寄付金が、こんなところに!
娘が通いだしたシリコンバレーの公立中学校。
先日、公立なのに寄付金が高い!などと記事を書きました。
カリフォルニアは財政難のため、教育費も削られています。
それを補うために寄付が高いのは仕方がないなぁ、と保護者たちは考えているようです。
それだけの寄付をしても、実際には教育予算が不足していて今までのような教育が受けられないと言われています。
たとえば、削る予算をELLのプログラム(English Language Learners Program: 英語が母国語でないため規定の語学レベルに達しない生徒たちへの教育プログラム)にするか、GATE(Gifted and Talented Education: 優秀な生徒への特別な教育支援)にするか考えると、GATE予算を削減すべきということで、あちこちの学区で以前ほどのGATEプログラムが与えられなくなっているそうです。
さて、学校で本当に「お金がな~い!」というような気分になっているかというと、実際にはそんなことはありません。
先日、娘が新入生のためのキャンプ(泊りがけではありません)に出席してきました。
オリエンテーションと教育と親睦の目的が混じったようなキャンプで、朝から下校時刻まで3日間、行われました。
新入生(6年生)3人に対して最上級生(8年生)が1人ついて1つのグループになり、いろいろなアクティビティをしたり、説明を聞いたりしたそうです。
このキャンプのために、前もって「キャンプに必要なもの」を学校から渡されました。
それが、このグッズです。
一番右がTシャツ。
6年生は水色ですが、8年生は違う色のTシャツを着ます。
左手前がポケットつきのバッグ。
キャンプの期間中、登校するときに私物を入れるために使うバッグです。
奥はペンケースと鉛筆です。
ペンケースは、背幅7.2cm、リング径5cmの分厚いバインダーに入れるのに適した3つの穴付き。
すべてに学校名とキャンプ名が入っています。
これらの支給品は、キャンプの3日間だけ使用されるものです。
日本で育った私はびっくり。
本当に、今、財政難?
教育費が足りないと言いつつ、公立校が たった3日使うだけのために これだけの準備をして生徒全員に配るなんて。
学習面の教育を充実することよりも愛校心を養うことの方が重要視されるのかも?
何はともあれ、ワイルドだろぉ?という感じでした。
(最近知った、新しい日本語(?)の表現)
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