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2012年5月26日 (土)

上位20%と30%の大きな違い


カリフォルニアの公立小学校に通って約5年が経ちました。
あと約1年で、小学校生活は終わり。
早い!!


教育にかけては とても熱心と言われるシリコンバレーでの学校生活。
学校では、クラスで上位の生徒や下位の生徒には特別な配慮をしていました。

そのときの校長先生や、学年ごとの先生のつながりの強さ、それぞれの先生によって教育は変わってくるので一概には言えないものなのですが、だいたいどこの小学校でも、どの学年でも、それらの配慮は影ながらしているものす。

ただ、特別に配慮した教育をしても父兄への通知をするわけではないので、特に、男の子などは親に話していないことも多いようです。

キンダーの頃の英語のリーディング特別教育から始まり、1年生になると能力別クラスで勉強する時間もありました。
ただ、引越し後の今のパロアルトの小学校では、学校規模が小さいからか、能力別クラスの時間は作られず、上位の子だけ難しい教材を与えるシステムになっていました。

だいたい、上位20%くらいの生徒たちが、通常の生徒たちよりも上級の教育を受けているように感じます。
(上位25%にいても運よく受けられることもありますが、上位30%の生徒が受けられることは、あまりないように感じます。)

成績が下位の生徒たちは、授業中に呼び出されて、別の教室で特別に教育を受ける時間があるそうです。
これは、だいたい15~30%の子供たちが呼び出されています。
STARテスト(カリフォルニア州の標準テスト)の前に、40%近くの生徒たちが英語の補習授業を受けさせてもらっていた年もありました。
そのような先生や学年に当たった場合は、ラッキーですね。



さて、その特別な教育と普通の教育に どのくらいの差があるかというと、

通常の生徒が受け取る4年生の単語テキストの場合、


wool, stood, good-bye, pudding, understood, full, could, pull, yours, cooked, notextbook, sugar, wolf, during, should, bush, wooden, would, woman

4年生というと、まだまだ単語は簡単ですね。

上位20%の生徒が受け取る4年生の単語テキストの場合は、


address, approve, conclude, deprive, elder, escort, fare, forlorn, hearty, inhale, merit, pounce, stingy, summon, talon, valiant, waft

と、簡単な単語もありますが、難しい単語も出てきます。
難易度が高くなるので、単語ごとに説明や例文がつき、


waft v. To move or be moved lightly over water or air; to drift.
Petals from the cherry blossoms wafted over the path on the gentle breeze.


などと書かれています。

このくらい学習内容が違ってくると、普通の教育を受けた生徒が この先、下克上をするのは大変になりそうですね。


アジア系の親たちが、なるべく上の学年で学ばせたいと思うのと逆に、

アメリカ人のママたちが、

うちの子は、9月生まれで遅いから、学年を落とすことにしたの。
 自分の学年にいるより、一年下の学年で上の方にいた方がいいから。


と言うのを聞いて、「早く生まれた子達の中で揉まれた方が、刺激になっていいのでは??」と思っていましたが、アメリカ人が学年を落として入学させるのは、こういう事情もあるからなのかもしれないですね。

算数についても、能力別クラスで上位の生徒には特別に能力開発問題を解かせた年もありましたが、今年は成績上位の子だけ、毎月、特別な冊子をもらい、宿題が倍増というだけの教育でした。

ただ、その特別冊子の問題は、


For the 3-D movies, filmmakers create a special virsion of the film that is shown at a rate of 48 frames per second. How many total frames would be in 8 seconds in 3-D?

というような、何の ひねりもない問題15~20ページで、時間ばかりがかかってしまうものでした。
特別な教材というのも、内容によってはあまり役に立つものでもないのですよね。

たぶん、トップクラスの子達は、親が宿題をしているのではと思います。
母親が解いて、父親がチェックして時間節約などという話も聞きます。


いろいろと話題になることの多いシリコンバレーの教育ですが、上下20%以内に入ると、特別に手をかけてもらえる可能性が高い、というお話でした。


   

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コメント

我が家も子供がどんな教育を受けているのか、聞いても
よくわからない状態なので、こんな情報を書いてもらえると
子供達に話が聞けるのでとても助かります!

投稿: thunderpanda | 2012年6月 5日 (火) 02時34分

thunderpandaさん、こんにちは!

男の子を持つ親御さんたちは、お子さんが何も教えてくれないってよく言いますね。
女の子でも、学習面に関しては話さない子たちもいるみたいですよ。
(親に怒られるかも、などと考えている場合もあるかも!?)
我が家の場合は、「何人選ばれてるの?」「えっと、xxxとyyyと。。。」などと全部聞いてしまうので、「うん。今回は20%弱ね。」などと把握できてます。
根掘り葉掘り聞く私って、やっぱりアジア系ママですね。

投稿: りり | 2012年6月 6日 (水) 03時14分

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