楽しいサイエンスフェア♪
楽しみにしていた、娘の小学校のサイエンスフェアに行ってきました。
日本の自由研究とは少し違い、アメリカの(うちの娘の学校の)サイエンスフェアは、子供のものというより家族全体で仕上げたプロジェクトも多くなっています。
去年、娘は時間をかけて大きなボードに字や絵や表を描いて仕上げたものの、文章は ほとんど親が考えたものでした。
「いや~、サイエンスプロジェクトって親も大変なのね」と思いつつ、サイエンスフェアに出かけてみたら、親がコンピュータで文章を書いてプリントアウトして貼り付けたプロジェクトが多くて、「アメリカは、ここまで親が介入していいのね!」と学びました。
(この辺りの子供は、ハードスケジュールでとても忙しい!というのもあると思います。)
今年はというと、「私も覚悟してプロジェクトに取り組まなくては! 頭使うなぁ。」と思っていたのですが、一年生になった娘は成長していたようで、プロジェクトの構成、内容、文章も、自分で すべて考え、さらっとすぐに書き終えてしまい、「サイエンスフェアって、こんなに楽だったの!?」という感じでした。
表のまとめ方をアドバイスしたくらいかな。
難しい表を書いても結局ちゃんと見てもらえないだろうから、子供がわかるように簡単な表にした方がいいと思い、簡単な表を勧めました。
「これはあなたの仕事よ!」とスパルタ式にすべて任せてしまうと、案外、子供は短時間でサッと仕上げてしまうということなんですね。
娘のプロジェクトはというと、
氷を溶けないようにするには、どうしたらいい?
というもの。
ガーゼのタオルに包んだ氷、新聞に包んだ氷、ビニール袋に入れた氷、アルミホイルに包んだ氷、プチプチに包んだ氷、黒い紙に包んだ氷、白い紙に包んだ氷、青い紙に包んだ氷、黄色い紙に包んだ氷、何も包まない氷、で比較しました。
私は、新聞に包んだ氷が一番溶けないのかなぁ、と考えていたのですが、結果はガーゼのタオルが一番解けず、アルミホイルに包んだ氷が一番早かった(何も包まない氷よりも!)が意外でした。
さて、サイエンスフェアの会場につくと、今年も、子供たちのたくさんのボードが並んでいました。
会場に着くなり、自分の作品を案内してくれたクラスメートのプロジェクトは、「汚い手で触ったパンには何が起きるのか」という実験したもので、キレイな手で触ったパンと汚い手で触ったパンを数日置いて比較したものでした。
もちろん、汚い手で触ったパンにはカビがたくさん!
このプロジェクトを見たら、みんな、「トイレの後にしてほしいこと」をしてくれるかな。
わりとカビ系は子供の人気で、毎年プロジェクトが出ます。
他にも、パンに水、粥、オレンジジュース、などをつけて、数日後のカビの状態を比較するプロジェクトがありました。
水についたパンが一番カビやすいのね~
これは、「お花を長持ちさせるには、何を入れたらいいのか」を調べた実験。
日本でも、砂糖水は知られていますよね。
レモンジュースも案外いいことがわかったようです。
子供らしい おもしろいプロジェクトが、これ。
「ガム4種類を噛み比べて、どれが一番味が持つか」という実験です。
子供がよろこびそうな実験ですね。
私も食べたことがあるトライデントのスイカ味が一番短かったようです。
確かに、あれは味がしなくなるのが早かった。。。
身体にあまりよくないガムの方が、長く楽しめそう。
今年の、ご両親が がんばった作品が、これです。
プロジェクトの周りは いつも子供たちが遊んでいて、あまり近づけなかったのですが、いろいろな物質の電気伝導を実験したプロジェクトです。
この人目を引くピカピカした機械に、木のスプーン、ゴムべら、金属スプーン、プラスティックフォーク、手などを近づけて、実験できます。
子供たちは、とても楽しそうに遊んでいました。
ところで、クラスメートの一人の ぽっちゃりした男の子が、「朝食と夕食を逆にして、つまり朝食をたくさん食べ 夕食を軽くして、体重の変化を見る」とダイエットを兼ねたプロジェクトをすると言っていたのです。
彼のプロジェクトを探すと、結局、うまく終えられなかったのか、火山のプロジェクトに変っていたのが残念でした。
(うまくいったら、私もがんばるわ~と、ママも言っていたのですが。)
今回も、たくさんの子供たちのボードが並んでいて、とても見切れませんでした。
見られたのは半分くらい。もっと見ていたかったなぁ。
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