豚の解剖の授業
夏休み前のお話をもう一つ。。。
生物の授業で、解剖の授業をしたそうです。
パロアルトでは、生物の授業にもかなり教育費がかけられているようです。
小学校5年の頃に体験したフクロウのペレット解体授業では、きれいなネズミの骨がどのグループからも出てきました。
(教育費がかけられない市では、毛しか出てこない安いペレットを使用します。)
その後、羊の心臓の解剖の授業もありました。
二人で一つの心臓が割り当てられたので、かなりの数ですね。
やはり噂の通り、パロアルトの教育は恵まれているようです。
ところで、娘は「血を見ると倒れる」というかなりな怖がり屋。
学校に提出するための健康診断で血液検査をした時には気を失ってしまいました。
授業中の娯楽として映画オデッセイを観たときにも、苦しむ人を見て(演技と理屈ではわかっていても)倒れて保健室に。。。とかなり面倒な性格のため、以前の解剖前にはとても心配しました。
ところが、羊の解剖のときに「苦しまず、血が流れない解剖は大丈夫」ということが判明したので、今回の解剖授業は安心して送り出すことができました。
今回の解剖は、子豚。
解剖の材料は、血が出ない(抜いてある?)ようで、まったく怖くありません。
子豚は、食肉用に飼育されている豚が死産したときの豚が解剖に使用されます。
親豚は、もう食用になってしまったそうです。。。
死産の子豚も「命」として尊重しなくてはいけないということで、先生から注意がありました。
- 解剖の豚で遊んではいけない
(例えば、豚の耳を取って、自分の頭に寄せて「僕、豚」などと不謹慎な遊びをしてはいけない)
- 豚に名前を付けてもいけない
ということです。
名前を付けるのが「命を尊重していない」ことなのかはわかりませんが、名前をつけることによって生徒に心理的な影響があってはいけないということなのだと思います。
とはいえ、まだ高校生。
「先生に内緒だけど、僕たちの豚はフレッドって名前にしよう。」と、言いつけを守らない男子生徒も。。。
さて、解剖の授業は、子豚の身体を開き、内臓がどのように配置されているのか調べていきます。
教材で図解されているものと同じであることを確認しました。
内臓の次は、頭を切り開いて脳を確認したそうです。
テストでは、豚の内臓の名前を記入するテストがあったのですが、さすがに解剖という印象に残る体験をした後なので、記憶には強く残ったようでした。
最後に、解剖後に撮った豚の脳の写真です。
その手の写真に弱い方は、見ないようにしてください。。。
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