盗難事件で強制持ち物チェック!
小学校5年生の娘の教室で盗難がありました。
この平和な街の小学校で、盗難事件なんて。
といっても、実は2年前にも盗難事件がありました。
幼い男子生徒が真犯人ではないのに犯人だと名乗り出て。。。おかしな結末でした。
そのとき盗まれたのはお金だったので、まだ犯罪としてわからなくもないのですが、今回盗まれたものは、なんと。。。
メモ帳11冊!!
大きなものから小さなものまで11冊も。
大量のメモ帳を盗まれた男の子は とても絵が好きで、休み時間に絵を描くつもりで持ってきていたそうです。
それも、今、脚をギブスで固定しているので、大量に持ってきていたというのです。
それにしても、短い休み時間しかないのに11冊も!?
盗まれたメモ帳は、日本で子供たちが使うような可愛いものではなく、(アメリカでは、そういうのはあまり使われていません)普通にただの白い紙の束です。
そんなもの、ほしい??
一冊1ドルで買えそう。。。と思うのですが。
驚いたのは先生。
「こんなこと、普通、起きる事じゃないのよ。
一人ひとり、所持品をチェックさせてもらうわ。」
ということで、すぐに全員が強制的に持ち物検査をさせられることになりました。
一人ずつ、リュックや楽器ケースを持って、教室の外で待っている先生に中身を見せる方法を取りました。
そんな持ち物検査が気になって仕方がないのが、教室に残されている子供たち。
それも盗んでいない子は、「誰が犯人なんだろう??」と興味津々。
「僕、トイレ」と一人の子が立ち上がり、教室の外に出て、先生の検査をしている様子をチェックしながらトイレに行き、また他の子が、「私、トイレ」と。
次々に、トイレに出かけていく子が出てきたそうです。
娘の友人は、
「なんか、急に、みんなお手洗いに行きたくなっちゃったみたいね。」
と笑っていたそう。
その後、先生が全員の持ち物検査を終えて戻ってきました。
「私は、99.9%、誰が盗ったのかわかりました。
一度、盗みをしてとがめられなくて、また次に盗みをしても見つからないかもしれない。
でも、そうやって次々と盗みをしていくと、大きくなったときに取り返しがつかないことになるのよ。
だから、盗みをしてはいけないの。」
とクラス全体に話しました。
最終的に、娘には誰が犯人だったかわからなかったよう。
アメリカの小学校では、教師の判断で全員の強制的な持ち物検査ができてしまうのですね。
だれも、親たちは苦情も言わないでしょう。
教師たちは、敬意を持って接しなければならない相手とされているので。
(たとえ、算数ができなくても。。。ですね。)
日本だったら、持ち物検査を問題視する親たちが出てきて大事件になりそうな気がします。。。
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コメント
事件自体は、悲しい出来事ですが、先生(学校)の対応は、たしかに日本には無い対応ですね。
ほんと、最近の日本はニュース等ですぐに親が関わるようなので、こういう対応を少し見習って欲しいです。
って、ちょっとアメリカ寄りな意見なのかなぁ〜。。
投稿: thunderpanda | 2013年3月14日 (木) 08時33分
thunderpandaさん、こんにちは!
日本では、こういう対応をすると、たいてい「生徒を疑うのか!」と怒り出す親たちが出てきますよね。
教師は調査できずに警察が介入することになり大掛かりになってしまうので、盗まれた子は泣き寝入りみたいですね。
教師をするならアメリカで、と思います。
投稿: りり | 2013年3月15日 (金) 02時32分