PA中学。体育授業中の感動物語★
娘が通う、パロアルトにある公立中学での出来事です。
娘と同じ体育のクラスに、左半身が麻痺している男の子Aくんがいます。
左半身が全く動かないわけではなく、少しは動くのですが、麻痺が残っているという感じだそうです。(小児麻痺の後遺症?)
Aくんは元々の運動神経がいいので、右半身の運動能力と左半身の運動能力を足して二で割って左右に分けたら、普通の生徒よりも体育はできるだろうと推測できる男の子でした。
ある日、中距離走の授業がありました。
クラスのグループを6つに分けて走りましたが、そのグループは能力別。
短距離と長距離の記録からグループが分けられたので、娘はグループ3。
男女一緒にグループ分けするし、身体も小さいし、決して足が速いことはない娘なので、グループ3でOK!
という感じです。![]()
その男の子Aくんは、障害があっても運動神経はいいからか、グループ6ではなくグループ5に入ることができました。
そして、全員がスタート!![]()
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能力別でも走る距離は同じなので、グループ1から走り終わります。
娘はグループ3なので、走り終わった後、グループ4~6が走り終わるのを眺めていました。
すると、Aくんは一生懸命走りつつも、だんだん左半身が重くなり、走れなくなってきたそうです。
それでも、他の子達と同じように走り終えたいと、ずっと重い左半身を引きずるように動かし、堪えながら走っていました。
どんどん遅れて、グループ6にも抜かされていき、最後に一人で走っているAくんの姿を見て、先生が
「A! もう走らなくていいよ。
半分走ったから十分だ。」
と声をかけたそうです。
Aくんは、普通に走れない自分が悔しくて悔しくて、涙を流し出したそうです。
クラスもシーンとなってしまいました。
先生が、
「皆、がんばったから早く終わったな。
授業終了まで少し時間があるから、次は、えっと。。。」
と言ったところで、Aくんが涙を流しながら、
「僕、残りの半分走りたい!」と言ったそうです。
そして、また走り始めたそうです。
それを見ていた別の男の子が、
「僕も一緒に走るよ!」
と隣に並んで一緒に走り出しました。
クラスの残りの生徒たちは、もうぐったりしていたので、走る二人を眺めていました。
Aくんは、さらに左半身が重くなり、前かがみになりながらも、必死に左足を引きずりながらヨタヨタと走り続けました。
といっても、普通の人が歩く程度の速さでしか走れなくなっていたのですが。
並走の男の子は、速度を合わせながら一緒に走り続けました。
そして、生徒たちが見守る中、やっと二人がゴールしたそうです。
ゴールする瞬間に皆が拍手をし、並走した男の子がAくんに「Good Job!」とハイタッチ!
すると、生徒たちも一斉にAくんに走り寄り、ハイタッチしました。
Aくんは、やっと笑顔
になりました。
先生も、よくやった!と笑顔
でした。
感動した娘は、その後、グランドを後にして友人たちとロッカールームに向かったそうです。
その時、友人の一人が、
「Aくん、何でまた走ったの?
一人だけ半分しか走らなくていいって言われてラッキーだったのに。」
娘「え!?(Aくんの気持ち、わからない。。。?
)」
アメリカでは、よく、感動物語がこんなオチになったりします。![]()



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