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2013年8月31日 (土)

寄付金が、こんなところに!


娘が通いだしたシリコンバレーの公立中学校。
先日、公立なのに寄付金が高い!などと記事を書きました。

カリフォルニアは財政難のため、教育費も削られています。
それを補うために寄付が高いのは仕方がないなぁ、と保護者たちは考えているようです。

それだけの寄付をしても、実際には教育予算が不足していて今までのような教育が受けられないと言われています。

たとえば、削る予算をELLのプログラム(English Language Learners Program: 英語が母国語でないため規定の語学レベルに達しない生徒たちへの教育プログラム)にするか、GATE(Gifted and Talented Education: 優秀な生徒への特別な教育支援)にするか考えると、GATE予算を削減すべきということで、あちこちの学区で以前ほどのGATEプログラムが与えられなくなっているそうです。

さて、学校で本当に「お金がな~い!」というような気分になっているかというと、実際にはそんなことはありません。

先日、娘が新入生のためのキャンプ(泊りがけではありません)に出席してきました。
オリエンテーションと教育と親睦の目的が混じったようなキャンプで、朝から下校時刻まで3日間、行われました。

新入生(6年生)3人に対して最上級生(8年生)が1人ついて1つのグループになり、いろいろなアクティビティをしたり、説明を聞いたりしたそうです。

このキャンプのために、前もって「キャンプに必要なもの」を学校から渡されました。

それが、このグッズです。

Pcamp2013
一番右がTシャツ
6年生は水色ですが、8年生は違う色のTシャツを着ます。

左手前がポケットつきのバッグ
キャンプの期間中、登校するときに私物を入れるために使うバッグです。

奥はペンケース鉛筆です。
ペンケースは、背幅7.2cm、リング径5cm
の分厚いバインダーに入れるのに適した3つの穴付き。

すべてに学校名キャンプ名が入っています。

これらの支給品は、キャンプの3日間だけ使用されるものです。

日本で育った私はびっくり。

本当に、今、財政難?

教育費が足りないと言いつつ、公立校が たった3日使うだけのために これだけの準備をして生徒全員に配るなんて。
学習面の教育を充実することよりも愛校心を養うことの方が重要視されるのかも?

何はともあれ、
ワイルドだろぉ?という感じでした。
(最近知った、新しい日本語(?)の表現

   

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2013年8月27日 (火)

アメリカらしい初日トラブル(-_-#)


中学校初日。
娘は学校から指定された教室に向かいました。

そして、先生からの説明をいろいろ聞いているうちに、娘は

あれ?

と不思議に感じたそうです。

実は、娘の中学には学区全体から抽選で入ることができる特別なプログラムのクラスがあり、そのクラスはプロジェクトベースで授業をするのでグループワークが多く行われるそうです。
そのプロジェクトについての説明が多かったらしいのです。

ひょっとして、私、クラスを間違って発表された??

と心配になり、先生に質問しました。

そうですよ。ここは特別プログラムの教室です。
 そして、あなたはこのクラスの生徒ですよ。


えぇ!?

学校が終わるとすぐに、娘は迎えに来た私に駆け寄り、

先生が、私も特別プログラムだって言うの。本当?

と聞いてきたのでした。

それには私もびっくり。

すぐに娘と教室に入り、先生と話をしました。

あら。特別なプロジェクトのクラスを志望したわけではないんですか。
 不思議ね。

 でも、間違われたっていうのは幸運よ。

 だって、パロアルト全体から90人もの順番待ちがあるのよ。

幸運って言われても。。。
入りたくないものに入れられたら、幸運も何もないのだけど。


と困惑してしまった私と娘。

通常のクラスに入りたければ、学校の事務室に掛け合えばクラス替えをしてくれると聞き、結局、クラス変更の手続きに向かいました。
事務の方は、

確かにデータベースを見ると、あなたは通常のプログラムの生徒だったのね。

でも、大丈夫よ。最初の二週間は、こんな風にクラスが変わって ばたばたするものなの。

とにこやかに言われました。

学校のミスによるクラス変更なのに、「
ごめんなさい」でもなく「気にしないで。大丈夫よ。」と私が悪かったのか?と思うような声かけだったけれど、これがアメリカ。
気にしないようにしよう。

娘のクラスやスケジュールは翌日もらえることになりました。

娘は、ちょっと不満顔をしていました。

もう、最初のクラスで仲のいい子ができて、一緒にお昼食べてるのに。
 今さらクラスが変わったら、友達できるかしら。


。。。たった一日の友情でしょうに。。。


翌日、新しい教室に入り、無事にクラス変更できましたが、結局、今でも最初のクラスで仲良くなった女の子グループで食事をしているそうです。
娘以外は、全員、別の他の小学校出身の生徒たちだそうですが。

また、6年生はロッカーを初日に割り当てられたため、娘は その後の一週間、なかなかロッカーがもらえずに、毎日一日中、一人だけ大きなバックパックを背負いながらクラスを移動するはめになったそうです。


