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2015年6月18日 (木)

公立中学の学校オーケストラ♪


小学校高学年のお子さんたちを持つママたちから、よく中学の学校オーケストラについて聞かれます。

うちの子、学校で弦楽器を習い始めたばかりで下手なのだけど、中学になったら学校オーケストラに入れて大丈夫だと思う?

逆に、

うちの子は、小さい頃から楽器を習っていてある程度は弾けるから、学校オーケストラはレベルが低すぎてつまらないかしら。

などと心配されているのです。

学区によって教育にかなりの差が出るアメリカでは、学校オーケストラといっても学校によって大きな違いがあります。

同じシリコンバレーでも少し離れた ある市では、弦楽器を知らない先生が学校オーケストラ・クラスの担当になるそうです。
その先生はクラスを任されることが決まった新年度の数ヶ月前に楽器屋さんでバイオリンをレンタルしてきて教本を読みながら弾き方を学んで教えているそうです。
そうなると、当たり前ですが小さい頃から楽器を学んでいる生徒の方が知識も技術も高くなってしまいます。
事前に学校のオーケストラ情報を得た友人は、結局、娘さんを中学の学校オーケストラには入れないことにしました。

パロアルトでは、他の地域よりも高い寄付金を要求されるので、その分、音楽教育にも還元されています。
学校オーケストラの先生音楽家の方々が担当されるめ、学校オーケストラにも上手な生徒たちが入ってきます。

ただ、学校オーケストラは誰にでも門戸を開いているので、生徒には かなりなレベル差があります。

学校オーケストラに入っている子たちは、主に3グループに分かれているそうです。

第一グループは、小さい頃から弦楽器を習い、とても弦楽器が好きで、積極的に練習に励んでいる子供たち。

第二グループは、小さい頃から弦楽器を習っていて嫌いじゃないけれど、他の選択科目よりはオーケストラの方がいいかな、という消極的にだけれど練習をする子供たち。

第三グループは、小学校高学年の頃、急に親から習わされ、中学でもオーケストラに入ることになってしまったという子供たち。また、小さい頃から習っているけれど、本人は特に好きでもなく一週間の練習時間とプライベートレッスンの時間が同じになってしまう子供たち。さらに、プライベートの先生を持たない子供たちも。

それぞれのグループは、すべて同じ人数くらいいるそうです。
まだ幼いからか、娘が見ても一見してどのグループに属する子かどうか授業態度でわかってしまうらしいのです。
(座っている様子から違うらしい。。。)

第三グループの子たちは、特に男の子たちが面白く(?)、よく先生に怒られています。
チェロの壊れて取れたヘッドを頭に乗せては「コッコッコッ!」と鶏になってみたり、弓が一本取れれば釣りをしてみたり、友達をくすぐってみたり、曲の最後にわざと変な音を出して笑わせたり。


ちなみに、チェロのヘッド部分とは、ここ→のことです。Cellohead
授業中にふざけるのが悪いことなのは確かですが、その楽しい想像力には思わず笑ってしまいます。coldsweats01



このように どのような生徒でも受け入れてもらえるため、基本的にまじめな日本人の子供達は「9歳、10歳で習い始めたけれど大丈夫?」などと心配する必要はないのです。confident

先生はどんな生徒に対してもまじめにきちっと叱り弾き方を直し、時にはプライベートの先生をつけた方がいいと先生を斡旋したり、少しでもいいオーケストラに仕上げようと努力しているそうです。happy01

ここまで聞くと、やっぱり学校オーケストラってレベルが低い?と思われてしまいそうですが、第一グループのきちんとした生徒たちもたくさんいます。
ユースオーケストラに属している子や、時には そのユースオーケストラでソロを弾く子、弦楽器のコンクールに出ている子、様々です。

そのため、先生は年に数回あるコンサートの前にはソロオーディションを開いてくれます。
第一グループの子供たちがオーディションを受け、受かった子がコンサートでソロを弾かせてもらえるのです。

