幸運なこと、不運なこと
学年が終わる直前のことですが、小学校のクラスで「FORTUNATELY!」という絵本を教材に使いました。
この本は英語ですが、日本でも「よかったねネッドくん」というタイトルで英語と日本語の両方が楽しめる二ヵ国語版として売られていて、私も持っています。
プリスクールの子供から楽しめる絵本ですが、不運と幸運が交互にやってくる場面展開が おもしろい絵本なので、小学校の教材として使われたようです。
内容は、主人公のネッドくんが、ニューヨークからフロリダに向かう旅の過程で、幸運なことや不運なことが繰り返し起きるのですが、なんとか最終的にはフロリダにたどり着くという お話です。
学校では、この話の展開スタイルを真似て、幸運なことと不運なことの繰り返しの物語を作り、絵本にしました。
さて、娘が学校で作ってきた絵本のお話部分は。。。
Fortunately...I got a hamster for my birthday.
Unfortunately...I didn't have enough money to buy the cage.
Fortunately...my mom gave me some money.
Unfortunately...the pet shop was closed.
Fortunately...my friend gave me a cage.
Unfortunately...the cage was too small.
Fortunately...I could make a cage.
Unfortunately...the hamster ran away when I put him into the cage.
Fortunately...I found the hamster running in the living room.
Unfortunately...I couldn't catch the hamster.
Fortunately...my mom put the hamster in the cage and he liked it.
《和訳》
幸運なことに。。。お誕生日にハムスターをもらいました。
不運なことに。。。ハムスター用のカゴを買うお金が ありませんでした。
幸運なことに。。。ママから、お金を少しもらえました。
不運なことに。。。ペット屋さんは、閉まっていました。
幸運なことに。。。お友達が、ペット用のカゴをくれました。
不運なことに。。。もらったカゴは、小さすぎました。
幸運なことに。。。なんとかカゴを自分で作ることができました。
不運なことに。。。ハムスターを入れようとしたら、逃げてしまいました。
幸運なことに。。。居間でハムスターが走っているのを見つけました。
不運なことに。。。ハムスターを捕まえることはできませんでした。
幸運なことに。。。ママが捕まえてカゴに入れてくれました。そして、ハムスターはそのカゴを気に入ってくれました。
いちおう、ネッドくん同様、数々のドタバタがありながらも、最終的に落ち着く仕上がりになっています。
といっても、アメリカの小学校一年生は、まだ物語を作るだけの技量が養われていない子供が多い年齢です。
Fortunatery か Unfortunately の内容が単なる繰り返しだったり、全体が意味不明だったり、話が作れず短く終わってしまったりします。
学校も、まだ きちんとした話を作ることを期待していないので、作業時間が十分に取られず、長い話が作れる子供たちは みんな絵を描き終えるところまで進みませんでした。
もう少し大きい子供たちだったら、もっと楽しめたのかも。。。
物語作りは、想像力が試される なかなか おもしろい活動だと思います。
このお休み中、家でも簡単にできる遊びでいいですね。
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