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2008年9月30日 (火)

授業中、先生代わりをする一年生


娘の通うアメリカ カリフォルニア州の小学校では、一年生になったばかりの今、キンダーまでに得た英語力をチェックするために、先生が生徒と二人きりでテストを行います。

たとえば
「wh」は、どのような発音をするか、などとチェックするのです。
ただ、これは授業中に行われています。

そのため、教室の隅で 先生が一人の子にテストをしている間、残りの生徒たちの面倒を見る人がいなくなってしまうのです。
生徒たちは、書き物をしているように指示されるのですが、なにぶん、まだアルファベットさえ まともに書けない子もいる中で、その課題は難しすぎます。

そこで、クラスの中から先生が英語力の高い子を指名して、書けない単語を書きたい場合には、その指名された先生役の子に聞くことになっています。

その先生役の生徒は、毎回一人か二人、決まった子が指名されるのですが、その二人のうちの一人が うちの娘なのです。
これには、かなり びっくり!!

というのも、うちは日本語を母国語として徹底して育てています。
家の中でも、もちろん100%正しい日本語。
そんな環境で育った娘は、同じ年の日本の子供と日本語能力は変わらないのですが(ただ、スラングなど砕けた言葉には弱いですが)、その分、英語は。。。

つまり、クラスで相対的にできても、威張れるような英語力では到底あり得ないのです。


いろいろな単語をクラスメートが質問に来るそうですが、言葉は知っていても見たことがない単語のことも。
ただ、Phonicsに基づいて単語を考え、書き方を教えるそうです。

ということで、細かい部分はスペルミスがポロポロ。。。
でも、それは先生が後で読んで、何を書きたかったのかわかるので問題ないらしいのです。

いちおう、Phonics的には合っているとしても、細部まで合ってはいない単語を教わって書く。。。(それを覚えてしまうかもしれない!)
う~ん。これって、子供のためになっているのかしら。

ちなみに、先生役ではない他の子に聞いてしまった場合は、私語とみなされ、教室の隅にいる先生に怒られるそうです。

日本人は、いくら一年生とはいえ、適当なことを教わるのには抵抗がありますよね。
あまりにアバウトな教育に とまどってしまった私でした。

 

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