娘は9歳でバイオリンを習いだし、バレエのために学校オーケストラの修学旅行(年に一回、ディズニーランドに行きます)にも参加せず、学校のチャンバーオーケストラのクラブ活動(週一回、学校が始まる前にあります)にも参加していませんが、そういった状況にもペナルティを課さず、公平に評価をもらい、コンサートでソロを弾かせてもらいました。happy01
生徒ができる範囲での努力をきちんと見てくれているそうです。

こんな、バラエティーに富んだ生徒たち全てに真剣に対応してくださる先生には、いつも頭が下がる思いです。

音楽教育に力を入れている市の学校オーケストラは、どんなお子さんでも(個人的には)「弦楽器が好きなら」特にオススメです。happy01


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2015年6月13日 (土)

性教育は理科の先生担当☆

カリフォルニア、パロアルト市の公立学校に通う7年生(中学2年生)の娘。
日本の子供たちと違い、かなり奥手です。
友人も似たようなもので、ちょっと変な会話をしていました。

友人「
私、生まれた時には男の子だと思ったんだって。
   それで、男の子の名前を付けたらしいの。


娘「
大きな声だったのね~
  今は女の子の名前だけど、どうしたの?


友人「
途中で女の子かも、って思って、女の子の名前に変えたらしいの。

娘「
よかったね~ 女の子の名前に変えてもらって。happy01

その話を娘から聞いた私は「???」

生まれた時に男だと思って???
「生まれる前に」の間違いでは。。。coldsweats02

そんな7年生たちも、年度末になって性について習う時期になりました。

理科の先生から送られてきたメールには、

「お子さんたちは、7年生の理科の最後に人間の生殖器官について学びます。
人間の生殖器官の学習には、男性・女性の生殖器官の名称、各生殖器官の機能、生理、排卵、射精、受胎、妊娠、避妊、HIVについての学習が含まれています。
ただ、カリフォルニアでは、親が
性の単元を習わせたくない場合は学ばなくてよい制度になっています。
その場合は、別の教材を用意しますので早急に連絡をください。」

と書かれています。

いったいどのような授業内容になるのだろう、習わせていいものなのか?と不安になりました。

というのも、ベイエリアの別の市で性教育の授業を受けた5年生の男の子が、家に帰るなり、母親である私の友人に、

「お母さん、自慰って何のためにするの?」

と質問し、その後、次々と驚く質問をしたらしいのです。
(とても、ここに書けない単語の数々。。。)

アメリカでは細かい教育は学区に任せられています。
その地区に合う最良の教育を与えられるように、ということなのだと思います。
確かに、その男の子の住む地区はパロアルトとは人種構成が全く違い、高校生で妊婦になる子も珍しくなく、心が早く成長するようなのです。
そのために、早くからいろいろな教育をしているのだと思います。

パロアルトはというと、小学校の頃に性的な教育は全くなく、今回が初めての性教育でした。
それも、担当は理科の先生。

教材は、Life's Greatest Miracleというビデオを使うということで、あらかじめ先生から連絡がありました。

ドキドキしながらビデオを見ると。。。



な~んだ!
かなり科学的な教育なのね。happy01
しかし、子供によっては途中で寝てしまいそうな。。。
このビデオを見せた後に、HIVなど内容を追加する授業をするのでしょう。
科学的な内容で、確かにパロアルトの親たちが好む性教育のような気がします。

ただ心配なのは、赤ちゃんが生まれるシーン。
娘は血を見ると怖くなって脳貧血を起こすことが。。。

少し心配しながら、その日の学校が終わるのを待っていました。

後から話を聞くと、「つわり」の説明の後、先生がビデオを切り、出産シーンはなかったそうです。

理科の授業らしく、先生が いろいろな動物の話をしたので、性に関しては秘め事的な感じではなく、人間も動物の一種という受け取り方をしたようです。

そして、

「恐竜は身体が大きいから、赤ちゃんを作るとメスの恐竜のお尻の骨にヒビが入っちゃうんだって。恐竜の化石を見るとわかるらしいよ。」
「○○サメは、オスがメスの首のところを噛みついて赤ちゃんを作るから、メスの首のところの肌はすごく強くできているんだって。」

と、知っていて得があるのかわからない豆知識を娘はくったくなく話すのでした。

やはりアメリカ。
地域によって、性教育にもかなり違いがあるのですね。think


 

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