ドレスを生き返らせる!染物にトライ♪
今年も、「くるみ割り人形」公演が近づいてきました。
パーティーシーンを担当している先生が衣装を決めたとき、娘に与えられたクララ用の衣装は、古くて近年は着られていないドレスでした。
というのも、娘は標準的な12才の女の子よりも身体が小さめ。
通常のクララより少し若い娘は、さらに他のクララたちとは体格差が出てしまいます。
クララになる子たちは衣装を共有して着るのですが、娘は同じ衣装を着られないのです。
娘用に小さくしなくてはいけません。
そのため、娘だけ、通常着られていない古い衣装が割り当てられたのでした。
その衣装には困った問題が。
部分的に、色落ちして染みのようになっているのです。
大きいところは、7~8cmにもなる大きなシミです。
シミの部分↓
これは困った!
色の変な部分を染色できないか試すことにしました。
Jo-Annで見つけてきたのは、Tulip Soft Fabric Paintという染料。
まずは、この二種類の青色を使って、ドレスの裏の縫い代の大きい部分で試してみました。
混ぜてちょうどいい色を作らないと。
ところが、いろいろと調べてみると、元の生地の色と同じ色に染めてはいけないよう。
どうも、染料という物は年月が経つと、青色の方が赤色よりも早く色抜けしていくらしいのです。
そのため、このドレスの変色も、青色が抜けて赤色が残っているのですね。
この赤くなったシミを染色して元の青色にするには、染料が現在生地に残っている赤色と混じることを考えると、元の青色よりも濃い青で染めた方がいいことになります。
さて、染色開始!!
揃えた道具は、染料二色のほかに、手を汚さないためのビニール手袋、そして、色を調合するためのパレットや筆です。
この染料は そのまま衣服に絵を描いたりするもののようですが、今回の場合、水で薄く伸ばして使ったほうが綺麗に染まるようでした。
色水のようになった染料をスポンジに含ませて、パタパタと色落ちした部分に色をつけていきます。
そして、乾くまで数時間待ちます。
乾いたら、また染料をスポンジに含ませてパタパタ。
これを、ちょうどいい色になるまで繰り返しました。
そして、出来上がり!
こんな感じに染め上がりました。
ドレス全体で見てみると、どこが染料で染めた部分かわかりません。
やった!
ほっとしたところで、次は、主役のクララらしい、もっと立派なドレスにリフォームしてみようと思います。
| 固定リンク | 0
「バレエとダンス」カテゴリの記事
- 大学卒業の記念写真(2024.07.19)
- バレエ ドン・キホーテ公演(2024.05.16)
- 大学生最後の「くるみ割り人形」公演ビデオ(2024.01.08)
- くるみ割り人形公演まで一週間🩰(2023.12.04)
- バレエ顔写真とすっぽんぽん(2023.10.24)
「手作り」カテゴリの記事
- 自然治癒した椅子と椅子カバー作り(2024.05.25)
- トイレットペーパーで。。。(2023.07.28)
- ティアードミニスカート製作(2022.10.23)
- 友人の娘さんの結婚式(2022.08.08)
- やらかしてしまった事(2022.04.23)
コメント
すごい。母の愛ですね。
こんな技が出来るなんて尊敬です。
投稿: thunderpanda | 2014年11月12日 (水) 09時45分
thunderpandaさん、こんにちは!
生地を染めるなんて初めてで全く知識がなかったので、とても怖かったです。
自分の洋服だったらいいのですが、バレエ学校の持ち物なので。。。
うまくいってよかったです♪
投稿: りり | 2014年11月12日 (水) 15時46分