パロアルトのタイガーマムたち
4年前、 Battle Hymn of the Tiger Motherでヒットした言葉「タイガーマム」。
子供に高い期待をかけ、たくさんの規則で縛り、期待にそぐわなかったり規則が守れなかった時には残酷と思われるくらいに厳しくしつける母親のことですが、この言葉は今でも広く浸透してます。
パロアルトに住む子供同士でも「あの子のとこって、タイガーマムだよね。」などと会話に出るし、母親同士の会話でも「私は、ほんのちょっとだけタイガーマムだから。」などと出てきます。
学校の選択科目も、もちろん親が口出しするので、オーケストラクラスや語学クラスはタイガーマムの子供たちである子タイガーたちがたくさんいます。
娘が見たところ、「オーケストラクラスの子の6割の親はタイガーマムじゃないかと思うわ。」とのこと。
なぜかと言うと、授業の様子から「楽器が好きに見えないのにオーケストラを取っている」子達が6割にも達するらしいのです。
でも、まだ子タイガー。
タイガーマムの言葉に従う年齢です。
先生が学年末に「他の生徒たちに自分の演奏を聞かせる機会」を作り、希望者に演奏を弾かせてくれた時には、子タイガーたちは「これはエクストラポイント(成績に上乗せされる点数)になるだろうから やりなさい、とママが言う」からと、率先して手を挙げました。
その時バイオリンを弾いた子は、「下手だよね」「タイガーマムの子だからね」とクスクス笑われる中で演奏していて、それが何ともかわいそうだったと娘が話していました。
なんだか、すご~く精神衛生上よくなさそうですが。。。
お母さんは、こういう状況が想像つかないのかな。![]()
親に学校のことを話さなければいい!と思っても、この時代、学校の様子がインターネットですべて把握できるようになっているのです。
テストの成績はもちろんのこと、学校で行われている細かな行事や、先生から生徒への連絡などがすべてネットで親が確認できてしまいます。
(FBのようなイメージで)
だから、ドラえもんの のび太が0点のテスト紙を隠して。。。みたいなことは起きないのです。![]()
先週末は、理科の小テストの結果がネット上に出たそうです。
その結果が悪かった娘の友人の家庭では、お母さんが大激怒!!![]()
タイガーマムは その女の子を座らせ、
「ずっとここに座って、自分の将来について考えなさい!![]()
何も食べずに、何もせずに、ずっと考えなさい!!
」
と怒ったそうです。
お母さんは、同じ部屋の中にいて、その女の子を監視していました。
長いこと「将来について」というより、「どうしたらママの怒りが収まるだろう
」と考えていた女の子ですが、
「私、お医者さんになろうかな。」
と、これなら大丈夫かな?と言ってみると、
「そんな簡単に言わないの!
もっといろいろ考えなさい!
」
と許してもらえなかったそうです。
「今日、土曜日だから習い事あるのに食事どうするんだろう。
食べさせてもらえなかったら動けないなぁ。
」
と考えていたら、その日は家から出してもらえず、ずっと動かず座って考えさせられていたそうです。
タイガーマムの子供たち、大変です。![]()
でも、皆、がんばっているのですよね。![]()
「考えろ」と怒っても、「ママの怒りの沈め方」を考えているのだから、それよりはテストのできなかったところを学び直した方が建設的な気がしますが。![]()





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