2021年2月18日 (木) 11時46分

まりさん、こんにちは!

娘は、「マチュアで処世術に長けている子」というわけではないです😅
ただ、国語の先生の精神的な不安定さに対して、かわいそうだと思っただけのようです💦
結果的にはよかったのですが。

人間関係の問題は、どこにでもいろいろあって嫌ですね。。。
今回、一時間目が社会やフランス語だったら、面倒にならなかったのに😅

投稿: りり | 2021年2月19日 (金) 19時34分

りりさん、こんにちは!

お嬢さんの病気が治ってよかったですね。そして、パロアルトの高校はやはり色々な意味で相当厳しいのだなーと改めて思いました。


ポストの中に、生徒の個人的な状況に理解のある別の高校、とありましたが、それは私立高校でしょうか。
今中学生の息子がADHDで、学校(特にパンデミック以降のオンラインの授業が大変です)に馴染めず、学校からも理解が得られず、毎日悩んでいます。
今は公立中学ですが、いずれ私立に転校も考えています。大変図々しお願いで恐縮ですが、もし差し支えなければどこの高校が生徒により理解があるのか、教えていただけませんか?

投稿: おせんべい | 2021年2月24日 (水) 06時11分

おせんべいさん、こんにちは! お久しぶりです♪

本当に大変でした。
子供は元気で幸せそうであれば多くを望まない!と思った出来事でした。

パロアルトの高校は、学力が上位のHonorクラスやAPクラスの子にはかなり厳しいです。
でも、厳しい先生が、下のクラスの子達にはすごく優しくて(勉強だけでなく、飲食物を授業に持ち込んだりという私的な事にもです)、娘のクラスの子達が「なんだ、優しくもできる先生なんじゃない」と ものすごく驚いたそうです。
あと、診断がついている障害を持った子達にもすごくサポートがあります。

一般的に生徒の事情に理解があるのは、やはり私立だと思います。
娘の先輩が、隣の市で働くバレエの先生のプライベートレッスンを平日の昼間に受けたいと学校(St. Francis High School)に話したら、その時間帯の授業は受けなくてよくなったそうです。(代替の課題があったのかはわかりません)
「あなたの学校はできないの?」と聞かれて、目が飛び出てしまうくらい驚きました。

投稿: りり | 2021年2月24日 (水) 20時04分

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