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2020年6月29日 (月)

大学の学費など、お金のこと

アメリカは医療費だけでなく、学費も高いと言われています。
娘の大学の学費の話になると、友人たちから全く違うことを言われました。

「名門校に決まったから、学費払わなくていいんでしょう?ネットの記事で読んだことあるよ。」

と言う友人もいれば、

「うちは、お金がないから、そんな名門校には行かせられない。」

と言う友人たちもいます。
どちらが正しいのでしょうか。
実はどちらも、ちょっと違います。

スタンフォード大学の学費は、年間、$55,000(約590万円)を超えています。
その上に、$17,000 (約180万円)を超える寮費が加算されます。
みんな、こんな金額を払っているのでしょうか。

実は、学生の約70%がファイナンシャルエイド(学費の補助)を受けているのです。
これは、学生の能力に関係なく支給してもらえます。

スタンフォードでは、家庭の年収が$150,000未満(約1600万円)の場合、学費は無料になります。そして、年収が$65,000未満(約700万円)の場合には、学費だけでなく、寮費も無料になるのです。(ただし、収入がなくても、巨額の資産がある場合などは除きます)
また、年収が$150,000(約1600万円)をかなり超えていても、兄弟がいる場合はそれに応じて補助が出ることになっています。
お金の問題で学生の将来が閉ざされないように考えられたシステムなのですね。
(他に、名門校として知られるアイビーリーグの大学なども、同じようなシステムでファイナンシャルエイドがしっかりしています。)

去年度は約18%の学生がレガシー(親族がスタンフォード大学卒)または親族が大学に募金をしている(もちろん、通常1億円以上)というデータがあり、その人たちはまず、ファイナンシャルエイドの適用ではないと思いますし、その他に成功している親を持つ人も多くいるので、実際には一般的な(?)親を持つ人の多くがファイナンシャルエイドを受けているということになります。

上記の数値から考えて、すごく裕福ではないけれど、そこそこ裕福なので補助は全く出ない学生が数%いると思われます。
その「そこそこ裕福組」の家庭からすると、少し不満があるかもしれませんが、スタンフォードは、「個人の利益を追求してほしくない。個人、家庭、学校など、小さい部分を見るのではなく、世界全体の利益を考える人間になってほしい」という考えなので、払える能力のある人は払いましょう、ということなのでしょう。
(そのため、どんなに学力が高くても、学費の補助は出ません。スポーツでスカウトされる子だけは特別扱いで、親の収入に関係なく奨学金が出ます。)

私の知人に、裕福で年に何度も海外旅行に行っているけれど、「お金は自分に使いたい。子供には1ドルも多く払いたくないよね~」と言い、実際に娘さんたちには受験をさせず、コミュニティーカレッジに進学させた人がいました。
確かに、裕福だとファイナンシャルエイドは出ないですから。

そんな、ある程度裕福な親でも学費は出したくない、という場合にも、まだ手はあります。

USC(南カリフォルニア大学)のような財力のある大学と交渉するという方法です。
知人の男性が「受かったけれど、学費が高いから他を考えているところです」と大学に話したら、「お金の問題だけなら、全額、奨学金を出します」と言われ、USCに進学しました。
彼にとっては、USCのような一流大学に無料で行かれるなら文句はないし、大学からすれば、彼のような将来性のある優秀な学生を手に入れられて、お互いに満足した解決方法だったのでしょう。
ちなみに、彼は、学校の成績やSATが全てパーフェクトスコアだったそうです。(すごいなぁ)

いろいろな方法があるのがアメリカらしいですね。

 

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