くるみ割り人形、今年はクララに♪
娘のバレエ学校の「くるみ割り人形」公演の配役が発表されました!
12才の今年は、娘が9才、10才、11才で長い間ソロを務めたロシアの踊りには配役されませんでした。
もう、「小さな子がソロで踊って可愛い」という感じではなくなったということなのですね。
感慨深く、ちょっと寂しい気がします。
もうちょっと小さい子でいてほしかったような。。。
今年は、主役のクララと、その他3役の合計4役が配役されました。
その他3役と言っても、一つはコロンバインなのでソロパート。
残りの二つは4人で踊るとはいえ、どちらも最初に一人で舞台に登場して踊り出す役なので目立つパートです。
今年もラッキーだったかも!?
でも、きっと友人たちはクララ公演に集中するので、他の役は見てもらえないですね。
クララというと、周りからは、
「すご~~い! おめでとう!」
と言われてしまうのですが、いえ、そんなことはないんです。
前に、「配役発表!と人間模様」で記事にしたように、クララは特別上手くて配役されるものではないのです。。。
ここでも、「一流の学校に入れるために親が!?」の記事のような「親の努力」も大きく影響してきます。
配役の決め方はもちろん公表されていませんが、「皆さんは、オーディションでの採点が高得点だったので選ばれました」とだけ言われます。
ただ、だいたいの察しからすると、「生徒のスキル」「生徒の容姿」「親のバレエ学校への貢献度」をそれぞれ10点満点で採点し、その上位者たちの顔ぶれを見て「人種補正」をかける、という感じです。
「人種補正」というのは、こちらでは当たり前のことで、普通に評価するとアジア人ばかりになってしまうからですね。
(優秀な人種と言う人もいますが、基本的にまじめな子が多いためのように思います。)
つまり、しょっちゅう練習を休んでいるのにクララになる子は、親がボランティア熱心で容姿がいい子になります。
生徒が生まれながらにラッキーか、ということが大きく影響するので、バレエ学校やボランティアトップたちから、
「まじめな娘さんはバレエ学校生徒たちの模範」
「娘さんの努力の賜物」
などと表現されてお祝いされると、ちょっと違和感があります。
さて、同級生の親から、すでに「どうしたら娘をクララにできるの?」の質問を受けるようになりました。
13才、14才がクララに選ばれる山場なのです。
「来年、娘にクララをさせてあげたいの。
週に6クラス取らないと選ばれないって噂があるのだけど本当?」
「うちは、週に4クラスだったわよ。大丈夫!
あなたの娘さんは、手足長くて、首長くて胴体細くて、頭小さくて、これ以上ないくらいきれいだから大丈夫!
そんなことより、あなたがボランティアをがんばるのが一番の近道だと思うけど。」
「それは、大丈夫なんだけど。」
え。。。?
なんと、彼女は、ご主人と共に、今年はドレスアップして「くるみ割り人形」のパーティーシーンで、大人の役にボランティア出演する決心をしたそう。
こんな感じの大人たちの役です。(椅子に座っているのはクララ役)
娘さんのために、夫婦で舞台に
パーティーシーンのリハーサルには、たくさんの時間を割かなくてはいけません。
本番も、6回中3回の公演に出なくてはいけないのに。
親心ですね
すばらしい!!
やっぱり、「生徒たちの親としての模範」であり、「親御さんの努力の賜物」と、親たちが 表彰されてもいいような気がします。
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コメント
主役、おめでとうございます。
りりさんの説明を色々な条件が揃って、獲得出来るんですね。でも、きっとお嬢さんの頑張りがすごかったのでは??
今から練習が大変でしょうが、体調管理を頑張って下さい。
投稿: thunderpanda | 2014年10月21日 (火) 02時05分
thunderpandaさん、こんにちは!
うちの場合は、ボランティア点と容姿点が高くないので、本人の努力が大きかったのでしょうね。
それはそれで問題なのですが。。。
ありがとうございます。
体調管理、がんばります!!
投稿: りり | 2014年10月24日 (金) 02時17分