私としては、もっと他に気になることが。
クラス変更で朝、ばたばたしていた娘が新しい教室に案内されたとき、すでに数学のテストをしていて、そのテストの結果によっては特別な数学クラスに入れる可能性があったそうです。
結局、学校のミスで娘はテストを受けられなかったのが残念でした。

ちょっとした運で残念なことになるのもアメリカですね。


いろいろ含めてトラブルの多い中学校生活、一週間目でした。


   

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2013年8月23日 (金)

高い! P.A.公立中学の寄付金


八月の半ば、娘は6年生になり、カリフォルニアにある公立中学に無事に通いだしました。


パロアルトはシリコンバレーの中でも教育水準が高く、人気の場所です。
それ故に寄付金も高いと言われていました。

2年前には学区への寄付金が値上がりし、子供一人当たり年間800ドルになりました。
でも、私立よりは ずっと安いので、いい設備や教育を手に入れられることを思えば高くないのかも、と自分を納得させていました。


さて、中学に入った今年、その寄付金がどうなったかというと。。。

学区への寄付金は、800ドルに据え置き。
その学区への寄付金が公立の学校に分配されるわけですが、その寄付金の他に、通っている中学への寄付金も別途してほしいと依頼が来ました。

ということで、今年の寄付金をまとめてみると、


学区への寄付金 800ドル
中学への寄付金 253ドル
PTAへの寄付金 330ドル
クラスサポート(遠足などに使われるらしい) 30ドル


合計、子供一人につき年間1413ドル
つまり、中学に通う子供が二人いる場合は、2826ドルになるわけです。


この金額は最低金額で、図書館に寄付する本は1冊(20ドル)に設定しているし、楽器は一つ(75ドル)と、すべて最低に見積もっています。
高所得者の方々は、もっと寄付してくれているのでしょう。

公立とはいえ、無料の教育ではないのでした。
(もちろん、低所得の家庭には無料の昼食が提供されるし、途中で必要とされる経費にも援助があります。そして、このような寄付金を支払う必要もありません。)

まぁ、私立を考えれば ず~っと安いので仕方がないかな。
(いつも、最後はこれ

   

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2013年8月10日 (土)

教会の結婚式でフラワーガール♪


結婚式当日。

前日のドレスリハーサルで、「あなたたちは1時間前に来てください」と言われていたものの、実際には新郎新婦でさえも一時間前には まだホテルにいて、結局、結婚式までの一時間、ぼ~っと教会の中で待っていた私たちでした。

待ちながら、写真撮影。
これが、新婦に頼まれて買ったフラワーガールドレスです♪

Weddingflowergirl1

肩を出したこのドレスだと大人っぽく見えるな~と思っていたら、招待客たちには「8才?」「9才?」と聞かれ、「11才」と答えると、ものすご~く驚かれました。
大人っぽいドレスだと思ったけれど、アメリカでは小さい子でも大人っぽいドレスを着るのですよね。

実は、このドレスは7才用サイズです。
(それでも、脇を若干、詰めて直しました。)


時間を持て余していたので、式に集まってくる人たちを何気なく眺めていました。
そこで、びっくりしたのは服装!

もともと、私が結婚式マナーについて複数の友人から情報を得ていました。

白いドレスはダメよ。花嫁の色だから。

黒いドレスはダメよ。悲しい色だから。もし、黒がメインだったら、赤い色のサッシュをつけるとか工夫が必要よ。

披露宴では踊ったりするから、裾が開いているふわっとしたドレスのほうがいいかも。

よく考えると、彼女たちは み~んな生粋のアメリカ人。
上流家庭に生まれ、子持ちの今もブロンドの髪をきれいに手入れしてモデルのようなスタイルをした何不自由のない人生を歩んでいる友人たち。
(うらやましい。。。

そんな彼女たちなので、伝統的なマナーを教えてくれたみたいです。

実際には、まったくそんなことはありませんでした。

アクセサリーもせず、ただ、頭から足元まで黒一色で統一した女性たち。

真っ白のワンピース
の女性たち。

身体にぴた~っとした超ミニ

男の人も、ゆったりしたシャツを、裾をウエストに入れることなくリゾート地みたいにラフに着て、ネクタイもしていない人までいました。

な~んだ!

洋服、わざわざ買ったけれど、手持ちのドレスでよかったみたい。
(もちろん、きちんとした伝統的な服装の方たちもいました。)

式が始まり、無事に進んでいきました。
フラワーガールの登場


Weddingflowergirl2

一人の2歳のフラワーガールは、やはり泣き叫んでしまったので、3人の
フラワーガールになりました。
写真の小さいフラワーガールは2歳半ですが、式中、ずっとフラワーガール席に両親と離れて座っていられて驚きました。


式が終わって無事に退場。

Weddingflowergirl3

日本人からすると、結婚式はとても神聖で、新郎新婦の両親も緊張するものだと思いますが、新郎新婦のお母様たちが観客のように、始終、写真を撮っていたのが印象的でした。
(もちろん、カメラマンもいたのですが。



