気の強いアメリカ娘たち
もちろん、アメリカの女の子たちにもいろいろな性格の子がいるのですが、驚くのは「どんな時にも、私の言うことが一番正しい!」と信じている女の子たちが多いこと。
半数近くいると、さすがに日本の子たちとの違いを感じずにはいられません。
前にお話した「5+7=7」と言い張る女の子。
なぜ、そんなに確信があるのかはわからないけれど、自分の答えと合わなければ、相手が間違っていると信じて 相手を馬鹿にしてしまう不思議。
勝気な女の子たちは、日常生活でも同じです。
授業中、メイン作業の終わった子たちに、次の作業をやらせようとしても、
「そんなのやらなくていいのよ!」
「私にやらせる必要なんてないわ!」
と譲らず、作業をスキップしてしまう女の子。
みんなで遊園地に行ったときには、メリーゴーランドで
子供「Alice(姉)が乗ってないわ!」
母親「乗ったわよ。大丈夫。」
子供「私が乗ってないって言ってるんだから、乗ってないの!!」
母親「私が乗せたから大丈夫よ。」
子供「乗ってないって言ってるでしょ!」
母親「ふぅ~」
母親が何と言っても聞く耳を持たない女の子。
母親は、いつも ため息で口論を終了。
(ママの性格は決してきつくなく、いつも物腰柔らか)
どの女の子も、後で自分が間違っていたと知っても、無反応なのです。
日本人の子たちは小さくても、自分が間違っていると「相手に悪かった」「どう思われたかな」「恥ずかしい」などの感情が湧くけれど、彼女たちは何も感じないよう。
まぁ、無邪気という点で、表面的に従順な日本人の子供よりも扱いが楽なのかもしれませんが。
そういう我を張る女の子たち。
勝気で積極的であるのに、なぜか学習レベルは低い子が多いので、まだ幼い部分が多いのかもしれません。
彼女たちも、これからの経験を得て、不確定なことは我を張らないように、相手に合わせられるように成長していくのでしょうね。
アメリカ娘たちとの交流に慣れきった うちの娘は、
「今日は、Ellieがおかしなことを言ってたよ。」
「10+10+10は、40よ!だって。
どんなに30だって教えても、違うのはあなたよ!って言い張ってわかろうとしないの。
途中で、DavidもEllieが違うって言ったんだけどね。」
と、これまた何も気にせず笑ってました。
勝気な子の中で育つ子供は、鈍感力を身につけて成長していくようで。
(本当は、気の強い子達を言い負かすぐらいの強さを持ってくれると、安心なのだけど。。。)
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