カリフォルニアのミッションを訪ねて
カリフォルニアでは、小学校4年生になると、「カリフォルニア・ミッション・プロジェクト」という一大イベントがあります。
1700年代、宣教師たちがキリスト教布教のために、スペイン領だったメキシコからカリフォルニアに入り、21のミッション、つまりキリスト教の伝道所を作りました。
そのミッションを調査する、というのが、このプロジェクトです。
学校によって、自分で好きなミッションを選んだり、先生が担当のミッションを割り当てたりします。
割り当てられたミッションには、特に行く必要はないのですが、もちろん、行った方がいい調査ができるし、いい写真が撮れる、いい資料が作れる、ということで、週末にミッションを訪ねる旅に出る家族もいます。
(プロジェクトは、通常、努力しただけの追加ポイントが付くのです。)
21のミッションは、北はソノマ、南はサンディエゴまであるので、
「子供を連れて行きたい! でも、日帰りできない距離。
」
などという親は、わざわざホテルを予約して、一泊旅行を企画したりします。
すばらしい協力的な家族ですね。
私は、サンディエゴだったら行かないだろうな。![]()
さて、娘が割り当てられたのは、Mission San Antonio。
パロアルトの我が家から、だいたい3時間弱、101を南下したところにあります。
ラッキー!?![]()
といっても、パロアルトからは10番目に近いミッションなので、すごくラッキーというわけではないのですが。
でも、3時間で行かれる距離なら日帰り可能ということで、出かけてきました。
Mission San Antonioは、21のミッションの中では一番、オリジナルの環境が残っている場所です。
つまり、開拓から外れてしまった場所にあるということですね。![]()
ミッションの周りには何もないので、ミッションから車で30分の場所にある町、キングシティーで休憩&軽食を済ませ、ミッションに向かいました。
iPhoneで地図を見ながら、周りに何もない道を走り続け。。。ありました!
当たり前ですが、古びた教会です。
ミッションから見た周りの風景は、こんな感じ。
本当に、何もないです。
そして、ミッションの中を見て回りました。
壁は、宗教的な絵や陶器で飾られていました。
博物館もあります。
この奥にも、小さな部屋や廊下があり、当時使われた日用品、狩の道具、武器、小物、アクセサリー、楽器などが、たくさん並べられていました。
それにしても、すごく寒いのです。
気候は、パロアルトよりも昼間は暑く、夜は寒いそう。
こんな寒い建物によく住めたなぁと感心してしまいました。
当時の生活を表した模型もありました。
先住民の人たちは、こうやって働かされていたそうです。
売店で、このミッションでしか手に入らない資料を入手。
私たちがいる間も、次々と4年生を連れた家族がやってきていました。
受付、案内員、博物館管理員、売店の店員、すべてを担当している一人の女性が、全員に、
「23人が持ち回りで係りをしていて大変なのよ。
クリスマスと、感謝祭と元旦しか、ここは休まないのよ。」
などと愚痴ったり、
「ここは初めて?」
と聞いています。
もちろん、全員が初めてでした。![]()
周りに何もないものね。。。
でも、こういうところには、こんなプロジェクトでもなければ来なかったでしょう。
いい経験にはなりました。![]()
次は、このミッションの模型作りの作業があります。
追加ポイントがほしい場合には、必須になります。
こういったプロジェクトは、親がかなりの負担を担います。
そのため、「ミッション・プロジェクト。親がなくてはミッション・インポッシブル」などと言われているのです。
さて、模型作りもがんばらなくては!![]()
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