娘がスタンフォードの教科書を!?
日本のある大学では「教授は研究者としては素晴らしいけれど、教育者としては素晴らしいとはいえない、でも、学生が運営しているシケタイ(試験対策の制度)があり、シケプリ(試験対策用プリント)があるから大丈夫。」などと聞いたことがあります。
それは、そうよね~一流の研究者だもの、と思っていました。
そして、娘もいよいよ大学生になり、一流の研究者であるスタンフォード大学の教授の授業はどのようなものなのか、気になっていました。
娘が取っているクラスの教授の授業は、とても的確で理解しやすいそうです。
また大学院生が担当する小人数グループでの講義も、さすがに院生のレベルが高く、とても解りやすいそうです。
よかったねぇ!と話していました。
ところで先日は、教授が授業中に、
「前回、りり娘の宿題をチェックしていたら、解説が素晴らしかったです。
その考え方だと皆も分かりやすいと思うので説明しますね。
(中略)
とてもいいので、教科書に入れたいと思います。」
と言うと、数学の授業をサポートしている大学院生に教科書の変更を指示したそうです。
さらに次の授業では、
「前回のりり娘の解説の件、教科書に反映しましたよ。」
と報告もあり、Linearity Principleの中の2ページが綺麗に図付きで書き直されていたそうです。
(数学の教科書は、大学のネットワーク上にあります)
教授の指示が早い!
大学院生の対応も、なんて素早い!!
アメリカでは大学入試時、生徒を「勉強ができるか」ということを評価するだけではなく、いいと思うものは素早く行動して身に着ける能力があるか、社会に貢献する能力はあるか、など、いろいろな観点から評価します。
(そのため、受験のエッセイでも、そういった能力があるという証明になるような経験を入れて書くように指導します。 )
そうして、立派な学生が育った先になる大学院生、そのまた先の教授も、活発で生徒の指導にも意欲があり、自分の授業をよりいいものにしていこうという気持ちが強いのかもしれません。
また、たった一人の生徒の小さな考えでも真剣に取り入れる柔軟性もあるのですね。
書き直された教科書を見せてくれながら、娘と話している時、
私「教授が名前を覚えてくれたのはよかったけれど、ひょっとしてクラスメートはあなたが優秀だって誤解してない?😅」
りり娘「確かに。。。ひどい勘違いしちゃってるかも💦」
二人で顔を見合わせて大笑いしました🤣
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