バイリンガル児の英語力評価面接
また、キンダーからアセスメントの通知がきました。
今度は、二ヶ国語以上を話す子供の英語力を評価する面接です。家庭で英語以外を使用している子供全員が面接対象になります。
つまり、キンダーに入ると全員が学力評価面接を受け、英語以外を家庭で使用する子供は、その他に英語力評価面接も受けるということになります。
娘は、アメリカ生まれのアメリカ育ちですが、家では「ことわざ」も入れて話すくらい完全な日本語(^_^;)なので面接を受ける対象者。今回も、学校が終わった後、先生と二人きりで面接を受けました。面接時間は、30分。これもまた、先生は大変です。
さて、面接の内容についてですが、今回の面接も5才の娘の報告によるものなので、抜けがあるかもしれません。
1. 先生の簡単な指示に従えるか。
「これは時計の絵よ。数字が書いてあるわよね。6のところに丸をつけてくれる?」などの指示に従う。
2. 聞き取った説明の絵を当てる。
a) 数枚の絵を見せられ、質問の内容から絵を選ぶ問題。
「男の子がカレンダーのポケットにカードを入れている絵はどれ?」
「女の子が、みんなに本を読んでいるのは、どの絵?」
「女の子が先生と握手しているのは、どの絵?」
などの質問に答える。
b) 数枚の絵を見せられ、質問の内容から絵を選ぶ問題。
「一人の男の子が、お父さんと公園に行こうとしている絵はどれ?」
「一人の男の子が、もう一人の男の子を呼んでいるのはどれ?」
「二人の男の子が遊びに行くと、公園が閉まっているのは、どの絵?」
「一人の男の子にいい考えが浮かんで、図書館に歩いていくのは、どの絵?」
などの質問に答える。
3. 本の朗読を理解できるか。
ダチョウのお話を聞かされ、内容を理解しているのかのチェック。
「ダチョウは、鳥の一種で、とても長い首をしています。そして、とても大きな卵を産みます。また、ダチョウは とても速く走ることができます。人間も走ることができますが、人間と違うのは走る速度で、人間よりもずっと早く走れます。そのため、敵に襲われると、速く走って逃げることができます。」
というような説明文。
「だちょうが人間と違うのはどういうところ?」「速く走れるところ」
などと質疑応答する。
4. 絵から質問の回答を考え、口頭説明ができるか。
a) 女の子の絵
「この女の子は、何をしているの?」
「アイスクリームを買おうとして、お金を払っているの。」
などと質疑応答する。
b) 男の子の絵
「この男の子は、どうしてアイスクリームを買わなかったの?」
「アイスクリームの金額がわからなかったから買わなかったの。」
「この男の子は、どうしたらいいのかな?」
「ストロベリーアイスクリームはいくらですか、と聞けばいいと思う。」
などと質疑応答する。
5. Rhyme(韻)を理解しているか。
先生が発音する単語と同じ Rhymeの単語を考えて答える。
キンダーに入ったばかりの子供では、アメリカ人の子供でも、こういった面接で3から5の問題にどれだけきちんと答えられるかは疑問です。
そのため、「これは答えられないかも。どうしよう」などとまじめに考える必要はないと思います。特に、Rhymeは、今後、学校で習う内容でもあります。アメリカ生まれのバイリンガル児の英語力はキンダーの頃が最も伸びる、と言われているくらいなので、まだまだこれから。できなければ それだけ気をつけて見ていてもらえる!と楽観的に考えるほうがいいですね。(^_^)
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