結婚式の後は、隣の市のホテルへ移動して披露宴。

新郎新婦が二人で踊って見せたり、子供の頃のビデオを見せたり、同じテーブルの方たちと歓談して、楽しい時間を過ごしました。

ここでは、ブーケトスも。
独身女性の方」との呼びかけに、新郎新婦のお母様たちや年配女性が率先して笑顔で出て行くところを見ると「やっぱり、ここはアメリカね~」と感じました。

新郎新婦、末永くお幸せに~~


   

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2013年8月 7日 (水)

結婚式リハーサル♪


結婚式のフラワーガールを頼まれた娘。

前日には、教会でドレスリハーサルがありました。
サンノゼの街中にある、美しい教会です


Basilica_of_st_joseph

リハーサルに集まったのは、新郎新婦の他に、ブライズメイド、グルームズメン、フラワーガールなどの役についている人たちと、結婚式中に壇上での言葉がある人たちでした。

どんな風に式を進行していくのか、アメリカでの結婚式参列初体験の私はドキドキ。


ここはカリフォルニアのシリコンバレー
つまり、人種の坩堝です。

娘が一緒にフラワーガールをする女の子のママ(高級住宅街に住む生粋のアメリカ人で、美しいサラサラのブロンドヘアーの いかにも上流のアメリカ人女性)に、アメリカの結婚式について いろいろ質問したときに、

私、古典的な結婚式については話せるけれど、今回の結婚式の場合、新郎はロシア人だし新婦はメキシコ人だから、文化が混じって普通の結婚式とは違うかもしれないわよ。

と言われていました。

確かに、リハーサルに集まった人たちは半分以上が有色人種(でも、アジア人は私たちだけ
)で、私の住むパロアルトとは全然違う雰囲気。

リハーサルには、フォーマルなドレスではなく、こぎれいなドレスを着ていくの。

と言われたものの、実際には、教会らしくない格好の人たちもいて、式の進行を説明する人もジーンズ。
それも、私たちには英語で、ヒスパニックの人たちにはスペイン語で説明してくれるので、さすがサンノゼ!
という感じでした。

リハーサルは、実際の式の進行順に、それぞれが実際に話をするなど役を演じて進んでいきました。
(大きい教会なので人が小さく見難いですが、真ん中の当たりでスピーチのリハーサルをしています。)

Rehearsalnancy

フラワーガールは「花びらをまきながら、花嫁の入場を促す」と聞いていたけれど、どうも花びらをまいたりすることはないよう。

フラワーガールは、2人、二歳児がいるので、大きいフラワーガール2人と、小さいフラワーガール2人になります。
そのため、小さいフラワーガールがぐずりだした場合の対処(人数や並び方が変わる
))についての対策がメインでした。

翌日は、もう結婚式本番です


   

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2013年8月 4日 (日)

フラワーガールを頼まれる♪


招待されていた結婚式で、フラワーガールを頼まれました。

うちの娘は11才
フラワーガール適齢期より ちょっぴり年上と思っていたので、まったくの想定外。

依頼主である新郎は、「ぜ~んぜん、問題ない!」ということでお受けしました。
(娘は、9才くらいに見えるしね。


実はフラワーガールを頼まれたのは、結婚式出席のためのドレスを購入後3日のことでした。

今度はフラワーガールのドレスを探さなくてはいけません。

同じくフラワーガールを頼まれている女の子は、7才くらいに見える10才
ストレートでブロンドの、とても可愛いお嬢さん。
娘が一緒にバレエを練習している高校生の妹さんです。

その女の子のママと、フラワーガールドレス探しをしました。

依頼主の奥様(既に奥様ですが、新婦)から、ドレスは こんなイメージで、オフホワイトでネイビーブルーのサッシュでもつけて、と言われました。

Flowergirl1

これ、ネイビーブルーとは言えないような。。。
奥様はアメリカ人ではないので感覚が違うのかも、とママ友と困惑。

ママ友がネットで、似たようなドレスを見つけてくれました。

Flowergirl2


「これは?」と奥様(新婦)に聞くと、「似てるけれど、ちょっと。。。」と。

結局、奥様(新婦)から「
私が気に入ったドレスを買ってほしいから、みんなで一緒にドレスを買いに行きませんか」と頼まれました。

ネットで見つけたドレスは50ドルくらい。
私もママ友も、それほど高額を出してドレスを買う予定ではなかったのですが、依頼主には娘が可愛がってもらっているし、結婚式だから奮発してあげよう、と快諾しました。

そして、皆で揃って、奥様(新婦)が知っているドレス屋さんに行きました。
プロムによさそうなドレスもいっぱい売っている、Group USAというお店でした。

写真にあったようなドレスは見つからなかったけれど、奥様が気に入ったドレスがあり購入。
だいたい100ドルくらい。
ここでは、だいたいそのくらいの金額で購入できるようです。

あとは、前日のドレスリハーサルをして、結婚式当日を迎えることになります。


(結婚式のドレスリハーサルとは、全体を通して練習する場で、全員、ドレスは着ません。)

 

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