性教育は理科の先生担当☆
カリフォルニア、パロアルト市の公立学校に通う7年生(中学2年生)の娘。
日本の子供たちと違い、かなり奥手です。
友人も似たようなもので、ちょっと変な会話をしていました。
友人「私、生まれた時には男の子だと思ったんだって。
それで、男の子の名前を付けたらしいの。」
娘「大きな声だったのね~
今は女の子の名前だけど、どうしたの?」
友人「途中で女の子かも、って思って、女の子の名前に変えたらしいの。」
娘「よかったね~ 女の子の名前に変えてもらって。」
その話を娘から聞いた私は「???」
生まれた時に男だと思って???
「生まれる前に」の間違いでは。。。
そんな7年生たちも、年度末になって性について習う時期になりました。
理科の先生から送られてきたメールには、
「お子さんたちは、7年生の理科の最後に人間の生殖器官について学びます。
人間の生殖器官の学習には、男性・女性の生殖器官の名称、各生殖器官の機能、生理、排卵、射精、受胎、妊娠、避妊、HIVについての学習が含まれています。
ただ、カリフォルニアでは、親が性の単元を習わせたくない場合は学ばなくてよい制度になっています。
その場合は、別の教材を用意しますので早急に連絡をください。」
と書かれています。
いったいどのような授業内容になるのだろう、習わせていいものなのか?と不安になりました。
というのも、ベイエリアの別の市で性教育の授業を受けた5年生の男の子が、家に帰るなり、母親である私の友人に、
「お母さん、自慰って何のためにするの?」
と質問し、その後、次々と驚く質問をしたらしいのです。
(とても、ここに書けない単語の数々。。。)
アメリカでは細かい教育は学区に任せられています。
その地区に合う最良の教育を与えられるように、ということなのだと思います。
確かに、その男の子の住む地区はパロアルトとは人種構成が全く違い、高校生で妊婦になる子も珍しくなく、心が早く成長するようなのです。
そのために、早くからいろいろな教育をしているのだと思います。
パロアルトはというと、小学校の頃に性的な教育は全くなく、今回が初めての性教育でした。
それも、担当は理科の先生。
教材は、Life's Greatest Miracleというビデオを使うということで、あらかじめ先生から連絡がありました。
ドキドキしながらビデオを見ると。。。
な~んだ!
かなり科学的な教育なのね。
しかし、子供によっては途中で寝てしまいそうな。。。
このビデオを見せた後に、HIVなど内容を追加する授業をするのでしょう。
科学的な内容で、確かにパロアルトの親たちが好む性教育のような気がします。
ただ心配なのは、赤ちゃんが生まれるシーン。
娘は血を見ると怖くなって脳貧血を起こすことが。。。
少し心配しながら、その日の学校が終わるのを待っていました。
後から話を聞くと、「つわり」の説明の後、先生がビデオを切り、出産シーンはなかったそうです。
理科の授業らしく、先生が いろいろな動物の話をしたので、性に関しては秘め事的な感じではなく、人間も動物の一種という受け取り方をしたようです。
そして、
「恐竜は身体が大きいから、赤ちゃんを作るとメスの恐竜のお尻の骨にヒビが入っちゃうんだって。恐竜の化石を見るとわかるらしいよ。」
「○○サメは、オスがメスの首のところを噛みついて赤ちゃんを作るから、メスの首のところの肌はすごく強くできているんだって。」
と、知っていて得があるのかわからない豆知識を娘はくったくなく話すのでした。
やはりアメリカ。
地域によって、性教育にもかなり違いがあるのですね。
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