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2017年2月 1日 (水)

(終) P.A.高校の能力別クラス-数学編


今回は、「P.A.高校の能力別クラス」の国語編、「(続) P.A.高校の能力別クラス」の理科編に続く、最後の数学編です。

パロアルトの中学では、数学は「Regular」(標準的な内容のクラス)と「Advanced(もっと高度な内容のクラス)」の2レベルでしたが、高校になるとレベルが増え、もっと複雑なルートに分岐します。
とりあえず一年生Algebra 1/1AGeometry A(AdvancedのA)、Geometry H(HonorのH)の3つのクラスに分かれるのが通常のルートです。

中学の「Regular」クラスからは通常「Algebra 1/1A」、中学の「Advanced」クラスからは Geometry A、Geometry Hの2クラスに分かれます。

中学の後期になると、「Advanced」クラスではテストが2種類用意されていて、将来、「Geometry H」つまりHonorクラスに行きたい生徒は難しいテストを受け取ります。

先生にどちらのテストがほしいか聞かれますが、Honorクラスに入れるくらいの能力の子がAdvancedレベルの問題を受け取ることはできますが、逆にAdvancedクラスレベルの子がHonorレベルの問題をもらうことはできません。

そもそも「Advanced」クラスはアジア系が多いので、Advancedクラスの問題をもらうアジア系生徒はたくさんいます。「高校でHonorに入れない!私はアジア系なのに落ちこぼれになってしまった!」などと考える必要はないと思います。
もちろん、Honorクラスの問題をもらう生徒はさらにアジア系が増すことになります。

数学のHonorクラスは先生のチェックが入る分、理科Honorよりも入るのが難しいです。
(その代わり、高校での苦労は少ないかも。理科Honorは宿題がカタログに記入されている時間数よりも多くて大変です。)


中学の後期に決まったクラスによって高校のクラスのレベルが決まり、そのレベルによってweighted GPAの上限が決まってしまうということで、中学の成績が入れる大学のレベルに影響するということになってしまいますね。think

ただ、一応、高校に入り、学年が上がるときにレベルを変更できないわけではありません
とはいえ、レベルの変更はなかなか大変だそうです。
また、AdvancedレーンからHonorレーンに移動するのは、RegularレーンからAdvancedなレーンに移動するよりも、ずっと難しくなるそうです。

中学からコツコツ真面目に生活していた方が楽に進めるということですね。
それで、アジア系の家庭は小さいうちから教育熱心で、タイガーマムが出てくるのね~wobblyと納得でした。


中学の終わりのころ、娘の親友が先生にHonorレベルのテストをもらいに行ったときには、先生に、

ごめんなさい。Honorのテストは渡したくないわ。
 私、あなたに高校でつらい思いをさせたくないのよ。


と言われて、渡してもらえなかったそうです。
彼女は前期のテストで90%くらいの成績(AdvancedクラスでAを取れるかBに落ちるかというレベル)だったらしいのですが、仕方なくAdvancedレベルのテストを受けると、98%~100%の成績が取れるようになりました。
AdvancedとHonorでは、かなりなレベル差があるようです。

でも、Honor希望だったお友達はショックを受けて、友人たちに言ったそうです。

私、優秀なエンジニアになりたかったのに、もう無理だわ。bearing
 10年後にはマクドナルドで働いているから食べに来てね。
 きっと会いに来てね。crying


皆で「
まだ将来は決まってないよ。きっとエンジニアになれるよ~!coldsweats01」と励ましたそうです。
まだ13~14歳なのに、子供たちも大変ですね。think

 

 

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