楽しい!? 分数カードゲーム♪
カリフォルニアの小学校4年生のクラスで、娘がFraction Fishというゲームをしてきました。
遊び方を簡単に説明すると、分数の書かれたカードを数人に同数ずつ配り、一人が配られたカードの一枚を皆に見せます。
約分すると同じ数になる分数を持っている子は、皆にカードを提示した子に そのカードをあげる、という単純な遊びです。
カードを たくさん集めた子が勝ちになります。
しかし、
「なに!? そのルールは!!」
と思ってしまった私。
実は、アメリカの小学4年生はというと、まだ、2/4と4/8が同じであることを認識するのに、とても時間がかかるのです。
ゲーム中の短時間に、分数が同じ大きさかどうか判別する作業ができるとは思えない子がたくさん。
(生徒どころか、先生も、算数が苦手な人は計算ミスをちょくちょくしてしまうレベルなのです。)
「そのゲームって、できる子にはすごく不利なルールじゃない?」
「できる子は、カードをあげまくって、そうでない子は計算ができないからあげられずに、もらうばかりじゃない。」
「算数が苦手な子は、ぼーっとしてるだけでゲームが終わって、気づいたら勝ってることもあるんじゃない?」
できない方が得するゲームじゃ、みんな向上心が持てなくなるでしょう。
こういう学習ゲームは、
「できるようになれば勝てる! がんばろう!」
と思えなければ意味がないと思うのですが。
この「Fraction Fishゲームを家で家族とする」のが宿題になっているのですが、
「これじゃ、つまらない! カードも少なすぎ! すぐに作ってあげる!」
ということで、もっと知的意欲をかき立てられる(!?) 新Fraction Fishゲームを考案♪
遊び方はというと。。。
- 一人7枚ずつのカードを配る。余ったカードは、裏にして真ん中に積み上げる。
- 配られた手持ちカードを見て、約分すると同じ数になるカードを取り出し、自分が獲得したカードとして自分の前に並べておく。
- 一人の人が、真ん中に積み上げられたカードから一枚取り、約分して同じ数になるカードが手持ちカードにあったら、自分が獲得したカードとして自分の前に並べる。ない場合は、いらないカードを一枚選び、真ん中に置いて皆に見せる。
- 約分すると同じカードを持っている人がいる場合は、「Fraction Fish!」といち早く言った人が そのカードをもらい、自分が獲得したカードとして自分の前に並べる。
- この後は3からの繰り返しで、次の人が、真ん中に積み上げられたカードから一枚取る番になる。手持ちカードを早く無くした人が勝ち! 真ん中に積み上げたカードが無くなった場合は、獲得したカードが一番多い人が勝ちになる。
トランプで同じような遊びがありますよね。
この方法なら、あまり分数が得意でなくても自分がカードを取ったときに手持ちカードと同じ分数があるか時間的余裕を持ってチェックして獲得カードを増やすことができますし、できる子は「Fraction Fish!」をして多くのカードを得ようと、競争心を持ってゲームをすることができます。
また、適度に運も入っています。
肝心な分数カードは、下からダウンロードしてください。
そしてプリントアウトし、線の部分で切り離して使用してください。
(レターサイズで作成していますが、A4でも印刷可能だと思います。)
分数カードゲーム「FractionFish.pdf(358KB)」をダウンロード
まだ、あまり分数が得意でない場合は、一ページ目のカードだけを使ってください。
三ページ目までのカードを使うと、かなり大変になります。
大人だからと言って、子供よりできるとは限りません。
お子さんと遊んでみてください
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