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2009年5月14日 (木)

日本軍侵略の話を聞かされる時。。。


シリコンバレーは、アメリカの中でも特に移民の多い場所です。
いろいろな国の文化や国民性を垣間見れるのは、とても楽しいのですが、気まずい思いをすることもあります。

シリコンバレーの移民の中で、特に多いのが台湾人
そして、その台湾人たちが親を呼び寄せて一緒に暮らしている家庭も多くあります。

日本人である私にとって頭が痛いのは、その親たちが第二次世界大戦を経験している世代だということです。
つまり、彼らは子ども時代に日本語教育を受けているのです。

先日、世代が少し上の友人宅に行きました。
すると、ご老人の男性も出てきて、私に日本語で話しかけてきました。

こんにちは。私は日本語が話せるのですよ。

あら、そうなんですか。

前にも何度か こんなシチュエーションが。
会話が、ひょっとして日本軍の仕打ちに行くのでは。。。
despair

台湾は、50年も日本の統治下にあったので、学校では日本語を習っていたのです。

やっぱり、こうくるわよね。
う~ん。何て答えたらいいのかしら。。。
coldsweats02

それで、日本語がお上手なんですね。

ここで、「ごめんなさい」と突然言うのも、変な感じがするし。
いちおう、いつもしている当たり障りのない答え方。

私たちは、もともとは台湾語を話していたのですよ。
日本軍が来て日本語を話すように言われて、その後、中国からの軍には北京語を話すように言われたのです。


じゃあ、三ヶ国語も話せるのですね。

マヌケな受け答えかもしれないけれど、他に何と答えていいのかわからない私。

私は、日本人です。
日本の軍隊で働いたのですから。
台湾の仲間たちは、みんなフィリピンで戦死しました。
私だけ、生き残りました


ひぇ~~~っ!
会話が、ここまで来てしまった!
bearing
何て、受け答えしたらいいの!?

そ、そうでしたか。。。運がよかったですね。

そうですね。

後から考えてみれば、侵略した国の人間が「運がよかった」も何もないものなのだけど。
とりあえず、何か言わなくちゃいけないし、気が動転していました。

この ご老人、日本の漢字についても詳しいのです。

ひかる君の光という字は、「こう」とも読むよね。
「光明」の「こう」だ。「ミツ」とも読むよね。


などと話してくれました。
子供時代、真面目に勉強していたのでしょう。

家に帰ってから、ご老人への「運がよかったですね」という無責任な軽々しい受け答えに、気分の悪い思いをさせなかったか考えてしまいました。
despair

日本語で話しかけてくれる台湾人は、それほど日本人に憎しみを持ってはいないと一般には言われていますが。。。
こういうシチュエーションには、何度遭遇しても慣れません。
coldsweats02
 

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