アメリカの能力別教育:AR始まる
去年、キンダークラスの子供たちから数人が選ばれてリーディング力の強化プログラム AR(Accelerated Reader)を始めていました。
一年生になった今年も、またARが始まりました。
キンダーの頃はもう始まっていたので、一年生の他のクラスも もうとっくに始まってるのだろうなぁと、うちのクラスの親たちは やきもきしていたのですが。。。
先生によって、こういう差も出てくるので、運によって受けられる教育も変わるのですよね。
(個人的には、うちのクラスの先生は情操教育面ではいいので、小さいうちは いいかぁ、とは思っていますが。)
一年生になった今年は、だいたいクラスの半分くらいの子供が受けられるようです。
本を読んだ後、コンピュータを使って理解したかテストするという性質上、まだ読めない子供たちがいる一年生では、全員が受講対象にはならないようです。
ARを受講する生徒たちは、週一回の図書室の時間に自分のレベルに合った本を借りてきます。
そして、家で3回読むのです。
「生徒が、家族や友人に読むように」と先生からのお達しがありました。
娘が借りてきたのは、小学校3年生レベルの5500ワード以上の本。
一ページに、びっしりと字が埋まっています。
中国人、インド人、韓国人、日本人の子供は、英語が母国語ではないので、どうしてもアメリカ人の子供より語彙が少ないように感じますが、それでも学習となるとトップクラスに位置していて難しい本を借りてくる子供が多いのです。
この本を、次の図書室の日に読み終えておくことを期待されているとは。
つまり、びっしりと細かい字で埋まった本を、一日30ページ読めば、一週間後に3回読み終えてテストが受けられるという計算。
娘が本を読んでいる間って、私がずっとそばに座って聞いてなくちゃいけないのよね。
みんな、まじめにやってるのかしら。。。
ううん、本読みには適当に付き合ってるに違いない。。。
このARのテスト、図書室の時間以外、つまり休み時間やお昼休みの時間に個人的に図書室へ行って受けることも可能です。
つまり、すぐに読み終えてテストを受けても、なかなか受けなくても、個人のペースにまかされているのです。
早く読み終えてテストをして正解すれば、早くレベルがアップできるという仕組みです。
うちは、ARの本は、一週間に一冊が限度かな。
習い事も忙しいもの。
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